県小学校教育研究協議会社会科研究部会伊達地区大会が 堰本ふるさと会館で開催されました。伊達地区の小教研社会科部員の先生方が、朝早くから大変立派に運営にあたられました。
実践発表は、伊達支部が、地域素材の活用ということで、「東根堰」 を教材化した授業について、郡山支部が、「ふるさと郡山 再発見!」と「教材・教具の物々交換」という研究の方針や、「予習・授業・復習の学習サイクル」 を重視した授業について発表があり、質疑応答がなされました。
グループ協議では、参加者の発表資料を基に意見が交換され、話し合いの結果が報告されました。
その後、「今求められている『社会科の授業づくり』について考える」 という題で宮前貢先生の講演がなされました。
『社会科を学ぶ喜び』 について、以下の4点が挙げられました。
「新しい社会的事象を初めて知る」 「その社会的事象の意味・わけを知る」 「自分の考えをもつことができる」 「友だちといっしょに考え、よりよい考えをまとめることができる」
この4つの 「学ぶ喜び」 を大切にした学習活動を組織し、学びの道筋を考えなければならないことについて話されました。
また、社会科の授業で 「思考力、表現力」 を育成するためには、「話し合い活動」と 「書く活動」 を重視すべきというお話しがありました。
授業の在り方について、再認識させられる大変有益な講演会でした。
伊達地区は、今年度を含め3年間 県大会の運営を担当するので、社会科部員の先生方の意欲は相当なもので、今更ながら感心させられました。