3月18日(水)、新型コロナウイルス感染症予防のため例年のようには開催できませんでしたが、規模を縮小しながらも心を込めて卒業生を送り出すことができました。
来賓、在校生の出席はなし。学級毎に保護者と教職員のみの出席で心を込めて送り出しました。
人生でたった1度の小学校の卒業式。何年たっても心に残っていると嬉しいです。
103名の卒業生の皆さん。ご卒業おめでとう。

　突然の休校措置で、驚きと慌ただしさの中、本日、各クラスとも一年間の一区切りをつけることができました。今朝の全校放送による終業式も、各教室で校長先生のお話に静かに耳を傾け、どの子も初めての学校生活の一年間をじっくりふりかえることができていました。
　思えば子どもたちは、４月からはじまった学校生活に、初めて経験することも多くとまどいながらも全力で取り組んできました。そしてこの１年間でとても成長しました。たくさんのことを勉強し、覚えたことは山ほどです。「こうしたい」とか「こう思う」とか考え、自分から行動できるようにもなりました。最初は６年生なしにはできなかったそうじも、今では自分たちだけで上手にできるようになりました。給食もたくさん食べられるようになり残菜も少なくなりました。そして先々週の「学習発表会」も成長を感じさせるものでした。自分ができるようになったことをはっきりと話したり、友だちの発表を応援しながら見聞きしたり、こんなに堂々とした発表ができるようになったんだなあと担任一同うれしく感じました。
　他にも、運動会、音楽会、持久走大会など大きな行事を経験しながら、自信をつけ、その自信がふだんの生活の中にも生き、その子らしくのびのび活動できるようになってきた姿がありました。本当にどの子も元気にがんばり成長した１年間でした。
　この成長は、子どもたちのがんばりはもちろんですが、お家での支えがあったからこそと思います。この度の臨時休校で急なご対応をお願いしたことに対しても、全ご家庭がご理解をいただき、ご協力くださいました。その他、諸々の学年の活動にも、私たちの行き届かないところをいつも支えていただき深く感謝しております。１年間本当にありがとうございました。
　来年は２年生です。子どもたちは１年生での経験を元に、さらに活動の幅を広げていってくれると期待しております。（学年だよりから）

　今週に入り、６年生の昇降口や廊下には下級生によって作られた６年生の卒業を祝う素敵な飾り付けが施されています。６年生を送る会の代わりとなる動画（２０分の大作です！）も作ってくれました。３日間という限られた時間しか用意されていない南小学校の子どもたちにとって、１分１秒でも多く自分たちのクラスのために時間を使いたいはずです。そんな中、６年生のために下級生の子どもたちは時間を作って、卒業のお祝いをしてくれました。６年生が全校のために、１年間一生懸命に努力してきた結果なのだと思います。６年生の努力が認められ、みんなから愛されていることが担任としてこんなにもうれしいことだとは思いませんでした。
　３日（火）のお昼の時間には、お祝いをしてくれる下級生に向けて、６年生からも「歌（３月９日）」と「手作りぞうきん」のプレゼントで感謝の気持ちを伝えました。少しでも楽しんでもらいたい、そしてできる限り近くで声を届けたいという願いから、放送室からマイクを通して歌を届ける部隊と、それぞれの学年の教室近くから生で歌を届ける部隊とに分かれました。きっと、これまで南小学校で誰もやってこなかったであろう挑戦だったと思います。放送で音楽を流し、それぞれの場所で歌うため、練習はできません。ぶっつけ本番、やり直しなしの１回勝負でした。
　歌い終わると、学校中から大きな拍手が聞こえてきました。限られた時間の中で、ベストを尽くした子どもたちです。それぞれの持ち場から教室に戻ってきたみんなの様子もとても明るく、満足のいく発表だったことを感じました。（学年だよりから）