最新更新日:2024/04/18
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「伊達市歌」誕生   (6月教育長の部屋から)

 今年、平成28年は伊達市合併10周年の年であり、東日本大震災から5年が経過する年です。過日6月5日(日)に合併10周年の式典が開催され、国会議員の先生方、姉妹都市関係の市長様方、近隣の市町村長様方はじめ多くのご来賓を前に、「市民憲章」や「伊達市歌」の発表があり、式は華やかに行われました。
 「伊達市歌」は作詩、和合亮一先生、作曲、洗足学園音楽大学教授の伊藤康英先生です。和合先生は大震災被災時は保原高校にお勤めで、当時、お子さんも小学生で子どもの放射線被害を深刻に受け止め、大変に悩んだそうです。それゆえ伊達市はじめ福島県民の悩み、苦しみを内に秘めた和合先生の詩に私たちは深く共感できます。
 伊藤先生は、奥様が伊達市霊山町のご出身です。その奥様が震災後の伊達市の惨状に心を痛め、なんとか故郷、伊達市の力になりたいと願っていたことから、伊藤先生が精魂を込めて作られた曲と伺っております。「伊達市歌」は伊達を温かく歌いあげ、故郷の空を、雲を、谷を、鳥を、風を、町を、川を、山の一つ一つを思い起こし、伊達の明日に向かう市民への応援歌です。
 「伊達市歌」の誕生経過はオーストリアのヨハン・シュトラウス作曲の「美しき青きドナウ」と重なるように感じております。ドイツとの戦いに敗れ、自信を喪失しているオーストリア国民を励まそうとシュトラウスが作曲し、今や、「美しき青きドナウ」は世界の名曲です。私は「伊達市歌」も近い将来、日本の名曲になるものと信じております。
 「伊達市の歌」が欲しいと願い、叶えた“伊達市楽友協会”の皆様方に敬意と感謝を申し上げますとともに、市民の方々とともに「伊達市歌」を大切に育て、日本、世界に広めていきたいものと思います。

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