ひとり言

 春休みですね。高井小の児童のみなさん、元気に生活していますか。保護者の皆様、お元気ですか。

 高井小の児童のみなさん。安心・安全に気を付けて、有意義な休みを過ごしてくださいね。たくさん充電して、パワーを蓄えて元気に新年度を迎えてほしいと願っています。

〜高井小の児童のみなさんへ〜

【来年度もいろいろなことにチャレンジしていきましょう!】

 チャレンジと言えば、校長先生はずっと昔に、テレビで見たある場面がずっと頭に残っています。それはこんな場面です。

 ある高校の学校祭で、『人間イス』のギネス記憶に挑戦しました。イベントの中心は学校祭の実行委員の生徒たちでした。
 当日、校庭でそのイベントが始まりました。全校生徒が参加してもギネス記録には全然足りないので、見学に来てくれた人にも呼びかけて、ギネス記録をつくろうと実行委員の生徒たちは考えていました。

 朝礼台の上に立った実行委員長が、生徒や見学に来た人たちに向かって、マイクで人間イスへの参加を呼びかけます。その呼びかけに応じて、生徒はもちろん見学に来た人たちもどんどん集まって来ます。でも、なかなかギネス記録に迫るほどの長い列になっていかないのです。実行委員長は朝礼台に立って、何度も何度も必死に呼びかけます。最後の頃は、もう泣きそうな声で『ぜひ、協力してください』と絶叫しています。

 そんな中、ついに時間が来てしまいます。結果はどうなったでしょうか。

 結果は見事にギネス記録達成・・・とは、ならなかったのです。実は、当時のギネス記録にほんの少し足らなかったんですね。

 その結果が発表されたとき、実行委員長はマイクを握りしめ、朝礼台の上で泣きながら、参加してくれた人たちにお礼を言っていました。
 そのシーンの後、カメラがどんどん引いていって周りが映し出された時に、校長先生はとても驚きました。

 なぜかと言うと、校庭のまわりの土手の上に、人間イスに参加した人数よりもはるかにたくさんの人たちが、ただ立って、このイベントを見下ろしていたからです。

 
 校長先生はこのような場面に出合ったら、進んで土手を下りる人でありたいなと思います。それが結局は自分が一番納得する道だからです。
 毎日の生活の中では、やるかやらないか、どちらかを選ぶ場面というのがたくさんあります。
 そんな時に、みなさんもこのお話を思い出して、やる方を選んでみてはどうでしょうか。
 見ていないで行動することで、違ったものが見えてきて、違った生活が始まると思います。

 それが、みなさんの可能性を広げていくことにつながるのではないでしょうか。
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