最新更新日:2024/03/15
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学校教育目標 自ら学ぶ 共に学ぶ 人から学ぶ

2学期始業式

            「生活習慣病」
 夏休みに入る7月末には、穂も出ていなかった稲が8月初めに花をつけ、そして今は穂が垂れるほどの実りの時を迎えています。30日間という夏休みの長さを稲の成長を通して実感することができます。学級花壇、定植したばかりの幼い苗がみごとに生長し、花をつけています。毎日の水やりの証です。終業式で皆さんに、私はこの夏休みに2つがんばりたいことがあると話しましたが、おじいちゃんをがんばるということと防災学習のレポートづくりをがんばるです。そのことについて伝えていると時間が超過してしまうので、省きます。
 皆さんへの宿題として見方や考え方を広げよう、自分の判断力を磨く夏休みにしようと伝えましたがどうでしたか。
ここにりんごがあります。手を離します。ニュートンはこの事実を見て、地球がりんごを引きつけたと考えました。そして「万有引力の法則」を発表しました。落ちたのでなく、引っ張られたと考えたのです。どうすればニュートンのように見方や考え方を広げたり、判断力を磨いたりすることができるのかを始業式にあたり話します。
 私が尊敬している人に日野原重明さんがいます。先月7月18日に105歳で亡くなりました。生涯現役の医師として活躍された人です。日野原さんは生活習慣病という言葉を広げた医師です。病気は突然に起きるものでなく、その人の食生活や時間の使い方、運動量といった日常生活と大きな関係があるという考え方です。人間ドックといった定期健診の必要性を訴えたのも日野原さんです。皆さんには定期テストがあります。練習試合があります。同じことです。自分の今までの生活ぶりや生活習慣、部活での練習方法を点検するために位置づいています。この定期健診でまずい結果がでた場合、修正していかないと病気になってしまいます。そうなったら直すのにすごく努力が必要になります。
定期テストや練習試合の結果がうまくいかなかった時ってつらいです。でも病気になればもっと大変です。定期テストや練習試合は、自分の今までの取組を修正する、成長へのターニングポイントなのです。
 1学期末に先生たちの授業評価を皆さんにしてもらいました。それは先生たちの定期健診です。先生たちもその結果をみて授業の進め方について修正します。この2学期、今の3人の代表生徒の発表にもあったようにやり遂げたいことがあります。それを実現するための最善の道は毎日の生活ぶりです。日常生活の充実なのです。ニュートンは物理化学の書物を読みあさり、身の回りの自然事象とのつながりについて深く考える生活を送っていました。日常生活の充実なのです。このことが見方や考え方を広げること、判断力を磨くことの近道です。共にがんばりましょう。

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