「あいさつ」「清掃」そして「歌」を伝統にしようと取り組んでいる勿来一中。フィナーレとなる式歌の練習にも熱が入ります。
　順調に進んだ卒業式予行。いよいよ本番まであと１０日となりました。３年生には残り少ない日々を思い出深いものにしてほしいですね。

　３月３日（火）の３・４校時に、卒業式の予行を行いました。
　ここ数日では寒さが厳しい体育館となりましたが、卒業生も在校生も立派な態度で式の予行に臨みました。

　今回の表彰式の様子は、チャンネル・パナソニックが制作するビデオ番組としてウェブ上で公開されますが、そのレポーターを務めたのは磐城桜が丘高校２年の千葉あすかさん。磐崎中学校在籍時に最優秀賞を獲得して、ロンドンでのグローバル大会に参加したＫＷＮ活動の先輩です。この取り組みを通して放送への興味関心を深めた先輩のインタビューに、中学生の生徒たちも大いに刺激を受けたようです。
　「３連覇目指して頑張るぞ！」…すでに来年を見据えて構想を練り始めた１・２年生。これからも報道委員会の生徒たちの活躍を期待したいと思います！

　壇上に向かう生徒たちは信じられないといった表情で、しばらくは声も出ない模様。トロフィーを受け取り、審査委員の先生からコメントをいただくうちにようやく受賞の実感が湧いてきたようです。
　今回の作品で監督を務めた園部夏帆さんからは、作品作りでお世話になった方々への感謝の言葉が。受賞の喜びと同時に復興に向けてまだまだ自分たちにできることがあると決意を新たにしたようです。

　そしていよいよ最優秀作品賞の発表。なんとビデオによる発表者として登場したのはガンバ大阪の宇佐美選手！会場がどよめく中、宇佐美選手からアナウンスされた校名は…勿来第一中学校でした！

　９校の作品が上映が終わり、まずは部門賞の発表。勿来一中は「被災地の中学生が復興のために自分たちに何ができるか」を８か月にわたって追った点が評価されて、ドキュメンタリー賞を受賞しました。
　またプレゼンターとして、昨年に続き国民的美少女コンテストでファイナリストとなりテレビや雑誌で活躍中の中里萌さん、そして去年Ｊリーグで３冠を達成したガンバ大阪のマスコットであるガンバボーイが駆けつけてくれました。

　午後１時に始まった決勝審査会。この日は全国５５の小中学校の参加校から入賞を果たした９校が参加しました。
　番組のダイジェスト版上映に先立って、今年の番組制作で中心的な役割を果たした３人が作品のプレゼンテーションを行いました。

　２月２１日（土）にお台場にあるパナソニックセンター東京で行われたパナソニックＫＷＮ（キッド・ウィットネス・ニュース）映像コンクールで、報道委員会が制作した番組が２年連続となる最優秀賞を受賞しました！

　昨年は風船爆弾をテーマにした番組が最優秀賞を受賞した報道委員会。２月２１日（土）に行われる今年度のパナソニックＫＷＮ映像コンクール決勝審査会への３年連続の出場が決定しました。
　今年の番組は「走れ！ナコイチ〜故郷のために」。中学生の自分たちが故郷の復興のために何ができるかを追ったドキュメンタリーです。当日は作品紹介や部門賞の発表、そして最優秀賞の発表が行われます。今年は９校が決勝審査会に出場し、レベルも高く激戦が予想されますが、復興への取り組みを全国のみなさんに見ていただけるということで生徒たちの士気も高まっています。
　審査会は１３時からお台場のパナソニックセンター東京１階ホールで開催されます。プレゼンターにはテレビや雑誌で活躍中のモデル中里萌さんも登場しますので、お近くにお越しの方はぜひお立ち寄りください。

　２月１３日（金）の午後に行われた授業参観＆学年懇談。１学年では１組が英語、２組が保健体育、３組が数学の授業をご覧いただきましたが、中学校の学習内容にしっかりと取り組んでいる生徒たちの姿が見られました。
　その後には音楽室で学年懇談が行われ、学習や生活の様子についての話や、２年時の総合学習や修学旅行準備の進め方などについて話し合いが行われました。
　そして最後には、１年間の授業や行事の様子をまとめたビデオを上映。普段はあまり見ることのできない学校生活の様子をみなさんにご覧いただきました。

