最新更新日:2024/04/18
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〜子どもたちの豊かな感性と力強い主張に感銘〜

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 去る9月29日(土)に「保原地域わたしの主張発表会」が、保原地域の各小・中・高校の児童・生徒の代表8名が集って、保原小学校の講堂において開催されました。
 どの児童・生徒も、身近なところで感じているひたむきな思いや考えを自分の言葉で力強く発表していました。特にテーマとして多かったのは、私たちのふるさと「伊達市」そして「自分が住んでいる地域」に関するものでした。「春に咲くきれいな果樹の花」「黄金色に染まる秋の風景」「おいしい果物」「ニット」そして「入金真綿」などを紹介しながら「私の大好きな保原町」に寄せる思いを語り、この地域に育ったことに誇りと自信をもってこれからも力強く歩んでいこうという決意がにじみ出ていました。
 また、「何気ない一言」が持つ言葉の重みについての発表や、あきらめないで雲梯に挑戦し続ける決意を述べた発表、家族関係の在り方について述べた発表など、私たち大人も勇気づけられたり元気づけられたりする、そして、親子のきずなの大切さを再認識させられるようなすばらしい発表でした。
 さらには、「平和の実現」という普遍的な課題にどう向き合うかということへの提言や、ボランティア活動をとおして「今生きていることに意味がある」ことに気付き、自分の生き方の道しるべになったという発表など、児童・生徒がそれぞれの発達段階に応じた課題意識をもとに提案性を持ちながら素直に自分の考えを発表していました。
 とりわけ、発表者8名のうち2名の生徒は、伊達市が主催や共催をしている「中学生広島平和記念式典派遣事業」及び「ヤングアメリカンズ(注1)事業(注2)」に参加した生徒でした。このように、伊達市が実施している事業が子どもたちの貴重な体験の場となり、その後の生き方に深くかかわる啓発の場となっていることに、とても大きな喜びを感じました。
 今日、青少年を取り巻く環境は、少子高齢化や核家族化、情報化社会の進展など、急激に変化しており、様々な問題が複雑かつ多様化している状況にあります。こうした中で、青少年にとって親や大人の果たす役割は非常に大きく、家庭、学校、職場、地域等が一体となって子どもたちを育む取組をさらに推進していかなければならないことを改めて考えさせられたところです。
 当日は、保護者やご家族の皆様をはじめ、関係学校のPTAの皆様、青少年の健全育成関係団体の皆様など多くの方々が、児童・生徒の発表に耳を傾けてくださいました。心から感謝を申し上げます。
                     教育長  菅野 善昌 
(注1)「ヤングアメリカンズ」とは、アメリカのカリフォルニア州を本拠地として、厳しいオーディションを勝ち抜いた18歳〜25歳の音楽と子どもたちを心から愛する若者たちです。
(注2)この事業は、来日したヤングアメリカンズの若者たちが、子どもたちとともに「ショー」をつくりあげるというユニークな取組です。

秋晴れのもとに全力を出し切った伊達市の児童たち!

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本年度で第10回目となる伊達市児童陸上記録会が、去る9月28日(金)に福島市の信夫ケ丘競技場で開催されました。
 当初は9月27日(木)に予定されていましたが、悪天候により翌日への順延となりました。前日とは打って変わって、抜けるような青空が広がる絶好のスポーツ日和となり、出場選手492名が自己記録の更新に挑みました。
 この夏は大変暑い夏となりましたが、児童は当日の陸上記録会に向けて、それぞれ一生懸命に練習してきたことと思います。当日は、朝早くからウォーミングアップに取り組むなど、準備に余念がない様子を見るにつけ大変心強く思いました。
 児童は、それぞれの競技に全力で取り組み、最後まで必死に頑張りました。その姿には、心を打たれるものがありました。また、大会新記録も3つを数えるなどハイレベルな大会でもありました。児童たちは、この大会を通して何物にも代えがたい貴重な体験をし、達成感を味わいながらまた一回りたくましくなったのは確かです。
 トラックから観客スタンドの方に目を移すと、待機している児童たちが声や手拍子を合わせながら、自分の学校の仲間のことを必死に応援していました。また、多くのご家族の皆様も応援に駆けつけてくださり、子どもたちに元気と勇気を与えていただきました。ありがとうございました。きっと、その日の夜の団欒の時間には、記録会の話題に花が咲いたものと思います。
 ところで、この大会を通して、もう一つ感じたことがあります。それは、各競技、そして開会式や閉会式に臨む児童のあいさつや態度が素晴らしいということです。これは、普段からの習慣付けがしっかりとなされていることの証です。各学校において常日頃から熱心にご指導いただいております先生方、そして、家庭においてもご協力いただいておりますご家族の皆様に厚く感謝を申し上げます。挨拶や聞く態度などは円滑な人間関係を築いていくための土台をなすものです。伊達市の子どもたちの豊かな成長のためにこれからもよろしくお願いいたします。
教育長 菅野 善昌

子どもたちの合唱と合奏に感動!

