最新更新日:2024/06/14 | |
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輝いている子どもたちの姿に感動!そのような中、月舘学園から10月16日(土)に開催する学園祭「あかつき祭」の案内をいただきました。久しぶりに学校行事に取り組む子どもたちの様子を直接見ることをとても楽しみにしていました。 当日は、参観者の入場制限をはじめ万全の感染症予防対策が行われる中、中学生の合唱祭と各種発表を鑑賞させていただきました。 合唱祭では、それぞれの学年が各パートの人数等に苦労しながらも、バランスや曲作りに工夫を凝らして、聞く人の心に響く素晴らしいハーモニーを披露していました。上記の写真は中学生が心を一つに歌い上げた全校合唱の様子です。また、中学2年生の職業学習の発表では、新聞社訪問、ロボットの進歩、消防士の仕事、看護師の仕事などについて、アニメ映画「千と千尋の神隠し」のストーリーに重ねながら分かりやすく解説していました。さらに、生徒会発表や閉祭セレモニーにおいても、今回のあかつき祭テーマ「百花繚乱 一人一人がきらめく瞬間」のとおり、それぞれの生徒がそれぞれの持ち味をフルに発揮しながらの発表で、生き生きと輝いていました。この姿は、今も深く脳裏に焼き付いています。 校長先生からは、このコロナ禍、子どもたちの準備の時間もなかなか取れなかったとお伺いしました。しかし、限られた時間を有効に使う工夫を講じながら、よりよいものを目指して活動していくことにも大きな意義があります。この「あかつき祭」に向けた事前の取り組み、そして、自分たちで創り上げた本番での発表は、子どもたちをまた一歩大きく成長させたものと確信しています。 (10月教育長の部屋) 教育長 菅野 善昌 東京オリンピック・パラリンピックから学ぶ!
東京オリンピック・パラリンピックが幕を閉じました。コロナ禍の影響で開催の是非については、様々な世論が飛び交いました。しかし、ほとんどの会場では無観客とするなど新型コロナウイルス感染症への万全の対策を講じた中で競技が行われました。
ところで、私たちは我が国の選手の大活躍や競技場で繰り広げられた様々なパフォーマンスを、自国開催ならではの利点を生かしたライブ放送や録画放送などによって、様々なエピソードなども交えて視聴することができました。このことは、これまで以上にオリンピック・パラリンピックの理念を身近に感じ、このビックイベントが持っている意義を再認識する契機にもなったと思っています。特に、パラリンピックでは、車いす同士の激しい競り合い、義足での疾走、運動機能や視覚障がいを乗り越えての滑らかな力泳、そして、団体競技では個々の能力のフル活用はもちろんのこと、五感を駆使したコミュニケーションや抜群のチームワークなど、見ている人の心をわしづかみにしました。 出場した各選手は身体の失った機能の現実を率直に受け入れ、残った機能を最大限に生かしながら全力で競技に取り組んでいました。私は、人間がもっているとてつもない力を感じ、感動の連続でした。また、競技後には、我が国の選手とともに諸外国や地域、難民選手団などの選手が、互いを称えあったり支えあったりする姿がありました。この姿は、テレビなどをとおして観戦した子どもたちにも大きな感動を与え、今後の生き方に夢や希望を育んだものと確信しています。 今回のパラリンピックでは、マイナスな感情に向き合いそれを乗り越えようとする精神力、困難な中でも諦めずに限界を突破しようとする力、そして、多様性を認め創意工夫をすれば、誰もが同じスタートラインに立てることなど、多難な人生に立ち向かっていく上での心強い処方箋を私たちに与えてくれました。 今後は、各学校においても、今回の東京オリンピック・パラリンピックにおける選手の活躍、様々なエピソードに込められた想いとともに、ボランティアや医療関係者等々、大会を支えた人々の心の在り方や努力などを振り返り、さらに学びを深めてほしいと思っています。 (9月教育長の部屋) 教育長 菅野 善昌 オリンピアン千葉麻美さんの講演「オリンピックの夢をつかむまで!」を聞いてそこで、皆さんにもその講演の概要を紹介します。 千葉麻美さんの歩み 小学6年生の時に身長が160cmと高かったことから、その長身を生かせるバスケットボールに夢中だったようです。しかし、将来は何かのスポーツで必ずオリンピックに出場することを夢見ていたそうです。 矢吹中学校時代に陸上競技と出会い、3年生の時に全日本中学校陸上競技選手権大会100mで優勝。