最新更新日:2024/04/18
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〜9月の教育長の部屋から〜

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   夏の感動2つ「見送り」「甲子園」
 この夏、私は2つの大きな感動と出会いました。ひとつは、東日本大震災後、放射線の影響があることから、伊達市の子どもたちは全国から多くの支援を受けました。長野県南牧村と伊達市の交流は今も続いており、今年も多くの子どもたちが南牧村に招かれました。今年8月3日、このことを縁に南牧村と伊達市の「友好交流協定」が結ばれました。その夜は懇親会も催され、お互いの交流や親睦がさらに深まりました。
 名残り尽きないところでしたが、翌日の帰路、駅で村長さんはじめ大勢の職員の方に見送られ、市長と私、課長の3人は佐久までの列車に乗り込みました。南牧村に来てからずっと温かな対応に感謝しておりました。列車に乗り、しばらくすると課長から「役場の人が駅で見送っているそうですので手をふってください。ただ、その駅には列車は停車しないそうです。」と突然告げられました。駅の場所もわからず心の準備もなく、外を見たところ「伊達市の市旗」をかかげた10数人の笑顔の人達が見送ってくれました。その姿を見た時、ジーンと胸が熱くなりました。窓越しに市長も私も懸命に手をふりました。駅を通り過ぎ見えなくなっても。今でも思い出すと感動で胸がいっぱいになります。

 もうひとつは、この夏の聖光学院高校野球部の戦いぶりです。私は2回戦の聖心ウルスラ学院との試合を応援に行きました。2回表に3点リードされ、正直、勝利は難しいのではと私は不安を持ちました。しかし、聖光学院の選手は一球一打に力一杯のプレーをし、少しずつ挽回していきました。私は無心に戦う選手の姿、勝利をめざす強い精神力に圧倒されました。相手チームの選手もそう感じたのではないかと思います。聖光学院野球部が掲げる「不動心」を体現している選手と選手を応援している野球部員の姿に力をもらい、勝利を信じ応援を続けました。この2回戦は勝利し、この後の3回戦で広島の広陵高校に敗れはしましたが、私は聖光学院野球部こそ野球の達人の集まりと思います。
 甲子園の歴史に燦然と輝く夏の福島県大会11連覇という聖光学院野球部の偉業は日本一のチームの証明です。野球部員の立ち居振る舞い、強い精神力、努力する姿勢を見習っていきたいと思います。

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