本年度の伊達地区(桑折町、国見町、伊達市)小中学校音楽祭が開催されました。
この音楽祭のうち合唱部門は、去る8月23日(木)に、出場3校により開催されました。出場校が3校ということで、少々寂しさも感じました。しかし、3人ずつで3パートの9人の生徒で出場してくれた月舘中学校の皆さんはじめ、他の学校もこれまでの練習の成果を存分に生かした息の合った合唱を披露していました。子どもたちの一生懸命な姿は、やはり人の心を動かす力を持っています。
また、合奏部門は9月13日(木)に、出場12校により開催されました。都合により午前中の部のみの鑑賞となってしまいましたが、小手小学校の琴の演奏から始まり、手話を交えた梁川小学校の合唱、そして吹奏楽部の生徒が2名になってしまっても、自分たちにできることに精一杯取り組もうと練習に励んできた霊山中学校の演奏など、参加した全ての学校が、最上級生が引退した後をしっかりと引き継ごうという想いを込めた素晴らしい演奏がホールに響き渡りました。
音楽祭の企画と運営に携わっていただきました関係者の皆様、日頃から熱心にご指導をいただいている先生方、そして子どもたちを温かく見守り応援していただいております保護者の皆様に改めて感謝を申し上げます。
なお、伊達市では、「桃の里コンサート」に見られるように、大人の合唱愛好者も増加しています。また、今年の伊達のふる里夏祭りで披露されたオラトリオ「水のほほえみ」に代表されるように、小学生を新たに加えた演奏は、市内外から訪れた人々に大きな感動を与え、伊達市の音楽レベルの高さを示しました。今後においてもぜひ小学校・中学校における音楽活動への取組みの活性化に期待を寄せているところです。
                      教育長  菅野 善昌

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伊達市の子どもたちに貴重な体験の場!

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去る8月2日(木)〜6日(月)にかけて「第5回つながる福島Jr.ユースキャンプinあち」が開催されました。これは、今年で5回目を数え、長野県阿智村において、同村の全面的な支援によって本市の子どもたちが4泊5日のキャンプに招かれたものです。今回は、本市の中学生7人とグループリーダーとして高校生7人の合計14人が参加しました。
8月2日(木)は、朝7時に保原本庁舎前で出発式が行われ、バスに乗り込んで阿智村に向けて出発しました。途中休憩や地元の公営施設(施設名は「湯ったりーな」)での入浴などをはさんで午後4時半ごろに宿泊施設「浪合(なみあい)中学校」に到着しました。
この浪合中学校では、阿智村の熊谷秀樹村長さんと地元のボランティア高校生が出迎えてくださいました。さっそくオリエンテーションが行われ、村長さんの歓迎のあいさつやキャンプ上の約束などを確認した後、予定されていたプログラムに沿って活動が開始されました。
 長野県阿智村は、「日本一の星空と花桃といで湯の郷」をキャッチフレーズに日本一の星空で最近大きな脚光を浴びているところです。標高は約400mあり、特に朝晩はさわやかに感じました。この快適な環境の中で、魚のつかみ取りや川遊び、ナイトウォーク、登山、星空観望会、五平餅づくり体験、温泉郷散策、キャンプファイヤーなど、地元のボランティアとの交流を含めながら様々な体験学習が行われました。6日(月)の夕方には、全員が元気な笑顔で無事に保原本庁舎前に帰ってきました。
 このキャンプの宿泊場所は、廃校となった中学校の校舎でした。また、食事は、阿智村婦人会、浪合地区婦人会の皆さんが、交代で作ってくださいました。また、様々な体験の講師は、地元の村役場の職員や住民の皆さんがそれぞれの得意分野を生かして担当してくださり、地元の人たちの心温まる手作りのキャンプという印象を強く受けました。
 参加した子どもたちは、このキャンプでの出会いや豊かな体験を今後の生活に生かすとともに、お世話になった周りの方々への感謝の気持ちを忘れないでほしいと思います。
                            教育長 菅野善昌

感銘を受けた伊達市「こども論語塾」

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去る6月23日(土)、霊山中央交流館で開催された「こども論語塾」を参観してきました。
「論語」だけに縦書き表記のほうが伝わりやすいと考え、次のリンクを貼りました。
青色の場所をクリックしてご覧ください。
教育長の部屋7月

伊達市の子どもたちの力・音楽の力ってすごい!

