3月の全校朝会講話(3/2)
春は、4月は、もうすぐだということを教えてくれます。
今の学年でいられるのもあとわかです。残された時間を、お友だちや先生と大切に使ってください。 大切に使うことについて、四つ葉児童会の柱で伝えます。 一つめ。楽しい学校。 感謝の気持ちをもってください。 今月の生活目標のとおりです。卒業式を迎える六年生に対してはもちろん、自分を支えてくれている大勢の人たちに、気持ちを伝えていきましょう。 それが周りの人たちを明るい気持ちにさせてくれます。 二つめ。きれいな学校。 思いやりは行動で示してください。おそうじも心をこめてがんばってください。 人が喜んでくれると思うことを進んでやってみましょう。 三つめ。あいさつのある学校。 目をみてにこやかにあいさつしてください。また、名前を呼ばれたら「はい」と大きな声で返事をしてください。 四つめ。自慢のある学校。 上所小の自慢は、何と言っても「みなさん」です。学習のようす、生活のようす、習ったことを生かしている姿、学校フォーラムでの提案など、上所小のよさを姿で伝えていきましょう。また、自分のまちがいに気付いたら、すぐに誤ることのできることもすてきですね。 そういうことができることがお友だちや人とのよい付き合い方の基本です。 みなさんのことをいつも応援しています。 文責;校長 遠藤英和 1月全校朝会講話「めあてに夢はあるか」(1/8)
あけましておめでとうございます。
西暦2015年、平成27年がスタートしました。 冬休みは、お正月ということもあり、ゆっくりとお家で過ごすことができたようですね。交通事故やけがなどの報告もありませんから、よい冬休みだったといえますね。 今日から、また学校生活がスタートです。 寒さはこれから厳しくなります。この厳しい冬が終わると、春になります。 厳しい冬をどのように過ごすかで、みなさんの春が変わってきます。 6年生は、3月24日(火曜日)が卒業証書授与式です。「卒業」という晴れ舞台です。6年生のみなさんの周りにいる人たちが祝福します。そして、「これからもかんばって」と応援しています。 1年生から5年生のみなさんは、進級です。進級ですから、進歩して4月を迎えてください。先生方も応援します。 そこで、お話します。 みなさんの今年のめあてには、夢がありますか。 「めあてを立てたよ!」という人もいるでしょう。 「夢はね。 〜 だよ!」と言える人もいるでしょう。 私は今、「あめて」に「夢」はあるかどうかを聞いたのです。 「めあて」と「夢」はちょっと違います。 「3学期は、漢字テストの100点をとり続ける」「3学期は、絶対に「忘れ物」をし ないようにする」などというめあてを立てている人がいるかもしれませんね。 「めあて」は「実現する・かなえる」ことが大切です。 「実現する・かなえる」から「夢」へつながるのです。 今、「夢」へつながると言いましたが、「めあて」の向こうには、「私はこんなふうになりたい」とか「こんなことができるようになりたい」「こういうふうになったらどんなにか楽しいだろうな」という、「夢」が広がります。 「めあて」を立てるとき、その「めあて」の行き着く先を考えて、つまり「夢」を考えておくことがいいと思います。 「夢」は叶えるものだからです。夢を叶えるために、人間は工夫します。苦労します。 その工夫や苦労や、人間としての自分を成長させてくれます。 夢を叶えるために、どんなことをすればいいか。どういう目標をもって取り組めばいいかがはっきりします。 何をどうやってするかが自分で分かると、「学校で学ぶこと」ははっきりします。 例えば、「将来、私は、アナウンサーになりたい」と思っている人がいたとします。 それは「夢」です。叶えるものです。 では、小学生である今、何をどうすればいいか。 「そうだ。日本語をたくさん覚えて、使えるようにならないといけないな」 「漢字だけじゃなくて、そうだ。日本のことわざとか、熟語とか。今年は5年生だから、新しい言葉を500覚えることにしようかな。」これが「めあて」。 「さいしょ、500としていた数字」を達成することによって、あなたの夢は、どんどん近くなります。 みなさんの今年のめあてには、夢がありますか。 がんばりましょう。 文責;校長 遠藤英和 二学期(後期)始業式式辞(10/15)