郡山東高校1年生の時には全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の200mと400mで優勝。その後も大学生、社会人として国際大会で優勝などの実績を上げ、23歳の時についに北京オリンピック出場を果たし念願の夢を実現されました。 夢(目標)を叶えるために大切な6つの視点(ポイントのみ) 〇 挑戦する気持ち 前向きに、いろいろなことにチャレンジしてみることで自分の可能性に気付く。 〇 素直な気持ち 周りの人の指導や助言に素直に耳を傾ける、そしてやってみる。 素直に話が聞けるということは、その人の器(吸収力)を大きくし、周りのエネルギ−をもらえるということ。 〇 工夫 福島大学在学時には、全国高校総体で優勝経験を持つような優秀な選手も数多く陸上部に入部してきた。間違いなく言えることは、自分で考えて工夫しながら練習している選手ほど記録が伸びていく。(与えられたメニューをこなすだけ、早く練習が終わればいいという受動的な練習では伸びない。)練習はつらいのが当たり前。「何故・何のために?」を常に意識する。 〇 決断力 自分のことは、自分で決められるようになってほしい。自分が思っていることを、言葉で表すことが大切。 (自分で決めたことは、自分に責任がある。自分の責任は、言い訳にできない) 〇 強い心(ポジティブ) 大会の時は、どんなに優れた選手でも緊張する。過度の緊張は、実力発揮を邪魔する。従って、心のトレーニングも大切。普段の練習の中で、本番だと思って(ドキドキ感の中で)取り組む場を自分で設定する。 〇 自信 自分でうまくできた、頑張ったときには自分をほめる。これは、自分を好きになることにつながる。次に頑張る活力へとつながる。 一日に一個今日頑張ったことを心の中でほめてあげる。 千葉さんの講演は、スポーツの選手としてどのように競技そして自分自身に向き合っていくかという話でした。しかし、これらの話は、私たちが社会の一員としての役割と責任を果たしながら、どのように生きていくか、その心構えの基底をなしているものではないかと深く考えさせられました。 (7月教育長の部屋) 教育長 菅野 善昌 本市の子育て支援『伊達市版ネウボラ事業』「ネウボラ」とは、フィンランド語で「相談の場」という意味で、妊娠や出産、子育ての支援をするために自治体が設置した拠点のことです。本市では、これまで子育てアプリを使った情報発信や相談業務などを行ってきましたが、「全ての親子ではなく、相談を受けた子」などへの一方的な支援になっていたのが現状でした。対応の窓口も、母子保健は健康福祉部、子育て支援はこども部というように異なった部署が担当していました。しかし、すべての妊産婦、子育て期の家族に切れ目のないサポートを提供するために、本年度の組織改革によって教育委員会こども部に「ネウボラ推進課」を新設しました。 具体的には、子供が就学するまでの間に継続してサポートできるよう担当制を導入し、不安なことがあればいつでも相談できる環境を整えています。出産前には、家庭を訪問し、子育てに役立つ育児パッケージを贈っています。また、母親とともに出産の準備を進め、出産後は自宅に訪問し、母親の不安解消に向けた産後ケアや乳幼児健診などの支援にもあたっています。さらに、日ごろの生活上の悩みなどを聞き取り、適宜アドバイスを行って、家族の養育力を高めるための支援も行っています。 本年度からは、ネウボラ推進課の新設によって、就学前までだった連携の範囲が義務教育終了までに拡充されました。この伊達市版ネウボラ事業を核にした母子保健システムの導入は、現在、社会的に深刻になりつつある児童虐待の防止にもつながると考えています。その理由は、何といっても「課題を早く見つけることができる」ところにあります。また、子育て家庭と顔の見える関係を築き、切れ目のない支援を行うことにより、母親の育児負担が軽減されるとともに家族の様々な課題やリスクへの早期対応が可能となり、良好な育児環境が整うことにもなります。 この事業は、子どもの生育期の様々な課題への予防的対応として大きな意義があります。今後は、保健・福祉・教育の各部門がさらに連携を深め、安心して子どもを育てられる環境を整え、子どもの成長にとって好循環を生み出すしくみとして充実させていきたいと考えています。 (6月教育長の部屋) 教育長 菅野 善昌 再度のお願いです 〜新型コロナ感染 差別や偏見をなくしましょう〜
令和3年度を迎えて約5週間が過ぎました。
