保体 若田さんの骨

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「スパシーバ(ロシア語,ありがとう)」と言って,カザフスタンの草原に,無事,宇宙から帰還した日本人宇宙飛行士 若田光一さん。


地球を3000周!という,地球に住む我々にとっては,すごいというか,うらやましいというか,偉業です!




若田光一さんは,皆に抱きかかえられるように船外に出ました。

この時の若田さんの骨は?




私たちの骨は,骨細胞の活動で日々生まれ変わっています。

破骨細胞と骨芽細胞の絶妙な連携活動によるものですが,とても不思議なことに「重力を感じる時に」細胞は働き,重力を感じないと働かないのです!

宇宙空間は無重量または微小重力状態のため細胞が働かないのです。

細胞が働かない → 骨密度の低下(骨がすかすか) → 歩行は危険 です。

骨ときょうだいと言われる筋力も同時に低下しますからなおさらです。



宇宙ステーション構想では「骨密度の低下した人体」は地球でどのように回復をするのかも研究内容なので帰還後も重要です。


昔,宇宙から帰還した飛行士が,花束を受け取った時に「なんて重い花なんだ?」と言ったのがこの研究につながっています。



しかし,いずれにしても,若田光一さんの活躍は誇らしいことです。

しかも船長としてリーダーシップを発揮しての活躍は‘骨の折れる仕事’だったことと思います。快挙!

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