今日からは二学期(後期)にチャンネルが切り替わります。
今度は、来年の3月23日の終業式の日まで99日間です。 後期は、今月の25日に文化祭、 11月は15日に「学びの上所小」教育研究発表会 28日に上所フェスティバル 冬休みを挟んで 1月は書き初め展、 2月には6年生への感謝の会 3月24日は卒業証書授与式 などが予定されています。 二学期(後期)も、いろいろなことがあります。いろいろな勉強をします。 いろいろな勉強を通して、3月には「がんばったなあ」と言えることが5つ以上あるようにしてください。 人間は、出来るようになることによって成長します。 みなさんも、「やればできる」で終わらせないで、「やったからできたのだ」と言えるようにしてください。チャンネルを切り替えるとはそういうことです。 チャンネルを切り替えることが今日の仕事です。 切り替わった証拠は、みなさんが立てた二学期(後期)のめあてに現れます。みなんがどんな成長をするか、先生方は今日から半年間、しっかり応援します。 二学期(後期)の終わりと共に、6年生は中学生に、1年生は2年生にとそれぞれ進級します。上の学年の人は、下の学年の人たちのお手本となるようにしましょう。学級の思い出づくりもがんばってください。みんなで心を合わせて一つのことを成し遂げることが、よい思い出になります。 これから秋、冬を迎えます。暗くなるのも今以上にはやくなります。自転車運転だけでなく、交通事故や事件に遭わないように気をつけましょう。 みんなで力を合わせて、すばらしい二学期(後期)にしましょう。 文責;校長 遠藤英和 1学期終業式式辞(10/9)
おはようございます。今日で「前期」が終わります。1年間のちょうど半分が終わりました。その前期をふりかえってみます。
4月7日の始業式、4月8日に124人の1年生を迎える入学式を行って以来、2年生以上は104日、1年生は103日学校に通いました。この間、5月に運動会、6月には5年生の胎内自然体験教室、7月には、6年生の佐渡修学旅行、7月25日から8月27日まで夏休み、9月に四つ葉じゃんぼ遠足など、たくさんの学校行事がありました。もちろん、教室での授業をはじめ、学級や学年での行事もありました。 先生方も、私を含7人の先生方が上所小に仲間入りしました。 1年生は、この6ヶ月間で、自分でできるようになったことがたくさんあります。それはたくさん勉強したことが身に付いたからです。1年生のみなさん、立派でした。1年生のみなさん一人ひとりが成長したのです。 2年生から6年生のみなさんも、新しくわかったこと、できるようになったことがあるはずです。 さて、自分のことについて、どんな点が成長したのか、心の中で3つ言えますか。 今、言えない人は、今日の内に考えておいてください。時間は止まってはくれません。 今しなければならないことをきちんとしておくことが、みなさんの未来を決めます。 その「しなければならないこと」をはっきりさせるためにも、ふりかえることは大切です。 前期のみなさんの学校生活をふりかえって、これから取り組んでほしいことを伝えます。これは、(他)人のことではなく、自分のこととして考えてください。 その1 今以上に、友だちへのかかわり方を工夫してください。 私は、いじめや人の道にはずれた行いは許しません。 みなさんは、困っている人、悩みをもっている人を見ると、「助けてあげる」といいます。「助ける」とはどういうことでしょう。相手の気持ちをよく考え、「きっとこんなことをしてほしいと考えているんだよなあ」とか「〜だから、そう思ったんだと思うよ」というふうに考えてあげてください。 そうすると、アドバイスのアイディアが浮かんできます。 また、「自分がされていやなことは決して人にしない」ことも大切です。 友だち思いの上所小学校の子どもになってください。 その2 授業中は、燃えてください!集中してください! 私は、頭のよさはどんどんつくれると思っています。 時々、みなさんの学習のようすを見させて頂きました。 そのとき、みなさんに気付いてほしいことが見つかりました。 