算数 不思議な分配

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むかしむかし,ある国に,父と3人の息子がいました。


父「わしが死んだら,その時に,


長男には,わしの持ってる羊の頭数の半分を与える

次男には,長男に与えた羊の頭数の半分を与える

三男には,次男に与えた羊の頭数の半分を与える


良いな。」


さて,父は天国へ行きました。


その時,羊の頭数は14でした。



長男は「7頭もらえるぞ」

次男は「長男が7頭だから,おいらは3.5頭? でも3.5って?」

三男は「長男が7,次男が3.5だから,おいらは1.75???」


とそれぞれが思ったのですが,当然,うまく分けられません。



するとそこへ‘賢者’と名高い謎の老人が羊を2頭連れてやって来ました。


謎の老人は言いました。

「ここにわしの羊が2頭いる。父親の羊と合わせると16頭じゃな。

その16頭の,

半分の8頭を長男にやる。

(長男は7頭だと思ったのに8頭もらえてラッキーと思いました。)

長男の8頭の半分の4頭を次男にやる。

(次男は3.5頭と思ったのに4頭もらえてラッキーと思いました。)

次男の4頭の半分の2頭を三男にやる。

(三男も1.75頭と思ったのに2頭もらえてラッキーと思いました。)


どうじゃ,長男8,次男4,三男2となり合計14じゃ。

確か,父の持っていた頭数は14じゃった。

わしの2頭の羊はこのまま持ち帰る。」


そう言って‘賢者’と呼ばれた謎の老人は2頭の羊とともに去りました。





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