　今回は３年生卒業後の勿来一中生徒会をまとめていく役員を決める大切な選挙。１・２年生の立候補者と応援演説者は、自分の公約を全校生徒に訴えて選挙での支持を求めました。
　また１か月後には卒業する３年生も、これからの生徒会を担う後輩たちの演説に熱心に耳を傾けていました。
　この日の誓いを忘れることなく、来年度の生徒会活動に取り組んでほしいですね！

　２月１２日（木）の午後に、来年度前期の生徒会役員を決める選挙とそれに先立って立会演説会が行われました。

　２月９日（月）に今年４月入学予定の小学生を対象にした中学校入学説明会を実施しました。
　各教室での授業を見学後、体育館で入学に向けての説明を聞いた小学生たち。最後に上映された中学校生活の様子を紹介したビデオを、みんな食い入るように鑑賞していました。
　２か月後には新しく始まる中学校生活。期待と不安でいっぱいだとは思いますが、勉強や部活動に自ら進んで取り組んでくださいね！

　２月６日（金）に福島市で行われた平成２６年度県教育・文化関係特別表彰特別功績者表彰「児童・生徒（団体）の部」で、報道委員会が表彰を受けました。
　これはスポーツや文化関係の活動で日本一の実績を残した小中高の団体に授与されるもので、パナソニックＫＷＮグローバルコンテストでのベスト・ウィットネス賞受賞がその対象となりました。
　今年で３年連続となる表彰。杉教育長から賞状と盾をいただいた報道委員の３年生の生徒たちは、来年度も受賞を目指してほしいと後輩にエールを送っていました。

　この日の撮影は無事に終了しましたが、アンコウや凍み豆腐など地元食材の取材・撮影や、台本作り、ナレーション録音、そして編集作業が残っています。
　完成後には３月１４日（土）に泉玉露の仮設住宅で参加してくださったみなさんと試写会を行います。また、パナソニックや味の素のホームページでも作品が公開される予定です。
　どうぞお楽しみに！

　＊福島民報さん・福島民友さん・いわき民報さんの紙面でも紹介されています。そちらの記事もどうぞご覧ください。

　今回ＫＷＮいわきチームが参加したのは、富岡町の方々と交流を深めるのはもちろん、活動の様子を映像記録として残すためでもありました。仮設住宅に暮らすみなさんをはじめ、主催者の味の素のスタッフの方々や映像制作の支援を行うパナソニックの担当者の方からお話を伺いました。そして今回の取り組みで多くのことを学んだ生徒たちも、感想を互いにインタビューし合うなど、次々と撮影を行っていきました。

　料理も完成していよいよお食事の時間。この日作ったのは「アンコウのリゾット」「凍み豆腐の肉巻き」「レンジでナムル」そして「フライパンで作るリンゴ飴」です。
　地元の食材をふんだんに用いた料理ですが、アンコウは生徒たちの提案による食材で、味の素さんのアレンジで健康面にも留意した一品に仕上がりました。

　そしていよいよ料理教室がスタート。はじめは緊張していた生徒たちも、料理をいっしょに進めるうちに参加者の方々と交流が進みます。お孫さんと同年代の生徒たちということで、とても嬉しそうに笑顔で話をするみなさんの表情が印象に残りました。

　１０時からの料理教室に備えて、仮設住宅内の集会所で準備が始まりました。まずはキッチンカーに積んである調理台や器具を降ろしてセッティング。それから使用する調理器具や食器をひとつひとつ丁寧に煮沸消毒していきます。衛生管理に対する企業の厳しさを肌で感じることができました。
　続いては料理の下ごしらえ。玉ねぎをオリーブオイルで炒め、トマトソースを作ります。管理栄養士の方のみじん切り実演に歓声を上げた生徒たちも、参加される方々に美味しく召し上がっていただけるように心を込めて調理を始めました。

　今回の料理教室に参加したのは、勿来一中報道委員の１〜３年生の５人に加え、今までパナソニックＫＷＮ映像コンクールに参加した経験のある高校生３人。２０１３年度にグランプリを獲得してニューヨークでのグローバル大会に参加した２名に加え、２０１１年度グランプリでロンドンでのグローバル大会に参加した磐崎中学校卒業の１名も参加して、素晴らしいリーダーシップを発揮してくれました。