それは、「授業を受ける」のではなく、「先生といっしょにつくる」ということです。 教室には、先生とみなさんがいます。どちらがいなくても授業にはなりません。 なぜ、みんなで勉強するかと言うと、「すばらしい友だちの考え」や「すばらしい気持ち」に出会えるからです。いろんな考えを比べたり、仲間分けしたり、選んだりすることを通して、自分が「よりよい自分」になるからです。 そういう学習をすることで「幸せな気分」が味わえるからです。 よく考え、自分の意見をもち、人の考えを聞き取り、それと比べて答えるような、意見のやりとりのある授業が「いい授業」です。 「先生といっしょにつくる」授業には、ルールがあります。 ルールが守れない人は、人に注意を受けます。当然です。 ルールを守ってこそ、「いい授業」になるのです。後期は、各学級で、「学習のやくそく」がどうなっているか確かめて、スタートしてください。また、毎日先生といっしょにチェックしてください。 さて、今日渡される前期の通知表は、先生方からみなさんへのメッセージです。そして、みなさんの頑張った姿をおうちの方へ伝えるものです。通知表に書かれた内容、成果を自分でも点検して、特に不十分な学習内容についてじっくり復習してください。また、 自分の性格や行動について、「どうしたらよいか」自分でも方法を見付けてください。 私は、人間であるからには、生まれてからその命を全うするまでが勉強だと思います。勉強は、みなさんがこれから生きる上で、役に立つものです。そして、役に立てるものです。「自分を幸せにする学習」を続けてください。 「もうだめだ!」と思った瞬間にどう踏ん張れるかで、その人の値打ちと実力が発揮されます。そのときの武器になるのが「勉強」です。 さて、休み明けからの後期がはじまります。後期の学校生活での、みなさんのがんばりを楽しみにしています。お話を終わります。 文責;校長 遠藤 英和 10月の全校朝会講話「心で感じてほしい3つのこと」(10/1)
涼しくなってきました。みなさんも毎日の健康を考えて、楽しい10月にしてください。
今日は、みなさんの心で感じてほしい3つのことをお話しします。 1つめです。 いじめはいけません。許しません! もし、「いじめ」があったときは、先生方全員が解決のために動きます。 いじめを解決することはとても大事なことなのです。なぜなら、いじめは「だれ1人幸せにしない」からです。 もし、今日もどこかで上所小の子どもたちがかかわった「いじめ」が起きているとすれば、かかわった人ばかりでなく、みなさん全員に自分を振り返ってもらいます。先生方も同じです。 いじめがあると、とても心が痛みます。 そして、お家の人も含めて多くの人が、心を痛めます。みなさんは、人の苦しみが見えますか。見ようとしないといけないのです。感じようとしないといけないのです。 強く繰り返します。 いじめは「誰1人幸せにしない行為」です。 私たちは、見逃してはいけません。同じ学級で過ごすお友だちとは、認め合い、支え合ってください。失敗を笑ったり、自分の考えと違っているから、その人を仲間はずれにしたりしてはいけません。これは、みんなで取り組まなければならないことなのです。 2つめです。 言葉づかいが乱れていないかチェックしてください。 最近、みなさんの言葉づかいが気になっています。 その1つが、先生方や友だちに対する言葉づかいです。 とてもほめられた言葉ではない、ていねいでない言葉を耳にしました。私は、その子にその場で注意しました。でも、先生方からも似たような声が寄せられました。 言葉づかいの乱れは、生活の乱れと関係がありますという話をよく聞きます。それはうそではないと、私は思います。 逆に、心のこもったあいさつ、笑顔のあるあいさつをしてくれると、気持ちよくなります。一日を過ごすとき、気持ちよく一日を過ごすか、不愉快に一日を過ごすか、みなさんはどっちがいいですか。私は迷うことなく、気持ちよく一日を過ごしたいです。 そのために、言葉づかいとマナーは守っていきましょう。 これもまた、自分をよりよくする習慣づくりの学習です。 今日から、相手の気持ちをさわやかにできる「言葉づかい」を考えて、実行していきましょう。