環境教育 530
私達の生活は環境の保全とともにあります。環境の保全は「リサイクル」がキーワードです。
さて【写真】のPETボトル。初めてつぶしてみた時に,多くの皆さんが「おっ!」と思ったのではないでしょうか? この容器を繁華街にずらっと並べて,街行く人々に実際に手にとってもらい「つぶし体験」をしてもらったことで注目されました。 この発想の斬新さには脱帽です。このようにつぶせるPETボトルにするには究極の薄さを追究した開発部の努力があったそうです。 植物系樹脂を40%入れるなど「つぶしやすさ」とともに,リサイクル=資源を大切にする考え方で開発されました。 「混ぜればゴミ,分ければ資源」です。 きょうは,530で ゴミゼロ の日。 算数 天才の逸話
ドイツのとある小学校。
先生「1から100まで,全部足したらその答はいくつになるか?」 子どもたちは計算を始めました。 1+2+3+4+5 は 15 くらいまでなら暗算でできても,だんだんだんだん大変になります。そんな時でした。 「先生,できました! 5050 です!」と声を上げた子が。 ほかの子どもたちも驚きましたが,一番驚いたのは先生でした。まだ数秒しかたっていなかったのに正しい答が出たのですから。 その子「1と100を足すと101, 2と99を足しても101, 3と98を足しても101 101が50個で 101×50=5050」 見事なひらめき。 この小学生こそ,のちの天才数学者ガウスです。(19世紀に活躍) ガウスは数学で素数定理を発見したほか物理学,天文学にも優れていました。 ところで「1から100まで足すと5050」というのは,現在では答を知っている子が多いので応用問題にすると楽しいですよ。 ・1から1000まで足すと? ・1から30まで足すと? 子どもに出題すると応用力がつきます。 少年事件の未然防止
【写真】のとおり青少年健全育成条例(茨城県)があります。
カラオケボックスやゲームセンターなどにも示されています。 「親が一緒でもいけない!」とあるとおり子どもに教えるには,保護者が行動で示してみせることが大切です。 少年事件は「起きがちな時間帯・起きがちな場所」があります。そこに潜む危険が察知できるかどうかがキーポイントです。 ゲーセンに‘ポケットからはみ出た財布見せ’状態で入店すれば「金を持ったガードの甘いやつが来た」と思われるのは当然です。 当然であるのに「自分がどう見られているか?」は子どもは意外と理解していません。保護者からの具体的指摘が必要です。 「あんなことしなければ・・・」と児童生徒があとで悔やまないよう青少年健全育成条例の趣旨を考えてみたいものです。 防災教育 上?下?写真のような水道が増えて来ました。 レバーを, 下げると水が出る 下げると水が止まる の両方がありますね。 しかし現在製造中のものは レバーを下げると水が止まる に統一されています。 これは阪神淡路大震災の教訓です。 揺れにより上からの落下物でレバーが下を向いた時「下げると水が出るタイプ」はそのまま水が出っぱなしになりました。 しかも無人の建物では,レバーが元に戻されることもなく,水浸しになってしまったところが多数ありました。 これを教訓として,以後「レバーを下げると水が止まる」に統一されました。 防災教育を進める時には,こうした具体例が効果的です。 夢 世界を視野になでしこジャパン,アジア大会優勝! 男子バドミントン世界大会優勝! 日本のアスリートは,今,世界で活躍しています。 そして,もうすぐワールドカップサッカーがブラジルで開催されます。 ザックJAPANの中心,本田圭佑選手の「小6卒業文集」の作文は公開され感動を呼びました。【写真=その一部】 またACミラン入団時の ALL ENGLISH での記者会見は,本田選手が平易な語句で情熱を込めて語り絶賛されました。 フィギアの羽生結弦選手にしても,卓球の石川佳純選手にしても,野球の田中将大選手にしても見ているのは日本を越えて世界! これは平成の若いスポーツ選手の素晴らしいところであると感じます。 グローバルと言う言葉は,地球を意味するGLOBEに因りますが,すでに若い日本選手はグローバルな活躍をしています。 東京五輪2020はもう6年後。 音楽 美しい管弦楽楽器は,フルート,クラリネット,ホルン,トロンボーン,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ,コントラバス,ピアノ。演奏者13名。 曲は♪ホルスト「惑星」から「ジュピター」,ブラームス「ハンガリー舞曲第5番」,チャイコフスキー「眠れる森の美女」から「ワルツ」他。 となりのトトロの ♪さんぽ を全員で歌った時は,元気な声が体育館いっぱいに広がりました。 素晴らしい演奏,美しい音色に児童はじっくり聴き入っていました。 危機管理さしすせそ