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 去る5月27日(日)、伊達市吹奏楽きらめき事業として、伊達ジュニアウィンドオーケストラ(伊達中学校、梁川中学校、松陽中学校、桃陵中学校、霊山中学校、月舘中学校の合同吹奏楽部)と東京藝術大学ウィンドオーケストラの合同演奏会が、リニューアルしました保原体育館を会場に開催されました。
合同演奏会の他に、賛助出演として伊達小学校吹奏楽部、保原高・梁川高・聖光学院高の合同バンド、梁川交響吹奏楽団による演奏や、伊達市楽友協会による合同演奏ステージなど多彩な企画が盛り込まれ、約3時間の演奏会は、あっという間に終わってしまったと感じるほどの素晴らしい演奏会になりました。伊達ジュニアウィンドオーケストラは約110人によるバンド編成で、スケールの大きい重厚な響きで迫力ある演奏でした。
東京藝術大学の教員や学生で編成された東京藝術大学ウィンドオーケストラの演奏は、まさにプロとうならせる見事な演奏技術と豊かな音楽性、そして、透明感に満ちた響きと繊細な表現で聴衆を魅了し、アンコールにもたくさん応えていただきました。
会場の雰囲気も最高潮に達したところで、伊達ジュニアウィンドオーケストラと東京藝術大学ウィンドオーケストラによる合同演奏ステージがありました。150人を超えるバンド編成に伊達市楽友協会による合唱も加わって、「花は咲く」(NHK東日本大震災プロジェクト「明日へ」復興支援ソング)と「伊達市歌」が披露されました。演奏会はこれで終了の予定でしたが、アンコールの拍手が鳴りやまず、加えて東京藝術大学名誉教授の山本正治先生指揮による「ふるさと」も演奏していただきました。
 今回の演奏会を聴きながら、私は心の中に渦巻く不思議な感動と感謝の念を強く抱きました。計り知れない音楽の力の大きさ、そして、その音楽を奏でている人間の演奏に込められた想い・・・その魅力的で幻想的な世界に吸い込まれ、胸が熱くなりました。
演奏後に伊達ジュニアウィンドオーケストラの生徒たちには、次の話をしました。
「国内トップレベルの奏者と合同演奏ができる機会は、この伊達市に学んでいるからこそ実現した。ぜひ、自分たちが生活をしているこの伊達市に自信と誇りを持ってほしい。勿論、自分自身にも・・・。きらめくような夢と希望のもとに毎日一歩ずつ着実に歩んでほしい。」
この演奏会を通して、出演してくれたすべての伊達市の子どもたちの豊かな感性とエネルギーをからだいっぱいに感じることができました。素晴らしい演奏をありがとうございました。
最後になりますが、本演奏会の開催に当たりまして、ご支援とご協力をいただきました山本正治先生をはじめとした関係の皆様に心から感謝を申し上げます。
                教育長 菅野 善昌
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就任のあいさつ

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 このたび、平成30年4月1日付けで教育長を拝命しました菅野善昌です。教育行政の長としての重責を痛感しつつ、身の引き締まる思いです。
 現代は、これまで経験したことがない変化の激しい時代を迎え、価値観も多様化してきています。また、社会が豊かになった反面、人として大切なものがどこかに置き去りにされてしまったように思うこともあります。
 このような社会の中では、多様化・複雑化する様々な課題に対して、いかに適切に対応していくかということが求められます。教育においては、「不易」(時代を超えても変わることがない価値のある、継続して守り伝えていくべきもの)と「流行」(時代や社会の要請に柔軟に応じ、変化を先取りしながら適切に対応すべきもの)という二つの側面があります。私は、様々な課題に対して「不易と流行」を適切に踏まえながら、伊達市で暮らす子どもから大人までの誰もが、生きがいをもち、安心して暮らせることを第一に、将来を展望した教育行政を展開してまいります。
 人づくり、教育全般につきましては、まちづくりの基本となる「第2次総合計画」、「伊達市教育振興基本計画」および「教育大綱」に基づく教育施策への取り組みを着実に推進してまいります。特に、幼児期からの切れ目ない支えによる子育て支援の充実を図るとともに、学校教育におきましては、子どもたちが夢や希望をもち、様々な困難を克服しながらその実現に向けて人生を切り開いていく「生きる力」を身につけさせるため、教師と子どもたちとの信頼関係を基盤とした主体的・対話的で深い学びの実現を目指します。
 また、喫緊の課題としては、子どもたちの望ましい成長を促すより良い教育環境の実現のため学校の適正規模・適正配置や小中一貫校の設立などがあげられます。これらについては、引き続き、保護者や地域の皆様に丁寧な説明をしていくことで、ご理解をいただけるよう努めてまいります。
 生涯学習・スポーツの分野につきましては、今後ますます進展が予想される少子・高齢化を見据え、一人ひとりが生涯にわたって能動的に学び続け、必要とする様々な力を養い、心豊かに生きがいのある生活を送ることができる環境づくりとスポーツの振興に努めます。
文化・芸術の分野につきましては、本市の貴重な文化財および伝統文化の保存と継承に努め、情報の発信を通して市民の興味・関心を高めてまいります。また、市民が優れた文化・芸術に触れ、主体的に参加できる環境を整えることで、個性的で文化の薫り高いまちづくりを推進してまいります。
 結びに、まちづくりは人づくりといわれるように、教育こそが人々の多様な個性・能力を開花させ、人生を豊かにするとともに、社会全体の今後一層の発展を実現する基盤であります。様々な課題解決に向けて、教育委員をはじめ、関係機関や地域の皆様と連携し、誠心誠意取り組んで参りますので、市民の皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

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伊達市教育委員会
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