新入学の児童生徒も新たな学校生活に慣れ、それぞれ進級した上級生とともに、学習をはじめとした諸活動に目を輝かせながら生き生きと取り組んでおり、学校に活気が戻ってきています。また、各学校では、新型コロナウイルス感染症の防止に向けて、新しい生活様式の再徹底をはじめ、万全の感染防止対策を講じながら新年度の教育活動をスムーズに開始することができました。改めまして、保護者、ご家族の皆様をはじめ市民の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。 さて、新型コロナウイルス感染症について、県内でもクラスターの発生が相次ぎ、若年層への感染が広がっています。また、従来よりも感染しやすいと指摘される変異株も拡大傾向にあることから、警戒レベルも引き上げられ、学校における感染症対策の一層の徹底を図っているところです。市民の皆様には感染の防止に向けてこれまで以上のご協力をよろしくお願いいたします。 また、もう一つの大事なお願いがあります。それは、差別や偏見につながる行為の絶無についてです。 新型コロナウイルス感染症の感染が拡大する中、感染した方々やそのご家族、医療従事者の方々、また、様々な形で社会機能の維持に貢献なさっている方々などが、いわれのないいじめや差別的な扱いを受け、心を痛めています。 感染した方々やその家族などに対する不当な差別や偏見、いじめ、誹謗中傷などが行われると、感染を疑われる症状が出ても、検査のための受診や保健所への行動歴や接触者の正確な情報提供をためらってしまうなど、感染拡大防止に支障が出る恐れがあります。また、医療や介護に従事されている方々は、市民の命や生活を守るため、日々懸命にコロナウイルス感染症に立ち向かっています。 こうした方々やそのご家族が、職場や社会から不当に差別や偏見、いじめ、誹謗中傷を受けることは、決してあってはならないことです。 特に、次のような点についてご協力をお願いいたします。 〇 感染者や濃厚接触者、その家族等について、SNS等において噂や憶測等による誹謗中傷につながるような発信をしない。 〇 新型コロナウイルスに関する情報の中には、不確かな情報や事実と異なる情報もあります。こうした情報をむやみに拡散することなく、国や自治体が発信する情報を確認いただき、人権に配慮した冷静な行動を心がける。 以上、重ねてのお願いになりますが、よろしくお願いいたします。 (5月教育長の部屋) 教育長 菅野 善昌 再任にあたってのご挨拶本市の子育て、教育、生涯学習、文化の充実・発展を担う職責を思いますと、改めて、その任の重さを実感するところであり、身の引き締まる思いであります。誠心誠意職務に邁進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。 さて、昨今は人口減少や高齢化などの人口問題、グローバル化や人工知能などの革新的なデジタル技術が急速に進展し、また、新型コロナウイルス感染症への対応という新たな課題に直面し、社会のあり方が大きく変わろうとしています。将来を担う子どもたちには、激動する社会の中で、規範意識を養い、自ら課題を見つけ、自ら考え、自ら判断し、たくましく、しなやかに生き抜く力を身につけさせることが肝要であり、それを実現するためには、学校だけではなく家庭や地域社会が相互に連携し、実践していくことが不可欠であると考えています。 「まちづくりは、人づくり」といわれます。人づくりが人々の多様な個性・能力を開花させるとともに、人生を豊かにし、そのことが、今後、本市の一層の発展を実現する基盤になると考えています。伊達市第2次総合計画をはじめ伊達市教育振興基本計画に基づいて、子どもが健やかに育つ環境づくり、「生きる力」を育む学校教育の充実、学ぶ心を育む生涯学習の推進、文化財の保護と芸術文化の振興などを柱として、子育て・教育と生涯学習を両輪に据えて、人づくりに努めてまいります。 高野保夫教育委員(教育長職務代理者)が去る3月24日の任期満了をもって勇退され、新たに貝羽貴子(かいわたかこ)教育委員を選任いただいたところです。また、菅野千惠子教育委員が教育長職務代理者を兼務することとなりました。高野前教育委員におかれましては、これまで本市の教育行政の推進にご尽力をいただき、心より感謝を申し上げる次第です。菅野教育長職務代理者をはじめ3名の教育委員と教育委員会事務局が一丸となり、本市教育行政の振興に全力を挙げて取り組んでいく決意であります。 引き続き、市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 (4月教育長の部屋) 教育長 菅野 善昌 |
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