今年の桜は、平年よりだいぶ早く咲き始めました。本校の桜も、現在は葉桜となっていますが、現在咲いている桜もあります。花が緑色をした２種類の桜です。
　
　「右近」（上の写真）という種類の桜です。花弁に葉緑体をもつなど性質はギョイコウ（御衣黄）に似ていますが、色は緑色が弱く淡黄色である。数百品種あるサクラのうちで唯一、黄色の花を咲かせるサクラで花弁数が15〜20枚程度の大輪の八重咲きです。
　
　「御衣黄」（ギョイコウ）（下の写真）という種類の桜です。花弁数は10から15程度の八重咲きで、花弁は肉厚で外側に反り返ります。色は白色から淡緑色で、中心部に紅色の条線があり、開花時には目立ちませんが、次第に中心部から赤みが増してきて（紅変）、散る頃にはかなり赤くなります。

　２つの桜とも遠目に葉桜のように見えますが近くで見ると大変可憐でさわやかな感じがする桜です。