シンプルなのに5
4月、担任する学年学級が決定。
中3や小6、つまり卒業学年担任となった時に、筆者は「来年3月の卒業式の前日の自分に宛てた手紙」を書く活動をよく行いました。 児童生徒はこんなことを書きました。 ◆いよいよ卒業。一番の思い出は何? 修学旅行? 体育祭? 部活? ◆勉強にじっくり取り組みましたか? 高校は決まった? ◆人に優しくなりたいと言っていたけど、どうでしたか? ◆少年野球関東大会連覇おめでとう! ◆明日の卒業式の後、親にありがとうと言う。 ◆中学校でもがんばります!! 自分から自分へ宛てた手紙ですからさまざまな内容です。中には書いた本人だけしか分からない?内容もありました。 これを担任(筆者)が預かって、先生は読まないからと言いながら、実は、しっかり読んだのち、封筒に入れて1年間保管。 翌年3月卒業式前日。 自分宛ての手紙なのに、封を切るときはみんなワクワクドキドキ。 あちこちで歓声が上がり、見せ合っては笑って。 小6、中3の4月に、来年3月の自分を想像すること、それがそのまま「1年間の自分の努力目標」になるのです。 ちなみに、顔写真を入れた子は、顔つきの変化に成長を感じ、驚きます。 今、はやっていることを書いた子は、流行のはかなさに、驚きます。 シンプルな活動なのに、目標を持たせることができる活動です。 明日(3月11日)、取手市内中学校卒業式。 |
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