最新更新日:2024/04/23
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梅雨入り間近?

 学校の梅は、今年豊作です。いつの間にか、緑のまるい実が葉陰からふっくらした顔をのぞかせて、若枝をしならせています。早く採って!とでも言うかのように。例年だと、子ども達がその実を使って、梅ジュースづくりや梅ジャムづくりをしたりする学級もあるのですが、今年は、それもちょっと気が引けてしまいます。新型コロナ禍で、家庭科の調理実習もできない状態となっています。まったく寂しいことです。

 子ども達は、サツマイモの苗を畑に植えました。秋に、1年生と交流できれば、サツマイモが役に立ちますから。今は不自由ですが、楽しいことは、後につないでおかなくてはいけません。来週あたり梅雨に入るのを見越して60本ほど、3うねに植えました。しばらくは、根付きの様子見ながら面倒を見ようと思いますが、そのあとは梅雨にお任せです。

 それにしても、この時期、草は伸びるのが特に速いです。先週、サツマイモを植えるためのうねをマルチで覆った時には、手つかずの畑の表面は、土が見えていたのに、もう、そこは、緑のジュータンに変わってしまいました。アカザとイヌビユが、びっしりとすき間なく本葉を開いて生き残りを競っているのです。草にしてみればとなりの草に負けて、おめおめと枯れるわけにはいきません。少しでも大きく伸びようと必死なのでしょう。この時期、特にのび方が速くなるのもうなずけます。ここへ雨が降ってきたら、もう草は大喜び。更に勢いづいて、天を目指してぐんぐん伸び、見えないその足元は、地面深く根を伸ばしていくのです。今、6年生も草も、梅雨のひと降りを、待ち焦がれています。

 畑を作る6年生は、その緑のジュータンを放っておくわけにはいきません。苗を植えている間、鍬を持って行った子ども達が、まだ根張りが浅いジュータンを掘り起こして、また畑の土が見える状態に戻してくれました。しかし、来週には、横へ広がる強敵のスベリヒユも混じって、また緑のジュータンが復活してくることは間違いありません。土の中には、まだまだたくさんの種が眠りから覚めるのを待っています。

 雑草魂というか、このたくましさは、見習わなければと思うのです。コロナ禍の今こそ・・・。

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