最新更新日:2024/06/07
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10/3 ノーベル賞受賞

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 今日の夕方、うれしいニュースが飛び込んできました。
 本当は、今朝の中日新聞朝刊に出ていた鳥獣戯画の話を書こうと思いましたが、せっかくですので、ノーベル賞の受賞について書きます。

 今回受賞したのは、東京工業大栄誉教授の大隅良典氏(71)です。部門は、ノーベル医学生理学賞です。これで日本のノーベル賞受賞は、14年に物理学賞を受賞した赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏の3氏と15年の大村智氏(医学生理学賞)と梶田隆章氏(物理学賞)に続き3年連続の快挙となりました。すばらしいですね。
 ただ、研究内容については、難しいので、毎日新聞記事から引用します。

(引用)
 大隅氏は生物が細胞内でたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる現象を分子レベルで解明。この働きに不可欠な遺伝子を酵母で特定し、生命活動を支える最も基本的な仕組みを明らかにした。近年、オートファジーがヒトのがんや老化の抑制にも関係していることが判明しており、疾患の原因解明や治療などの医学的な研究につなげた功績が高く評価された。
 生物は飢餓状態になると、自らの細胞を作り替えたり休眠状態になったりして乗り切ろうとする。このことは、哺乳類の冬眠や、粘菌がアメーバ状態から胞子を形成することなどを通じて古くから知られていた。細胞の内部で自らのたんぱく質を分解する仕組みがあることは1960年代に、ベルギーのドデューブ(74年ノーベル医学生理学賞)がマウスの臓器で見つけ、オートファジーと名付けていたが、分子レベルでは未解明のままだった。
 大隅氏は93年、飢餓状態にしてもオートファジーを起こさない酵母を14種類見つけ、正常な酵母と比較することで、オートファジーを起こす遺伝子を突き止めた。この遺伝子は酵母以外の動植物の細胞でも相次いで見つかり、この分野の研究は大きく進展した。
 オートファジーは酵母のような単細胞生物からヒトなどの高等生物に至るまで共通して持っており、生物が生き延びるための基本戦略となっている。近年はパーキンソン病やアルツハイマー病などに共通する、神経細胞での異常なたんぱく質の蓄積を防ぐ働きをしていることが分かってきたほか、がん細胞の増加や老化の抑制にも関与していると考えられている。
(引用終わり)

 大隅氏の研究により、現在の病気であるがんやアルツハイマー病などに効果がある薬が開発されるかもしれません。日本のすばらしい頭脳がまた快挙を成し遂げました。おめでとうございます。
(写真は、中日新聞より)
 
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