最新更新日:2024/06/11
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ようこそ、愛知県知多市立八幡小学校へ  

1/16 悲しい事故が

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 昨日からニュースの最初に報道されているのが、斑尾高原に向かったバスが横転し、多くの若い命が奪われた事故です。
 ここ数年、バスによる死亡事故のニュースを耳にします。けれども、この事故を聞いて思い出したのが、1968年(昭和43年)8月18日の飛騨川バス転落事故です。豪雨による土砂崩れのため、バス2台が流され飛騨川に転落してしまいました。このとき、2台のバスには107名が乗車していましたが、104名の命が奪われてしまいました。本当に悲惨な事故でした。
 失った命は二度と戻ってきません。
 家族の皆さんのことを思うと、胸がふさがります。

 今回の事故では、事故で車外に投げ出されて亡くなった方が多数みえます。シートベルトをしていなかったようです。また、シートベルト着用のアナウンスもなかったと聞きます。
 今日の中日新聞の中日春秋に次の記事が掲載されていました。長くなりますが、引用します。

「100万を超える人々の命を救った男」。そう称賛される発明家がいる。スウェーデンに生まれ、14年前に82歳で逝ったニルス・ボーリンさんだ。
 その名は聞いたことがなくても、彼の発明品には日々お世話になっている。ボーリンさんは、自動車の三点式シートベルトの生みの親なのだ。1950年代には腹部だけを締める二点式ベルトが一般的だったが、自動車メーカー・ボルボの技術者だった彼は胸と腰を同時に締めるベルトの開発に挑んだ。
 とにかく簡便でなくては使ってもらえない。使ってもらえねば命を救えない。そう頭を絞って編み出したのが、一本のベルトを折り返し、一つのバックルで留めるだけの簡潔なデザイン。何げなく使うシートベルトをあらためて見れば、なるほど見事な着想だ
 その希代の発明家も泉下で唇をかんでいるだろう。軽井沢のバス転落事故で14人もの命が奪われた。乗客の証言によれば、ベルト着用の指示が出されることもなく、多くの乗客が着用していなかったという。着用が徹底されていれば助かった命も…と思えてならない。
 ボルボが新ベルトの開発に取り組んだのは、当時の社長が親族を交通事故で失ったからといわれる。同社は一人でも多くの命を救えるようにと特許を無償公開して普及に努めた。
 そんな先人たちの思いも、私たちがカチッと締めねば、実ることはない。
(引用終わり)

 バスもシートベルトをしめることになっています。林間学校や修学旅行、社会見学など、バスに乗るときはシートベルトを着用するようにアナウンスもあります。
 「シートベルトは、カチッと締める」ことを教訓としたいと思います。
 
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