バスの運転手は同社バスすれちがい時に挙手をします。この挙手には「現在このバスは安定して走行中」の意味があります。
非常事態発生,例えばバスジャック発生時などはあえて挙手をせず‘非常事態’に気づいた相手運転手が本部に連絡します。 こうした日常の安全対策が危機管理になります。危機管理のさしすせそは, さ=最悪の事態を想定し し=慎重に す=素早く せ=誠意をもって そ=組織で対応 です。 突風や竜巻でテントが飛ばされた,不審者が侵入し刃物を振り回した,火気の爆発があったなどがイベント会場で起きることがあります。 人気グループAKBの握手会イベントの会場では,凶器により負傷者が出る事件が発生しました。 イベントと言えば学校行事も同じです。学校では「さしすせそ」の意識で学校行事を実施しています。 社会科 スカイツリー東京スカイツリー開場2周年を迎えたきょう(5/23)。 【写真上・下】 まず,観光ガイド風に見ると,隅田川沿いの手前の金色ビルがビール会社,写真中央やや右の緑は浅草寺で五重の塔が見えます。 浅草寺隣は三社祭の浅草神社。写真中央上部の緑は上野公園。中央左上の白いドームがTOKYODOMEです。 この写真よりやや左を写したのが写真下です。 隅田川左の緑屋根が両国国技館,その左端が江戸東京博物館,写真上方が東京タワー,その右が六本木ヒルズ。 さてスカイツリーは,観光だけでなく社会科の学習場所としても最適です。 そこで次は社会科の観点で写真を見てみます。 隅田川沿いの道路は首都高速道路6号線。川に沿って首都高を造ったところがポイントです。これは用地確保が容易なためです。 また隅田川は豪雨時にあふれないのでしょうか?実は,現在,地下に巨大な雨水排水路があり川の氾濫を防いでいます。 なお昭和の名曲♪神田川はこの隅田川に流れ込み東京湾へ出ます。 六本木ヒルズ周辺に集中して高層ビル群が形成されています。これは港区が独自の建築基準を設けているためで都市作りと関係します。 最後に高さ333Mの東京タワーですが,昭和33年3月3日に開場した時は目立ったものの現在はそうでもありません。 六本木ヒルズは高さ270M。このように,高層ビル群は世界に誇る日本の高層ビル建築技術の高さの証明です。 ◆筆者は昨年,スカイツリーに行きましたが,実際の眺めは,この写真の10倍は迫力がありますよ。オススメです。 歴史 郵便保護銃【写真上】は郵便保護銃(郵便物保護銃)。 現存するものは日本全国でも極めて少なく貴重な物です。それが埋蔵文化財センター(取手市吉田)に展示されています。 さて郵便保護銃とは? 明治時代になり郵便制度ができましたが,郵便で取り扱うもののひとつに「金子入書状」がありました。現在の現金書留です。 「オンライン振込」など無い時代,「多額の金子」を狙う犯罪が発生したため郵便配達員は保護銃の所持が認められていたのです。 「保護銃所持」はTVのクイズ番組で出題されたことがあります。その時に資料としてTVに映し出されたのが上記の銃でした。 食育 美味しい茨城!これは茨城県産品目別で産出額の多い食物です(農水省統計)。 しかも,この中でメロン,チンゲンサイ,みず菜,レンコン,栗,ピーマン,鶏卵はなんと全国1位! はくさい,豚肉,レタス,かんしょ,梨は全国2位です。(ねぎ3位) 茨城県は,日本でも指折りの農産物産出額が多い県です。しかもこのように品目にバリエーションがあります。 茨城産の食材を確かめるのに,近くのスーパーで「箱」を見せてもらいました。【写真中】 「地産地消の大切さ」が,フードマイレージ,フードトレーサビリティの考え方と併せて推奨されている現代です。 「美味しい茨城」を児童生徒にどんどんPRしましょう。 カボチャは3位。【写真下】 先日,江戸崎カボチャが初出荷。 東京芸大と取手茨城いずれも東京芸術大学の学生の作品です。取手には東京芸術大学取手校地があります(小文間)。【写真下】教委の名刺にも芸大が! 芸大と茨城のつながりは深く,芸大(当時の東京美術学校)設立者の一人が岡倉天心。天心と言えば五浦の六角堂ですね。 北茨城市五浦海岸の六角堂は3.11津波被害に遭ったものの再建されました。白波砕ける海岸の赤い六角堂再建に筆者は感激しました。 六角堂で構想を練った天心。この岡倉天心に師事したのが横山大観です。水戸生まれの横山大観は第1回文化勲章受章者。 映画「天心」で横山大観役を演じ,この5月「いばらき大使」に選ばれたのが歌舞伎俳優の中村獅童さんです。 保体 真央ちゃん骨休め骨細胞は日々働き「破骨細胞が少しずつ古い骨を砕く」のと同時進行で「骨芽細胞がそのぶんの新しい骨をつくる」のです。 