お礼を言いたい、謝りたい、尋ねたいという素直な気持ちがまず先にあり、その気持ちを言葉で表すことです。 3つめです。 学校生活での学びを大切にしていますね。 みなさんには、心があります。その心でたくさんのことを学んでいます。 学んだことを使うことによって、自分自身を高めることができます。4月からみなさんは、たくさんのお勉強や行事を通して、やり遂げてきました。よくがんばっていますね。 校長先生もうれしくなることがたくさんありました。共通しているのは、そこにみなさんの笑顔があるということです。 笑顔はやはりいいですね。心もあたたかくなります。 今日は、いじめの話や言葉づかいの話をしましたが、多くのみなさんが、学校生活を笑顔で過ごしていることがうれしいです。 みなさん、笑顔は増やしましょうよ。いいですか。 これから、先生たちは、言葉づかい、何気ない行動や表情、物品の取り扱い等を注意して見守り、気になる言葉づかいはその場でしっかりと指導していきます。注意されたら直しましょう。ほめられたら、続けてみてください。 10月の合い言葉にある「なりたい自分」をこの10月で見付けていきましょう。 文責;校長 遠藤 英和 夏休み明け全校朝会講話(8/28)
おはようございます。8月もあと残りわずかになりました。7月24日にみなさんに対して「8月28日には全員元気にここで会いましょう」と言いました。そして、今日は、全員のみなさんの元気な顔を見ることができました。
とてもうれしいです。大きな事故も病気もなく、まだ暑い日は続きますが、先生方、そしてお友達といっしょにお勉強をスタートしてください。 さて、みなさんの夏休みは、たくさんの思い出が詰まっているでしょうね。 家族で過ごしたこと、旅行、運動や文化活動の大会への参加、地域行事、お盆の行事など、それに、突然の雨風があった日など、きっと様々なことがあったでしょうね。 先日の上所夏祭りにも多くのみなさんから参加してもらいました。先生たちも参加させていただきました。とても楽しいお祭りでしたね。 私からも報告があります。 まず、みなさんが、夏休みを過ごしている間に学校のようすが変わりました。 5月から目隠しされていた校舎の壁がお披露目されました。きれいになりました。みなさんから我慢していただいた分、きもちよい校舎で勉強できます。みなさんも気持ちよく使ってください。ご協力ありがとうございました。 また、「新潟市立上所小学校」という看板も取り付けました。 新潟市の陸上競技記録会、水泳記録大会に参加した選手のみなさんの活躍、上所夏祭りでの器楽部のみなさんのすばらしい演奏、みんな見事でした。成果もいっぱいでした。これからもがんばってください。うれしいニュースは、いいものですね。 このほかにも、賞状とかメダルはないけれど、いろいろなことに挑戦した子どもたちがたくさんいたと聞いています。 今日からの学校生活で生まれるホットニュースに期待しています。 ちなみに、不可能の反対の言葉は「挑戦」です。挑戦して初めて、自分の才能に気付くことがあります。だからこそ、すぐにあきらめてはいけないんです。 さて、学校の暦では10月9日(木)までが一学期です。今日から10月9日までの間、学校の大きな行事としては、9月26日にジャンボ遠足があります。みなさんの 四つ葉の心で、りっぱな行事にしてください。これもまた、児童会スローガン「楽しい学校」「じまんのある学校」への「挑戦」です。 そして、9月の生活のめあては「あいさつで みんなを好きになりたいな」ですね。これは児童会スローガン「あいさつのある学校」への「挑戦」です。 挑戦ですから、みんなで心をこめ力を合わせて取り組んでいきましょう。 文責;校長 遠藤英和 夏休み前の全校朝会講話(7/24)
明日から夏休みになります。お休みは8月27日(水)までです。長い休みです。これまで先生方がお話してきたことをしっかり守って、楽しく思い出いっぱいの夏休みにしてください。そして、体をこわしたり事故に遭ったりしないでくださいね。人にも迷惑をかけないでください。勉強もしっかり続けてください。
