最新更新日:2024/04/18
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就任のあいさつ

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 このたび、平成30年4月1日付けで教育長を拝命しました菅野善昌です。教育行政の長としての重責を痛感しつつ、身の引き締まる思いです。
 現代は、これまで経験したことがない変化の激しい時代を迎え、価値観も多様化してきています。また、社会が豊かになった反面、人として大切なものがどこかに置き去りにされてしまったように思うこともあります。
 このような社会の中では、多様化・複雑化する様々な課題に対して、いかに適切に対応していくかということが求められます。教育においては、「不易」(時代を超えても変わることがない価値のある、継続して守り伝えていくべきもの)と「流行」(時代や社会の要請に柔軟に応じ、変化を先取りしながら適切に対応すべきもの)という二つの側面があります。私は、様々な課題に対して「不易と流行」を適切に踏まえながら、伊達市で暮らす子どもから大人までの誰もが、生きがいをもち、安心して暮らせることを第一に、将来を展望した教育行政を展開してまいります。
 人づくり、教育全般につきましては、まちづくりの基本となる「第2次総合計画」、「伊達市教育振興基本計画」および「教育大綱」に基づく教育施策への取り組みを着実に推進してまいります。特に、幼児期からの切れ目ない支えによる子育て支援の充実を図るとともに、学校教育におきましては、子どもたちが夢や希望をもち、様々な困難を克服しながらその実現に向けて人生を切り開いていく「生きる力」を身につけさせるため、教師と子どもたちとの信頼関係を基盤とした主体的・対話的で深い学びの実現を目指します。
 また、喫緊の課題としては、子どもたちの望ましい成長を促すより良い教育環境の実現のため学校の適正規模・適正配置や小中一貫校の設立などがあげられます。これらについては、引き続き、保護者や地域の皆様に丁寧な説明をしていくことで、ご理解をいただけるよう努めてまいります。
 生涯学習・スポーツの分野につきましては、今後ますます進展が予想される少子・高齢化を見据え、一人ひとりが生涯にわたって能動的に学び続け、必要とする様々な力を養い、心豊かに生きがいのある生活を送ることができる環境づくりとスポーツの振興に努めます。
文化・芸術の分野につきましては、本市の貴重な文化財および伝統文化の保存と継承に努め、情報の発信を通して市民の興味・関心を高めてまいります。また、市民が優れた文化・芸術に触れ、主体的に参加できる環境を整えることで、個性的で文化の薫り高いまちづくりを推進してまいります。
 結びに、まちづくりは人づくりといわれるように、教育こそが人々の多様な個性・能力を開花させ、人生を豊かにするとともに、社会全体の今後一層の発展を実現する基盤であります。様々な課題解決に向けて、教育委員をはじめ、関係機関や地域の皆様と連携し、誠心誠意取り組んで参りますので、市民の皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

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