最新更新日:2023/03/31 | |
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「大きな夢に向かって!」校長先生の同級生で、有名な天文学者の先生のお話です。 天文学とは、宇宙や星のことを研究する学問です。 彼が天文学に進んだきっかけは、小学6年生の時に「ジャコビニ流星群」が話題になり、同級生と「観察隊」を結成し、流星の数を記録しようと考えました。そこで、夜、校庭で観測したいと担任の先生に相談したところ、親が付いていればいいというお許しがでました。 しかし、実際その晩は、流星は1個も観測できませんでした。専門家の予想が見事にはずれたのです。このことについて、彼は残念というより、天文学には未知のことがあることに興奮し、天文学者になることを決意したそうです。 彼は、その後、東大で天文学を勉強し、国立東京天文台で研究を続けました。彼が有名になったきっかけは、東京天文台で「広報」という仕事に就いたことです。広報とは、宇宙や星のことをマスコミ(テレビや新聞等)をとおして、お伝えする仕事です。彼は、天文学者でなかったら、漫才師か作家になりたかったそうなので、その分かりやすい話し方が評判で、その後よくテレビに出演するようになりました。 次にクローズアップされたのが、国際天文学連合の「惑星の定義委員会」委員としての活躍です。「惑星」を正式に定義し、冥王星を惑星からの除外を決定した最終メンバーの1人(アジア代表)となりました。 さて、昨年末もよくマスコミに登場していました。そうです「アイソン彗星」です。年末に地球に近づき、きれいに観測できると世界中で話題になっていたあの彗星です。ところがこれも結果的に消滅してしまいました。このことに彼がショックを受ける様子をテレビ局が取材していて、彗星が筋状の雲になってしまった様子を歌にしたものまでが、7時のニュースに流れたそうです。 「のぞき込む 画面に映る 筋雲に 思い到らぬ 未知の振る舞い」 これだけ研究していても、まだまだ分からないことが多く、宇宙は謎に満ちていることなんですね。 勉級をすると、もちろん今まで分からなかったことが分かるようになってきたり、また、何が分からないかが分かるようになってくるものです。 もちろん、勉強して将来自立して働くということが一番大事なことですが、世の中をよくしたり、人の役に立つことができるものです。 大きな夢をもって、それに向かって努力を始めることができるのは、やっぱり若いうちだと思います。自分の将来のことも真剣に考えていきましょう。 |
伊達市立石田小学校
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