しばらくの間、学校から離れ、おうちにいることも多くなるだろうと思います。家族の一員としてのお手伝いだけでなく、家族に喜んでもらえることを進んで見つけ実行しましょう。 よい夏休みにするために、上所小「夏休みの約束」をきちんと果たしてください。 「きまりよい生活 健康な生活 安全な生活」のために大切です。 よろしくお願いします。 また、この夏休みの間に、新潟市の陸上競技大会や水泳競技大会に参加する選手の人、所属するスポーツチームの試合に参加する人、そのほか趣味や習い事を生かした活動に取りくむ人、先生方から教えていただいたコンクールなどに応募しようと作品作りに取り組む人が いると思います。どうかチェレンジ精神をもってやり抜いてください。 さて、4月のはじめから今日このときまで、全校のみなさんが毎日、それぞれの学級の先生方と楽しそうにお勉強しているところを見てきました。よいイディアを出し、それを説明しようとしている人がたくさんいたので、私はとてもうれしくなりました。この姿こそ、期待していた姿です。みなさんのそういう姿勢があれば、夏休み明けもきっとすばらしい毎日、楽しいことのたくさんある毎日になると思います。 また、玄関の靴箱、グラウンド出入口の下駄箱の靴の入れ方をこれからも気を付けてほしいと思います。そして、「あいさつのある学校」「じまんのある学校」「きれいな学校」「楽しい学校」の4つの柱を大切にしてほしいと思います。 4月から本当によくがんばりました。えらいですよ。それでは、8月28日には、また、みんなで元気にあいさつを交わしましょう。 文責;校長 遠藤 英和 学びの上所小学校では記憶のアップを図る勉強方法を工夫しています
おはようございます。運動会、よくがんばりましたね。疲れはとれましたか。カレンダーは6月になりました。運動会でたくさんのことを学んだように、6月もたくさんの学習をしてください。また、雨の多い季節になりますが、四つ葉児童会のスローガン「あいさつのある・楽しい・きれいな・じまんのある学校」にするために、湿気を吹き飛ばしてください。爽やかに過ごすには、実はお掃除が一番です。
さて、私たちは、学習活動を通していろいろなことを記憶します。記憶には個人差があります。しかし、記憶は努力次第でかなり高めることができます。 今日のお話は1.2年生には少し難しいかもしれませんが、聞いてくださいね。 ◆事例1 試しに次の数字を暗記してみましょう。 149162536496481 この数字を丸暗記しようとするととても大変です。私は丸暗記によって一ヵ月後にこの数字を正確に想い起こす自信はありません。しかし、別の方法によって暗記すれば、1年後でも正確に書き出すことができます。実は、この数字は、1×1、2×2、3×3、4×4、5×5、6×6、7×7、8×8、9×9という規則で成り立っています。この規則を理解すれば、この数をいつでも書き出すことができます。この方法のポイントは「知識」(正確には既有の知識)を利用することです。 実際、この方法は、かけ算などの数学の知識を使って、暗記する方法です。 ◆事例2 次に〔課題1〕と〔課題2〕を見てください。 〔課題1〕と〔課題2〕は、「兄は足が痛い」などの事実にその理由が記されているか否かにおいて異なっています。例えば、〔課題1〕には、「兄は足が痛い」と事実だけが記されていますが、〔課題2〕には、兄は足が痛い(100M走で膝をすりむいたから)と事実と理由が記されています。 〔課題1〕 ・中学生の兄は足が痛い ・幼稚園の妹は歯が痛い ・小学生の私はのどが痛い ・母は体がだるい ・父は腰が痛い 〔課題2〕 ・兄の運動会に家族で行きました。運動会を終えたその日、家族についての話です。 ・中学生の兄は足が痛い(100M走の時、ひざをすりむいたから) ・幼稚園の妹は歯が痛い(お菓子を食べ過ぎたから) ・小学生の私はのどが痛い(大声で応援したから) ・母は体がだるい(朝早起きをして弁当を作ったから) ・父は腰が痛い(綱引きでがんばり過ぎたから) そこで、「事実だけが記された文」と、「事実とその理由が記された文」ではどちらが記憶しやすいのでしょうか。 実際に、〔課題1〕を40名のグループAに読ませ、〔課題2〕を別の40名のグループBに読ませます。そして1週間後に80名をテストし、グループAの平均点とグループBの平均点を比較します。 