本日、伊達警察署管内学校警察連絡協議会が開催され、警察の方と小・中・高の先生方とのお話し合いがありました。
市教育長様から非常に示唆に富んだご挨拶をいただきました。
その後、「ラインなどに関わるトラブルの現状と保護者との連携・協力の事例」 と題して講話がありました。
現在、全国の小・中・高では、スマートフォン等によるソーシャルメディア利用による人間関係のトラブルが激増し、報道等でもご存じのとおり、自殺者まで出ている現状です。また、子どもがよく所持しているゲーム機や音楽プレーヤーSNS(ソーシャルネットワークシステム)に接続でき、知らぬは、親や先生ばかりという現状だそうです。
子どものインターネット使用の課題としては、
1 人間関係トラブルに関すること(ネットいじめやLINEはずしなど)
2 情報発信トラブルに関すること(SNS等への不適切な投稿など)
3 健康課題に関すること(依存症や睡眠不足など)
4 情報セキュリティに関すること(歩きスマホ問題や著作権など)
5 経済的課題に関すること(スタンプやゲームの課金など)
ルールづくりのポイント
1 時間:使いすぎないためのルール
(使ってよい時間や時間帯を決め、睡眠や勉強のバランスをとらせる。)
2 お金:料金が高くなりすぎないためのルール
(長時間にならない、有料コンテンツを買わない、無料のものでも勝手にダウンロードしない。)
3 コミュニケーション:友だちとのやりとりをメールやLINEに依存しすぎないためのルール(友だちにはすぐに返事できないことをあらかじめ伝えさせる。ネットで知り合った人と勝手に会わない。)
子どもにスマホを持たせる前の8か条
1 フィルタリングサービスに加入する
2 ダウンロードできるアプリに年齢制限をかける
3 クレジットカードに登録しない
4 利用料金の上限を決め、一定額になったら通知が来るように契約する
5 写真に位置情報を載せないようにする
6 フィルタリングが無線LANに対応しない場合には、無線LANにつながらないようにする
7 自宅の無線LANのパスワードを子どもに教えない
8 外出先で公衆無線LANにつながらないように設定する
インターネットは、世界中の人々が参加する 大人も子どもの区別されない怖い世界で、有害な情報も入手できてしまうそうです。
正しく安全に使うためには、地域と学校と保護者の協力が必要で、同じ地域で、ルール作りが是非とも必要になってきているようです。