高井小の児童のみなさんへ
〜来年度も一緒にもっともっと素敵な高井小学校にしていきましょう!〜
【心のとびらを開く】 みなさんは心にとびらがあることを知っていますか。 どんな人にも心に『とびら』があるのですよ。しかも、その『とびら』には、『とって』がついていないのです。外から開けようとしても、絶対に開かないとびらなんです。だから、一度閉ざされると、外からどんな強い力で開けようとしても開かないのです。たたいても怒鳴っても絶対にダメなのです。 人はどんな時、固く心のとびらを閉ざしてしまうのでしょうか。 それはお友達からいじめられたり、仲間はずれにされたりして、人が信じられなくなったときではないでしょうか。 では、どうしたら心のとびらは開くのでしょうか。実は心のとびらは内側から開くようになっているのです。心のとびらが内側から開く様子は、ちょうどお日さまの暖かさに花が咲くのに似ています。 心のとびらを閉ざしてしまったお友達には、お日さまの暖かさが必要なのです。 では、お日さまの暖かさってなんでしょう。 そう言えば、みなさんはイソップ物語の『北風と太陽』のお話を知っていますね。「北風と太陽が話をしています。『下を歩いている少年のマントをどっちが脱がせることができるか競い合おう』。どちらも自信満々です。 はじめに北風が試みます。北風は強風を巻き起こし、マントをはぎ取ろうとします。しかし、少年はマントをしっかり押さえてはなしません。 次に太陽が暖かい日差しを少年に注ぎます。少年はポカポカ暖かくなってきたのでマントを脱ぎ、太陽が勝った」というお話です。 人の心のとびらを開くのは、このお話に似ています。お日さまのような暖かさとはお友達の思いやり、やさしい言葉ではないでしょうか。 心のとびらを閉じたままでは、お友達もできませんし、楽しい生活も送れません。決して幸せにはなれないと思います。 あなたの心はあなただけの宝物ですが、それはお友達や先生、お父さん、お母さんの温かい心ややさしい言葉に触れたとき、はじめてとびらが開き、宝物のように輝くのです。 太陽のような「やさしさのシャワーがふりそそぐ学校」。そして、「高井小学校のすべての児童と教職員が『おはようからさようならまで安心して生活できる学校』」。それが校長生が理想とする学校です。 そんな学校をこれからも一緒に作っていきましょう。 ※有意義な春休みを過ごしてくださいね! |
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