すると、結果は、グループB――事実と理由が記されている課題を読んだグループ――の成績が格段に高くなります。事例2からわかることは、「理由」と一緒に覚えることによって覚えやすくなる(記憶が促進される)ということです。 ◆2つの事例からわかること 事例1と事例2から次のようなことが分かります。 ・規則がわかると覚えやすくなる(事例1) ・「理由があると(わかると)覚えやすくなる(事例2) ◆おわりに 規則や理由がわからないまま暗記することを「丸暗記」と言います。事例1で見たように丸暗記には苦しいものがあります。 そこで、何かを覚えようとするときには、そこに規則がないか調べてみて、できるだけ規則を使って覚えることが有効です。また、できるだけ「理由」を考え、「理由」と一緒に覚えるということが有効です。 記憶を高める効果的な勉強方法を提案します。今日から心がけてください。 ・丸暗記よりも「わかる」を心がけましょう ・きまりや理由が言えなければ、自分の「わかる」は不十分と考えましょう ・きまりを利用して覚えましょう ・理由と一緒に覚えましょう お話は以上です。1.2年生もお勉強したことをしっかりと覚えて、忘れない工夫をしてみましょうね。6月の教室のようすを楽しみにしています。 文責;校長 遠藤英和 平成26年度大運動会開会のあいさつ(5/31)
おはようございます。今日もこのグラウンドはあつくなりそうです。
5月に入ってから校舎一杯に、みなさんの歌う応援歌が響き渡っていました。みなさんが歌う応援歌は、上所小の毎日の学校生活に、このあつさに負けない活気を与えてくれました。そして、みなさんの団結力も一層高まりました。運動会前、きのうの児童集会・プレ応援合戦の取組も見事でした。 5年生6年生のみなさん。そして、応援団のみなさん。30分休みや昼休みのみなさんの運動会練習と運営の仕事にがんばって取り組んでいる姿はとても立派でした。今日も応援団を含め14の係に分かれて運動会を支えてくれます。本当にありがとう。 そして、4年生の応援の声は、全校で一番大きいものでした。初めての全員リレーへの取組で集団行動の力も付きました。 3年生は、初めての80m走に挑戦しました。カーブの走り方を学びました。綱引きの練習でも足並みを揃えた集団行動ができるようになりました。 2年生は玉入れで1年生のお手本を示しました。今日もハッスルプレーをお願いします。 1年生は、6年生にたくさんのことを教わりました。その教わったことを今日はお家の人や6年生に見せてあげましょう。 全校のみなさん一人一人が、今日までがんばってきたことを生かして、そして今日の運動会を通して、たくさんの勉強をしてくれることを願っています。 そして、今、皆さんの周りには、たくさんのおうちの方々、地域の方々が見に来てくださっています。みなさんは、この中で運動会ができます。 皆さん。練習してきた、その出来栄えをしっかり見ていただきましょう。 そこで、皆さんにお願いです。大切にしてほしいお願いです。 それは、転んでも、おそくなっても最後まであきらめずに競技を続けてください、ということです。最後まであきらめず続けることが、みなさん自身が、自分の心でつかむ「優勝」です。 最後になりましたが、PTA会長 豊田信一郎 様 をはじめ御来賓の皆様、保護者・地域の皆様には、早朝からおいでいただき誠にありがとうございます。そして、本日を迎えるに当たり、保護者の皆様から、グラウンドまわりの整備と、側溝の清掃等にご支援をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今日は、子どもたちの活躍と成長の様子をじっくりとご覧ください。そして、大きなご声援をお願いいたします。 お話を終わります。 文責;校長 遠藤英和 徽章ができました(5/16)
校長遠藤からの提案を受け,本校の徽章(きしょう)を作ることとなり,このたび納品されました。
