いびつな『アリガトウ』
へたくそな『アリガトウ』

新聞発表であったとおり、富貴中でお世話になったたくさんの先生方とあと１日でお別れです。
しかし、去られる先生方とのご縁はまだまだ続くと信じています。

いびつで、
へたくそだけど、
たっくさん、たっくさんの...

『アリガトウ』

今日の給食は
ごはん
牛乳
筑前煮
けんちんしのだのみそかけ
うめぼし
でした。

　今朝、知多半島は濃い霧に覆われました。早朝の職員室では、「部活動の練習もボールがよく見えない」などの会話も聞かれました。左は、校舎から見る普段の運動場風景、右は今朝の風景です。

　“霧”が発生する気象条件は何か、“雲”と“霧”の違いは何か……、年間に１００日も発生する霧の町はどこか、社会科や理科の時間に語ってみたくなりました。

　日常のふとしたできごとに目を向け、疑問を感じることができる、そんな生徒に育ってほしいと思います。

　３月４日、卒業式が行われ、１４７人の卒業生が富貴中学校から巣立っていきました。

　９時３０分、卒業生入場に引き続き、卒業証書の授与です。一人一人の名が呼ばれるたびに、ある生徒は誇り高く、ある生徒は未来に向い、またある生徒は、育ててくださった家族に感謝の気持ちを込めるように、大きな声の返事が会場に響きます。西尾校長が一人ずつ声をかけながら卒業証書が渡されます。

　授与が終わると西尾校長が、「富貴中学校は私たちにとって自慢の学校学校です。これからも“はつらつさ”をもってさらに輝いてくれることを願っています。」と式辞を述べました。

　教育委員会告示に引き続き、来賓の方々が祝辞を述べてくだいました。在校生代表が「富貴中学校の卒業生であることに誇りをもち、胸をはって前に進んでいってくださることを願っています。」と送辞を述べました。

　卒業生代表は、合唱祭で歌った「手紙」の歌詞を引用し、「拝啓、大人になった自分へ。不安になることも、泣きたくなることもあるけれど、富貴中学校での思い出が自分を強くしてくれます。だから心配しないで未来で待っていてほしい。１５才の僕たちは幸せです。」と答え、厳粛な雰囲気の中で式が続きました。

　式典もいよいよクライマックス。卒業生が「仰げば尊し」を歌い、在校生が「蛍の光」の合唱を卒業生に贈ります。それに応えるように合唱する卒業生の「旅立ちの日に」は、体育館がふるえるようなみごとな歌声です。

　最後に職員も加わり、富貴中学校校歌を斉唱。このメンバーで歌う最後の校歌です。卒業生も保護者のみなさんも職員も、涙、涙の感動の式典が幕を閉じました。

　式典後は、各教室で担任からはなむけの言葉が贈られ、いよいよ見送り式です。暖かな春の日ざしがいっぱい降りそそぎ、卒業生をいっそう輝かせています。

　生徒会長のもつ校旗を先頭に、在校生に別れを告げながら懐かしの校舎を後にします。校門には家の方はもちろん、保育園児たちも拍手を送ってくれ、給食センターでも職員が整列して旅立ちを見守ってくれています。多くの人たちに支えられて成長してきたことを忘れないでほしいと思います。

　卒業生のみなさんの未来が幸多きことを心から祈っています