防災 釜石の奇跡

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藤代庁舎エントランスでは,東日本大震災と復興についての写真展(パネル展示:県南生涯学習センター)が行われています。



これに関連し「釜石の奇跡」と称された出来事を紹介します。


3.11大地震の直後,釜石市の小中学生は,津波が来るから避難だ,という判断のもと,すみやかに高台等への避難をしました。


小中学生の避難行動は,一般市民より断然速く,小中学生の避難行動を見て避難をした人もおおぜいいました。




釜石市の小中学生はなぜこうした賢明な判断ができたのでしょうか?




それは防災教育の成果でした。群馬大学の先生を講師として,津波の発生と避難行動について日頃から勉強していたからでした。


しかも市内には,午後2:46に,帰宅していた小中学生もおり,避難行動が学校からではなく,その子らは自分が居た場所からの行動でした。


小中学生が,住民に声をかけたり,小さな子の手を引いた例もありました。



こうして「被害ゼロ」(但:学校管理下での被害)という奇跡が起きたのでした。



加えて「津波てんでんこ」という古来からの教えがありました。「津波の時はてんでんばらばらに逃げろ」という教えです。


たとえ家族であっても互いに探さず,あらかじめ決めた場所へ,てんでんに避難する。そして避難した場所で家族は会える。


「釜石の奇跡」から学ぶことは多い,そう思いました。

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