最新更新日:2024/05/02
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ようこそ、愛知県知多市立八幡小学校へ  

10/2 八幡コミュニティ避難所運営勉強会

本日、八幡公民館でコミュニティとしての災害時の対応の勉強会が行われました。
八幡コミュニティでは、災害時、八幡小学校体育館にまず240名、それ以上になると八幡中学校体育館に290名というように、すでに避難者の対応計画が決められています。
今日は、体育館でどう避難者を受け入れるか、静岡県が開発した「HUG」というカードゲームを通して学びました。1枚目の写真は、体育館内のどの位置にどういう方のスペースを作るか考えているものです。まず、受付をどこに設置して、体育館内にどう通路を確保していくかから始まりました。その後、ゲームが進むにつれ、傷病者、高齢者、障害のある方、乳飲み子、一時的な観光客・・・・さまざまな方々が避難してきました。トイレをどうするか、車でくる人をどうするか、テント持参の方をどうするか、水道がストップしている中でどう衛生や秩序を保っていくか、市の対策本部から物資の搬入が明日の5時に来ると連絡があったがどこにどう保管するか、情報掲示板をどこに設置するか、一時避難者と家屋全壊の方をどう配置するか、ペットを連れてきた方をどうするか・・・・・・。ありとあらゆるケースが次々と示され、どう対応していくかグループで考えていきました。避難所の運営は困難を極め、避難者の生活も心身ともに非常に過酷な状態におかれるのが現実だそうです。ガラスを割って勝手に入ってしまう人、食料等の物資の略奪もないとは限りません。
また、東日本大震災でも熊本地震でも、「震災関連死」と呼ばれる「地震からは助かったが、その後に避難所に行ったために何らかの要因で命を落とした方」が多数いることを教えていただきました。避難所の状況はそれほど悲惨であるのが現実だそうです。そのため、できるだけ自宅でとどまれるような努力、あるいは一時的に避難したあとに、また何とか自宅で生活が送れるような準備(家屋の耐震補強、食料の備蓄、テントや簡易トイレの準備)が大事だと教えていただきました。

震災関係の情報は研究が進むにつれどんどん新しくなっているそうです。今年の4月1日の11:39に起きた地震も、南海トラフ巨大地震の予兆の可能性もあるとのこと。M8〜9が想定される南海トラフ地震は海溝型地震ですが、それとは別に加木屋断層(知多市の一部も通過している)による直下型地震のリスクもあるそうです。
とりわけ南海トラフ巨大地震は東日本や熊本に比べ広範囲に甚大な被害が出る可能性が高く、しっかりとした援助が知多市まで届くにはかなりの日数がかかるため、以前は3日間生き延びられる備蓄を、とよく言われていたのですが今日の学習会では各家庭10日間程度の備蓄をしておくとよいと言われました。
地震は近いうちに起こるもの、という想定で各家庭で今一度考えてみていただければと思います。
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