県境を指で(1)

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「茨城県の県境(けんざかい)を,指でたどってみましょう。」

という社会科の授業を参観しました。

県境を「たどる,なぞる」という活動で,地図を読み取る力がつく授業です。



先生の指示は

◆「ゆっくりとたどること,地図上の字が読めるくらいゆっくり」

◆「県境の線の曲がりに合わせて,正確に線上をたどること」

◆「早く終わった人は,逆ルートでもたどってみること」

この3つ。

この3つの指示の時,生徒の視線を教師側に集約していました。

この3つの指示・視線の集約,早めに終了した生徒への指示と,これはハイレベル。



さて,どんな学習が展開されたのでしょうか?



県境を指でゆっくりたどると,

 ◆利根川=千葉県との県境=ほとんど一緒

に気づくことはもちろんのことですが,一歩進んで,

 ◆川は海に出る=海は陸より低い=太平洋・北浦・霞ヶ浦と並んでいる

ことに気づきます。


 ◆大昔,この辺り一面が海であったこと

を教えたり,調べたりしました。


 ◆海岸沿いに「波崎」「大洋」「大洗」「那珂湊」「東海」「河原子」「大津」「五浦」と,水に関係する「さんずい」の漢字の地名


が並ぶことに気づきました。


(続く)


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