中学校を巣立っていく１１５名の生徒たち。この先それぞれが進む道は異なりますが、勿来第一中学校で学んだことを忘れずに、これからも大きく羽ばたいていくことを願っています。

　卒業式もいよいよ大詰め。中学校でみんなと歌う最後の校歌です。

　そして間奏では、学年委員長を務め３学年の行事などを運営してきた岸波佳奈子さんによるナレーションが。
　先生方や保護者の方々、在校生、そして３年間を過ごした友達への思いを綴った佳奈子さんの言葉。「今までありがとう。そしてさようなら」…
　生徒たちはあふれ出る涙を止めることができません。

　最後に卒業生が保護者と在校生に向かって歌ったのは「巣立ちの歌」。指揮と伴奏は合唱コンクールで指揮者賞・伴奏者賞を受賞した佐藤聡太くん・安島里恵さんが務めます。

　そして式はいよいよクライマックスへ。卒業生の歌う「旅立ちの日」に応えて、在校生が「明日へつなぐもの」を歌います。
　１、２年生たちの力強い歌声に、そしてその歌詞の重みに、卒業生たちは何を感じたのでしょうか。

　旅立ちに際し、たくさんの方々からお祝いや激励の言葉をいただいた卒業生。
　この日は学校から印鑑が、そしてＰＴＡからは卒業証書ホルダーが記念品として贈られました。
　また、卒業生からは記念品としてレッドカーペットが学校へと寄贈されました。この日お披露目された赤い絨毯。卒業生たちはその上を堂々と胸を張って歩いていました。

　校長先生から式辞の中で「最高の３年生でした。ありがとう！」という言葉をもらった卒業生。
　そして次期生徒会長の齋藤亜斗夢くんの送辞、２期続けて生徒会長を務めた宮崎陸也くんの答辞と続き、涙を流す卒業生や在校生の姿が目立ってきました。

　国歌斉唱に続いて、生徒ひとりひとりに卒業証書が授与されました。

　授与の時に流れたのは、合唱コンクールで各クラスが歌った合唱曲。３年間のいろいろな思い出が頭をよぎったのではないでしょうか。

　午前９時３０分、吹奏楽部による「卒業写真」の演奏に迎えられて、卒業生が入場しました。
　当初用意した座席が足りずに何度もイスを用意するほど、たくさんの保護者の方々が参列してくださいました。

　３月１３日（木）に平成２５年度第６７回卒業証書授与式が、厳粛な雰囲気の中で行われました。
　１１５人が学び舎を巣立っていった式の様子を、数回にわたってお知らせします。

　お揃いのつなぎをペンキだらけにしながらも、懸命に色を付けていく生徒たち。飛び入り参加の親子連れなどのお手伝いもあって、徐々に美しい図柄が防潮堤に姿を現していきました。

　震災から３年。まもなく卒業を迎える３年生にとっては、小学校での卒業式も行われず多くの不安を抱えてスタートした中学校生活だったはず。完成した絵にはそんな３年生の思いや、震災の記憶を風化させることなく未来へ希望のバトンを渡そうという１・２年生の願いが込められているようです。

　３月９日（日）、冷え込みが厳しかった最近の天候が嘘のように晴れ渡って穏やかだったこの日、錦・勿来地区の海岸で「なこその希望アートフェス２０１４」が行われました。

　３回目となる今回のテーマは「再生」。復興が進む中、アートのワークショップを通して今の姿を発信しようと開催されました。

　錦須賀でのイベントには、勿来一中の美術部が参加。下準備を施した防潮堤に、色鮮やかな絵を描いていきます。

　あっという間に過ぎた６０分。順位にかかわらず、どの生徒たちも英語での活動を、そして１年生として最後の学級対抗の活動を大いに楽しんだようです。

　「今度お会いするときは２年生です。それまでもっともっと英語を勉強していきます」代表生徒のお礼の言葉に、エリカ先生も「次に会う時まで勉強頑張って！」とエールを送ってくれました。

　最後は全員による「○×ゲーム」。エリカ先生の出題する文は正しいのか？

　１０人程度が残るまで何度も繰り返しますが、「私は富士山に登ったことがある」の文でついに決着が。答えは"Yes"！最後まで残った生徒の多かった２組が、最終種目で見事に逆転優勝を飾りました。

　個人戦最後の種目は「デタラメ単語ゲーム」。１年間を通じて英語の学習をしてきましたが、"indoww"という単語は習わなかったはず…。

　実はこれは"window"の綴りを入れ替えたもの。中には難しい単語もあるのですが、柔軟な発想の生徒たちは瞬時に答えていきます。"eeennnti""meco""mite"…こんな単語あったっけ？

　次のゲームは説明不要の「ジェスチャーゲーム」。背後のスクリーンに映し出された英単語をエリカ先生に答えてもらおうと、身振り手振りで必死に伝えます。

　見本を示してくれた先生方の本気度に、生徒のみんなもヒートアップ！ゲームも後半に差し掛かり、一気に会場が熱気を帯びてきました。

　３つ目のゲームは「頭の体操翻訳ゲーム」。"sea"は「海」"sick"は「病気」ですが、"sea sick"となるとどんな意味になるのでしょうか。

　答えは「船酔い」。機転を利かせてすぐ答えを出すその速さは、ただただ驚くばかりです。それでは"milky way"「牛乳の道」は何を表しているのでしょうか？

　続いてのゲームは「時限爆弾ゲーム」。袋に入ったタイマーが鳴る前に、エリカ先生が出したお題に答えなければなりません。

　「Ｌで始まる単語は？」「飲み物といったら？」…いつタイマーが鳴るかわからないプレッシャーに負けずに、みんな知識と経験を総動員して答えていました。

　３月７日（金）は、今年度最後となるエリカ先生の訪問日。そこで、１年生全員が体育館に集まって、「イングリッシュデイ」のイベントを行いました。

　これは１年間で学んだ英語の力を発揮して学級対抗で行う活動で、クラス全員が５つのゲームのいずれかに参加。その合計得点で順位を決定します。

　最初に実施したのは「連想単語ゲーム」。"drink""white""lunch""chocolate"…エリカ先生からのヒントから連想する言葉を答えます。答えは"milk"ですが、みなさんはわかりましたか？

　６校時目の授業が多かったにもかかわらず、いつも意欲的な態度で授業に臨んでいた３年１組。全員で受ける最後の英語の時間も、忘れられない思い出深いものとなりました。

　３年生にとって、来週は中学生として過ごす最後の４日間。悔いのない毎日を過ごしてくださいね！