最新更新日:2021/03/25
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本気・感謝・笑顔を大切に「心で満点」を目指しましょう

4年生佐藤 壱蕗くん 市読書感想文コンクールで見事特選!!

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 市読書感想文コンクールにおいて、本校4年生の佐藤 壱蕗(いぶき)くんが見事「特選」を受賞しました。ある一冊の本から環境問題を意識し、今自分ができることを見つけ、アクションを起こそうと思いながらもできない心の葛藤の中で、再度環境を見つめ直し考え直すという思考のプロセスが如実に表現された感想文です。
 以下、感想文を掲載します。

 『ゾウの森とポテトチップス』を読んで    4年1組 佐藤 壱蕗

「ぼくは、ポテトチップスが大好きです。この本の題名を見た時、ゾウもポテトチップスが好きなのかなと思いました。
 だけど、それは全くちがっていました。ぼくの大好きなポテトチップスが熱帯雨林に住むゾウたちを苦しめていたなんて全然知らず、この本を読んでとてもおどろきました。
 一番心に残ったのは、たくさんの緑ゆたかにみえた熱帯雨林の森が、実はゾウにとっての緑ゆたかな森ではなかったところです。
 熱帯雨林には、たくさんの緑があります。それは、ゾウにとって生きるために必要な緑です。だけど、その緑ゆたかな森は、今ではあまりありません。どうしてでしょう。
 ぼくが大好きなポテトチップスを作るには、油が必要です。その油のもととなるアブラヤシを植えるため、ゾウの住む緑ゆたかな森を小さくしてアブラヤシを植えていました。僕はそれを知りとても悲しい気持ちになりました。
 ぼくは、毎日おふろに入ります。顔をあらい頭や顔もあらいます。絵もかくし、お母さんはお化しょうもします。そんなぼくにとって当たり前の毎日の中にある石けんやシャンプー、絵の具やお母さんの化しょうにもアブラヤシから取れるパーム油という油が欠かせないという事も初めて知りました。そして、僕の周りには便利な物であふれていることもあらためて気づきました。おなかが空いたらすぐハンバーガーが食べられます。手が汚れたらすぐ石けんであらう事もできます。こんな便利な毎日を過ごせているのも、ゾウの大切な森を小さくしてたくさんのアブラヤシを植えていたからです。
 もし、ぼくがゾウの立場だったとしたら、とてもいやな気持ちになると思います。おなかを空かせているのに食べる物も少なく、食べ物を見つけるため、赤ちゃんゾウを連れてあぶない川を泳いで渡るなんていやです。おなかが空いていたら力なんて出ません。でもゾウたちは、そんな毎日を過ごしているのです。ゾウとってこんな生活は当たり前なんかではありません。
 こんなつらい思いをしているゾウたちにぼくはいったい何をしてあげられるのだろう。
ぼくがポテトチップスを食べなければ、ゾウは前のように緑ゆたかな森でくらせるのかな。それならもう食べません。でも、ぼくだけがそうするだけでは、かい決できないような気がします。それならどうすればよいのか。
 ぼくは、この本を読んで「知る」という一歩をふみ出しました。ぼくにとっての二歩目はどんな事だろう。正直にいうと、ぼくはまだ二歩目をふみ出せずにいます。
 ゾウが、ぼくたち人間のぎせいになっている事を知りました。そんなゾウたちを助けてあげたいという気持ちもたくさんわいてます。なのに、二歩目をどうふみ出せばよいのか、うまく思いうかべずにいます。これから、ぼくの二歩目をしっかり探していきたいと思います。
 

本校校舎正面に「思いやり あなたに」

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 私が、本校へ赴任した4月からこれまで疑問に思っていたことがあります。校庭に出て、校舎全体を見るとすぐ目にとびこんでくる、大きな文字で書かれたスローガン。「思いやり あなたに」と書いてあります。縦横それぞれ約1メートルはある金属板8枚にそれぞれ一文字ずつ書かれてあるこのスローガン。いったいいつごろに掲示された物だろうと校長の立場でありながら最近までまったくわかりませんでした。
 一方、校舎の中に目をやると特に各教室の出入り口、階段踊り場の掲示板、電気のスイッチ付近、防火扉等至る所に、上の写真のようにカラーシールで同じ内容の言葉が貼られているのです。目的や掲示された時期など、先生方に聞いてもはっきりしたことはわかりません。

 そんなある日、本校ホームページを日頃から見てくださる他校の教員から電話があったのです。10月10日、集団登校中にぐずる低学年生をなだめる高学年児童の思いやりの話を、校舎に掲示された「思いやり あなたに」のスローガンを引き合いに出してホームページにアップした記事を読んでの感想の電話でした。
 話を聞いてみると、次のような内容でした。
 ○ 平成10年度、本校が文部科学省から指定され「人権教育」の実践公開をするようになったこと
 ○ 実践公開する前に、人権にかかわる共通スローガンの募集を子どもたちや先生方にかけたこと
 ○ 多数の応募スローガンの中から、「思いやり あなたに」に決定したこと

 以上ですが、なんと電話で上記の内容を教えてくれた方は、平成10年度当時本校の教頭先生でした。今から15年も前のこと。たくさんの先生をお招きして実践公開を行い、すばらしい成果を収めたことがわかりました。

 その「人権教育」〜おもいやり あなたに〜の実践が15年経った現在でも脈々と受け継がれているのだと思うと、本当にうれしくなります。
 保護者や地域の方々も、今度小名浜二小においでの際は、ぜひ校舎に掲示してあるスローガンに思いを馳せていただければと思います。

「思いやり あなたに!」〜集団登校での出来事〜

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 ある朝、学区内を立哨指導をしていたときのことでした。
 新地の方からやってきた集団登校班がこちらに歩いてきたので、元気よく挨拶を交わそうと思ったら、急に立ち止まってしまいました。様子がおかしいと近づいてみると、高学年の班長さんたちが、学校に行きたくないと泣いている1年生をなだめているのです。なだめてもなだめてもなかなか泣き止まない1年生。まさに歌にある「犬のおまわりさん」状態でした。そのうち、おねえさんたちに優しい声をかけられ、少しは気持ちが落ち着いたのか、また集団登校班と一緒に歩き出したのです。その光景を見てとても心に温かいものを感じました。
 これまでも立哨指導をした中で、班長さん、副班長さんはじめ高学年生が下級生の面倒をよく見て登校してくる光景は何度も見てきました。
 
 本校校舎正面に「思いやり あなたに」と大きく掲示されています。何年前から掲示されているのか不明ですが、本校「あたごっ子」の数あるすばらしい伝統の一場面なんだなあとうれしく思いました。
 なぜか、その日の朝、夫婦喧嘩をして意気消沈だった私の足取りは軽くなり、一路学校へと歩を進めていたのでした。
 

地域の方々にも見守られながら!!

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本校では毎朝、交通安全見守り隊の方々に子どもたちの登校時の安全を見守って頂いていますが
月に一度は「南地区更正保護女性会」の方々にもお世話になっています。たくさんの地域の方々に見守られ、子どもたちは元気一杯で登校しています!!
これまでのご労苦に感謝申し上げ、これからもよろしくお願いいたします。

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