学 第1第2の発問
発問(授業者が児童生徒へ質問すること)にはいくつかの目的があります。
「答をきく」「答の理由をきく」ことは,発問の目的として特に重要です。 ◆例「道路沿いにあるコンビニ」 教師第1発問「このコンビニには,どんなお客さんが来るでしょうか?」 児童生徒「歩きや自転車もいますが,自動車で来る人が多いです。」 教師第2発問「なるほど,それは写真のどこを見てですか?」 児童生徒「駐車場です。(停めてある車です。道路から入り易くなったところです。)」 第1発問で答を引き出す。 第2発問で理由を引き出す。 すると答と理由の整合性がわかります。 「答」と「理由」の整合性は重要です。第1発問だけで次へ展開すると思考があいまいになります。 ◆例『ごんぎつね』(4年生国語) 教師第1発問「兵十は,ごんをどう思っていたのかな?」 児童A「悪いことをするきつねだと前々から思ってた。」 教師第2発問「Aさんは,どこを読んで,そう考えたのかな?」 児童A「『ぬすとぎつねめ』と『め』をつけてどなっているところです。」 第1発問,第2発問で,児童の読みは叙述に即したもの,理由との整合性を考えたものになります。 |
取手市教育委員会
〒300-1592 住所:茨城県取手市藤代700番地 TEL:0297-74-2141 |