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最新更新日:2021/03/25 |
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児童作文コンクールで入選 続出!!![]() 該当児童は次の通りです。 ○ いわき市児童作文コンクール ・特 選 2年 馬蜂 洸紀 「かぶと虫をそだてたよ」 ・準特選 1年 伊藤 珠弓 「わたしのおとうさん」 ・準特選 4年 太 雅 「オーディション」 ○ 福島県児童作文コンクール ・佳 作 2年 馬蜂 洸紀 「かぶと虫をそだてたよ」 盲導犬とTさん夫婦との出会い〜感動のお話です!〜(長文)![]() 「Tさんは大人になるまで目も見えて、なに不自由のない生活を送っていました。 それがあるとき、急に目の容態が悪化し、ほとんど視力を失ったのです。 はじめ、突然の暗闇の世界に大変な戸惑いもあったTさんでしたが、時間が経つうちに、元気を奮い立たせ、外にも気持ちが向くようになりました。 視力がない中、まず外を出歩くために一番最初に思い立ったのが「杖」をついて歩くということでした。視力を失う前に、外で杖をつきながら坦々と歩く方の姿が思い浮かんだからです。 しかし、実際に自分で杖を使って歩こうとした瞬間、まるで崖の下に突き落とされたようなショックを受けたそうです。杖をついて歩けばすぐに歩けると勘違いしていたからでした。それからというもの、Tさんは家にこもりがちになり挫折と苦悩の中、家の中で悶々と過ごし、しまいには膝の関節も痛み出して腫れがひけない状態になってしまいました。 Tさんの落ち込んでる様子を見るに見かねた奥さんがある日、Tさんに「盲導犬」の話を持ち出しました。盲導犬斡旋所を見学してみないか、と誘ったのです。奥さんの考えをすぐに察知したTさんは、動物のお世話になどなりたくないと猛反発しました。しかし、Tさんの猛反発にもめげず、何度も何度もTさんに盲導犬の話を言って聞かせた奥さんの熱意に負け、しかたなく盲導犬斡旋所に奥さんと共に出かけたのでした。 盲導犬斡旋所につくと、何頭かの訓練された盲導犬がいました。ふつう、目が不自由な人をすぐ察知するとそっと近づいてくる盲導犬が多いのですが、Tさんの場合はそうでありませんでした。盲導犬のうちの1頭(キャル)がTさんが気がかりなのか、じっと見ていましたが、近寄ってくる気配はまったくありません。 Tさんは心の中で『やっぱり自分は盲導犬にはなじまないんだ』と半ばあきらめの心境で、前に痛めた膝関節の包帯を巻き直そうとした瞬間、なんと盲導犬キャルがTさんに近づいてきたではありませんか。そして、近づくやいなや、包帯をはずした膝関節をペロペロとなめ出したのです。Tさんはびっくり。痛んだ膝関節を何度も何度もなめてくれるキャルを見てTさんはとても複雑な気持ちになったそうです。 盲導犬斡旋所の職員の話によると、盲導犬はがんばって歩こうという気持ちにならない人間には近づこうとしない習性があるのだそうです。 キャルは最初に近づこうとしなかったのは、Tさんの心の弱さを察したからであり、痛めた膝関節をなめてくれたのは『勇気を出してぼくと一緒に歩こうよ。』と励ましてくれことを実感したTさんは、とてつもなく涙が流れて止まらなかったそうです。 それから約15年もの間、キャルは自分の命の炎が消えるまで、Tさんの盲導犬として、ひとときも離れずに立派にその役割を果たし、死んでしまったそうです。 そのキャルの遺志を引き継いだのが、上の写真に写っている「エバ」くんだそうです。 現在、ペットとして犬を飼っている家庭で、世話をすることができなくなった理由から、保健所に連れて行かれる件数が増加しているのが現状です。 盲導犬とTさんとの出会いの感動のお話を聞いた後、自分自身とても複雑な気持ちになりました。
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