最新更新日:2024/04/22
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学校教育目標<いのちの希ひ>  よく考え 粘り強い子  自ら気づき 進んでやる子 広い心で 思いやりのある子    

お蚕様の飼育(2学年)

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生活科の学習で、お蚕様の飼育を行いました。小さな虫の命の営みを学習すると共に、2年生の子どもたちには少し難しいのですが、歴史ある養蚕業にも触れ、お家の方や地域の方ともつながる学習になればと考え、6月から1ヶ月半・・・お蚕様の成長を見つめました。
 6月16日に1mmくらいの小さな卵から真っ黒な毛虫が出てきました。毛蚕(けご)です。3mmだった幼虫は、毎日一生懸命桑の葉を食べて、どんどん大きくなりました。
 最初の脱皮は、6月19日。1cmになりました。毎日桑の葉を食べて、脱皮を繰り返し、どんどん大きくなりました。脱皮の前の「眠(みん)」では、前の足を合わせお祈りをするように固まってお休みをしている様子が、かわいかったです。
 4回目、最後の脱皮を終えて5令幼虫になったお蚕様の体は8cm近くになりました。体の色は真っ白になり、模様がはっきりしてきました。幼虫は、吸盤のような足をもっていて、手に這わせると冷たくて気持ちよかったです。桑は朝あげても、休み時間にはなくなっていました。シャクシャクと桑を食べる音が響きました。ずうっと見ていたかったです。
7月13日、体の色が黄色くなった5令幼虫は、糸を吐き始めました。体をくねくねとまわしながら、糸を吐いていくお蚕様が繭の中にだんだん見えなくなり、きれいな固い繭ができあがりました。
 お蚕様は自然にはいない虫だと聞いて驚きました。お蚕様が作った絹の糸を見たいと思いました。でもそのためには、お蚕様の命を止めてしまわなくてはなりません。かわいそうだなと思いました。みんなで話し合いをして、蛾になって卵を産んでもらうお蚕様と、糸を取ったり、繭で工作をさせてもらったりするお蚕様、どちらも最後まで大事にしたいと考えました。
 7月の終わりに、蛹から出てきた蛾は交尾をしてすぐに卵を産みました。2学期に行う糸取りや工作がとても楽しみです。1ヶ月半ほどのお蚕様との生活は、とてもわくわくして、楽しかったです。観察もがんばりました。お蚕様ってすごい虫だなと思います。穂高は、昔は桑畑がたくさんあって、お蚕様を飼っていたお家がいっぱいあったと聞きました。お蚕様のことをもっと知りたくなりました。

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