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UD 立ち位置![]() 写真は,好例のひとつです。 教室の前方で,説明(プレゼン)をしている場面です。 ここで教師は,あえて最後方に立っています。 この立ち位置は, ◆説明している生徒の様子,声量,資料の視認性が見えること ◆説明している生徒を見ている生徒の様子が見えること が,そのよさです。 そして授業の中でキーポイントを説明するなどの重要場面では,中央で生徒の視線を見て話すことが良いので黒板前中央が立ち位置となります。 授業をUDしていく視点のひとつが教師の立ち位置です。 UD 見え消し![]() ![]() 見えるようにしたままで消すこと,見え消しと呼ぶこととしますが,この学習作業は次の点で有効です。 ◆もとが何で,どう,直したのか,その跡が残ること ◆間違い(誤解,ケアレスミス)を残すことで,同じ間違いをしなくなること ◆直す過程で,思考力・表現力がつくこと 消しゴムという「便利な」文具は,跡形もなく消してしまうという点で,「子供に使用させるには留意すべき」文具なのです。 さて,上記の写真で示したように, ◆文の推敲=より効果的な表現へ ◆計算の誤り=位取りなどの基礎基本の確認へ これらは児童生徒には大切な学習です。 「間違い」「不十分」を踏まえるからこそ「習熟」「効果」あるからです。 「消してしまうこと」で「もとが何だったのか分からなくなる」のが子供ですので,見え消しを取り入れた授業は成果が出ます。 市学力向上研修会![]() 実践発表があり,学力向上を図るためのUD視点に立った授業づくりの紹介はとても参考になりました。 分科会での意見交換ののち,県の指導主事の先生から指導助言をいただきました。 UD![]() 写真のように「曲がるストロー」を多く見かけます。 この「曲がること」によって,「使いやすさ」を感じる場面があります。 コップを斜めにするとこぼれてしまいますが,斜めにしなくても,ストローが曲がることによって,例えば,寝たままでも使用できます。 「使いにくさ」の解消を,具体的にデザインしたものです。もちろん,まっすぐのままでも使うことができるデザインです。 このような「より使いやすいデザインであるもの」を,ユニバーサルデザイン(UD)と呼びます。 (ちなみに,この「曲がるストロー」は,日本人の発明です。ケガで起きられない方に水を飲ませたい,と発明されました!) 次回から,UD授業,つまり「より学びやすい授業づくり」について記します。 |
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