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8/5 次期学習指導要領審議のまとめ案

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 8月2日の中日新聞朝刊に、「英語、小5から教科化」という文字が大きく掲載されていました。新学習指導要領案のことです。
 小学校外国語活動を3,4年生から週1コマ実施し、5,6年生は週2コマの実施に変更すること。アクティブ・ラーニングの実施など、小中学校に関わる内容の変更も掲載されていました。
 これを受け、3日の中日春秋に次の記事が掲載されていました。引用します。

(引用)
 日本語は、大幅な累積赤字になっている。そんな指摘をしているのは、『日本語 語感の辞典』などを著した国語学者の中村明・早稲田大名誉教授だ。

 明治の昔は、欧米の文明や文化をわが血肉とするため、かみしめかみしめ翻訳し、取り入れてきた。しかし今や、日本語に訳そうともしないから、カタカナの外来語が氾濫する。

 「立ち止まって日本語でどう言うか考えることもなく、格好を付けるためのアクセサリーのように英語の言葉を使う。輸出する言葉はごく少なく、輸入ばかり。だから、日本語の累積赤字なのです」と、中村さんは語る。

 そういう国語の危機を、どう考えているのか。今後の学校教育のありようを議論する中央教育審議会の特別部会は国語教育について、「我が国の伝統や文化が育んできた言語文化を理解し継承して生かす能力を育成する」ことを重んじるという。

 まことに結構なことだが、それを進める教育現場に新たに取り入れようというのが、「アクティブ・ラーニング」なる手法。日本の言語文化の大切さを語るその口で、平気でカタカナ語を使う神経が分からぬ。

 アクティブ・ラーニングとは、生徒らが話し合いを通じて主体的な学びを目指すことらしいが、子どもたちにも伝わる日本語を探す努力はしたのか。小学校での英語教育を強化する前に必要なのは、中教審の国語力の強化だろう。
(引用終わり)

 なかなか手厳しい批判ではないでしょうか。
 日本語について、もう一度考えてみたいですね。
(画像は、中日新聞より)
 
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