観察実験における条件制御
理科の観察・実験は問題解決能力を身につけるうえでとても大切です。
児童生徒が観察・実験をやって「楽しかった」だけでは力は付きません。 観察・実験をとおして,学年ごとに求められる力は高くなります。 小3で求められる力は「比較」です。 結果を比較することで共通点・差異点を明らかにすることができるようにします。 小4で求められる力は「関係付け」です。 なぜそのような結果が出たのか,関係する要因と関係付けて考えることができるようにします。 小5で求められる力は「条件制御」です。 関わる条件のうち1つだけ変えて(他の条件はそろえる),結果の変化を考えることができるようにします。 この条件制御を理解して観察・実験を行うと,2つ以上の結果になぜ違いがでたのかを簡単に理解することができます。 小5以上の児童生徒に「条件制御」を理解させることは,複雑になっていく観察・実験に対応するうえでとても重要です。 |
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