政令市新潟における本校の使命は,学習指導研究や生徒指導対応における提案性と話題性にあると考えています。 徽章は,本校の提案発信使命の象徴。新たな校歴の始まりです。 また,本校の教育活動は,教職員による質の高い教育活動を,創意工夫をもって生み出し,日常の反省をもとに,より良い成果につなげていると判断しております。 徽章は,本校職員としての誇りの有形化でもあります。 着用の義務はありませんが,校外での職務,学校行事,研究会開催等には,身に付けることを推奨しています。 文責;校長 遠藤 英和 コメント (1)他者が自分を映し出す(5/16)
入学したての1年生を6年生が喜々としてとしてお世話している姿には,心を打たれます。
中には,自身が所属する6年生の学級の中では,そんなに目立つ方ではない子どもが,1年生の前では堂々と話す姿に出会うことがあります。 何が6年生の子どもたちを変えるのでしょうか。 自分よりも幼い者,弱い者に対する心遣いでしょうか。 上級生としての自負でしょうか。 6年生の心には,1年生という相手が存在しています。 そして,実によく1年生を見ています。 自分たちがどうすることで1年生が喜ぶかをひたすら考えています。 わたしは,「心を育てる」確かなヒントがここにあると思っています。 それは,「相手意識」がいつの間にか「当事者意識」になっていることです。 他者(1年生)が,自分を映し出しているのです。 わたしたち上所小児童の「心を育てる」指導においては,この相手意識を当事者意識に替えていく工夫こそ,学び方の醍醐味ではないかと感じています。 文責;校長 遠藤英和 H26第1学期始業式講話「心がけてほしいこと」(4/7)
おはようございます。
今日から学校は新しい1年が始まります。皆さん一人一人が,一つずつ学年が上に上がりました。これを「進級」と言います。上所小学校のお兄さん,お姉さんになったわけです。2年生も明日からは1年生が来ますから,そのお兄さん,お姉さんになります。進級した学年で、新しい気分でいることと思います。この新しい気分を忘れずに、この一年間を夢いっぱいのカレンダーにしましょう。 今、みなさんのようすを見ていると、新しい春を迎えて、何かに取り組んでみようとする気持ちが伝わってきます。私はとてもうれしく思います。 そこで、みなさんにお願いがあります。お願いは3つ。みなさんがもっとすてきになるためのお願いです。 一つ。学校はお勉強をするところです。どうせ勉強するのなら「分かった」「できた」という喜びを味わうまでがんばってみてください。すると、あなたはすてきになります。 二つ。お勉強をするときに「聞き上手」になってください。今、私はみなさんに話をしています。みなさんは聞いています。今、みなさんは聞き上手になる番です。耳を傾け、私が言っていることをしっかり聞いてください。授業も同じです。話をするとき・自分の意見を言うときと、話を聞くときの区別を付けてください。 こうすると、あなたもあなたのまわりの友だちも変わります。授業が楽しくなります。人の話を聞いてくれるからお友だちとも仲良くなれます。 三つ。勉強したことは使ってください。試してください。使ったり試したりすることによって、勉強したことがより身に付きます。すると、あなたはよりたくましくなれます。 この3つがお願いです。この3つを通して、今の自分をすてきな自分に変えるのです。そうすると、学校へくるのが楽しくなりますよ。 上所小学校は教育目標にある「学び取る子,助け合う子,鍛える子」を育てるところです。それでは、そういうすてきな子どもになれるよう、みなさんと一緒に生活し、みなさんのことをすてきに変えるお手伝いを一生懸命してくださいます担任の先生を紹介いたします。 (担任紹介は略) みんなまとめて、上所小学校オールスターです。よろしくお願いします。そして、ここにいるみなさんもみんなまとめて上所劇団です。劇団ですから、スターばかりではありません。大道具さんも小道具さんもいます。プロデユーサーもいます。照明係もいます。大切なことは、みんなで創るということです。私は、この「みんなで創る」を大切にしていきたいと考えています。困ったときもうれしいときも、みんな一緒です。 どうぞよろしくお願いします。 そして、すばらしい4月の、すばらしいスタートにしましょう。 お話を終わります。 文責;校長 遠藤 英和 |
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