最新更新日:2021/03/25
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5年生 読書感想文発表〜全校放送による発表〜

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 本校国語部では毎年、作文や読書感想文コンクールにおいて、放送による「作文発表」を計画しています。第1回目は2/26の朝。5年生の山崎 優香さんの読書感想文の発表でした。本の内容と自分の家族と照らし合わせながら、その大切さについて切々と書かれた感想文です。以下、全文ですので、ぜひ読んでみてください。

 「ぼくとテスの秘密の七日間」を読んで  5年 山崎 優香

『「家族とは何だろうか」これが、私がこの本を読んで最初に感じたことでした。一緒に暮らしていれば家族なのでしょうか。離れて暮らすことになったら、家族じゃなくなるのでしょうか。では、もし私が死んでしまったら、家族じゃなくなるのでしょうか。こんな疑問が浮かんだとき、私は去年の出来事を思い出しました。
 去年、私が生まれたときからずっと飼っていた犬が死にました。私にとって兄弟のような存在だったので、このとき私は、本当に心に穴があいてしまったように悲しみました。それまで、ニュースや本で「死」ということについて考える機会があっても、どこか遠くの出来事のように感じていました。でも、このとき初めて「死」というものを身近に感じて恐ろしくなりました。でも、不思議なことに時間が経つと恐怖や悲しみを忘れたわけではないのに、私の心は落ち着いていきました。
 この本の主人公サミュエルは、ヘンドリックおじいさんが飼っていた鳥の死をきっかけに「これからは悲しことに慣れていかなければならないんだ」と考えていました。人も動物も生まれてきたら、いつかは必ず死んでしまいます。私にも、これからたくさん悲しい出来事が起こるでしょう。でも私は、悲しみに慣れて気持ちが薄れていくことの方が、とても悲しいことだと思いました。
 家族とは何だろうと聞かれたら、私はとても大切な存在だと答えます。でも最近、お父さんとうまく話すことができません。それは、お父さんをきらいなわけでもないのに、自分の気持ちや言いたいことが分かってもらえないと感じることが多いからです。サミュエルが孤独を感じていたのも、、きっと私と同じなのではないかと思います。私は、孤独とは一人ぼっちになってしまうことだとは思いません。それよりも、たくさんの人と一緒にいるのに、自分の気持ちが分かってもらえなかったり、自分に気づいてもらえなかったりすることの方が、さみしくて孤独を感じてしまうのだと、私は思います。だから、これからは自分を分かってもらえるように、気持ちを伝えたり考えを話したりできるようになりたいと思います。
 私は、自分の考えを言葉にすることが苦手で、思いが伝わらなくて勝手に孤独を感じていました。でも、家族について考えたとき、私の気持ちを聞こうとしてくれたことを思い出しました。それは、私を大切に思う気持ちからなのだと思います。たとえ遠くに離れたとしても、それはきっと変わりません。家族とは、お互いを思いやる気持ちを持つことでつながっているのだと思います。
 この本を読んで、私は一人じゃないことに気がつきました。自分を大切にしてくれる家族がいること、自分が相手を思いやる気持ちを持つことで誰かとつながりを持てることが分かりました。こんなすばらしいことを、この本は私に教えてくれたのです。』
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