簡単に言えば,体の中に「昔の骨」は1本もなく,ここ2年間位で摂取した栄養素(Ca等)で今の骨ができています。 ‘無理・無謀なダイエット’を児童生徒がしてしまう場合がありますが,無理・無謀は2年後に「骨スカスカ」となってはね返って来ます。 【写真】は文科省「家族みんなで元気アップ」。「しっかり食べること」は,2年後の自分の骨づくりに直結します。 浅田真央選手が休養宣言をしました。フィギアの選手は,ジャンプ,スピン,ステップ,スラロームと華麗な演技をします。 しかしジャンプ着氷時,足への負担は体重の数倍。 ここらでちょっと‘骨休め’するのも良いのですね。 保健 薬物乱用防止
児童生徒対象の薬物乱用防止に関しては,市内小中学校で継続的に啓発活動が行われています。
県警フレンド号(車内で薬物乱用について学ぶことができるバス)を活用した学習やライオンズクラブによる講話などです。 「ダメ。ゼッタイ。」これが薬物乱用防止のキャッチフレーズ。 かわいらしい文字が刻まれた錠剤の合成麻薬(MDMA)等は,比較的安価で入手できてしまうなど青少年に良くない環境にあるのが実態です。 今年も児童生徒の啓発が推進されています。薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」 【写真】市内で実施された薬物乱用防止教室の様子(HPから) フラワーカナル
小貝川フラワーカナルでは,きれいなポピーの花がいっぱいでした。5/17,18は天気も良く,小中学生も花を見に来ていました。
家庭科 服の機能性【写真上】ワイシャツのボタン穴に注目ください。 胸のボタン穴が縦なのに対して,首のボタン穴は横です。 穴が横であることによって,首のゆったり感が確保,調整できます。 約1センチの首のボタン穴が横であることが機能性の秘密の1つです。 【写真下】手首のボタン穴も同じく横です。カフス用に穴の両端にボタンがあります。 こうした視点で服を見ると,家庭科で学ぶ服飾のデザインと機能が見えて来ます。 道徳 ながらスマホ
「歩きスマホ・ながらスマホの是非」は新聞やTVで数多く取り上げられています。
「一緒に歩いていた我が子に,歩きスマホの青年がぶつかり,子供は転倒,青年に声をかけたが逃げてしまった。」 「自転車でスマホ操作中の者同士が接触,一方がスマホを落下させ破損,一方はケガを負った。」(→自転車走行中の操作等は罰則あり) 「歩きスマホ規制には反対。情報入手や報告が数十分遅れれば会社に損害が出るのが現状であるからです。」 意見も多々あるようです。 歩きスマホ等は「危険行為の側面」もあり,「移動中にできるからこそ有用の側面」もあり,規制は意見の分かれるところです。 児童生徒のみなさん,このような現実を踏まえて,社会における「モラル・マナーとルール(法や規則)の在り方」を考えてみてください。 「広報とりで4/15号1面」はマナーを考える特集です。【写真参照】 小学校陸上記録会きょう(5/16)は,小学校陸上記録会が開催されました。 会場のふじしろスポーツセンターには,約800人の高学年児童が集合し,やる気満々のようすがうかがえました。 市内全18校が集まっての陸上記録会は今年で2年目。 各種目で好記録が出ました。 おおぜいの保護者の皆さんの応援,参観がありました。 英語は音 ポール来日
ビートルズの名曲に
♪YESTERDAY があります。 おおよそ次のような発音ですので口ずさんでみてください。 ♪ イェスタァデェイ オーマイタボゥスィーソファーラウェイ ナウルックソートゥヒャートゥステェイ オアイビリービンイェースタァーデェイ 「 ェイ 」の音で文末が揃っています。 歌詞文末は次の通り。 -----so far away -----here to stay -----in yesterday 「英語は音」です。詩や歌詞で「音を揃える美しさ」の言語です。 来日したポール・マッカートニーが ♪YESTERDAY を歌っていたら,よ〜く聞いてみてくださいね。 【書き加え】5/16 PM0:50 筆者の同僚から ♪YESTERDAY の2番の歌詞はどう? と尋ねられましたので,以下に書き加えました。 ----- to be -----over me -----suddnly 「 ィー 」となっています。 1番は「 ェイ 」,2番は「 ィー 」です。 これらを 押韻(おういん)または rhyme(ライム)と呼びます。 福祉教育 透明な袋
【写真上】のように,最近は割り箸の袋(特にコンビニ)が透明です。
これは,安全面,特に高齢福祉の考え方からできたものです。 かつて,割り箸は,紙の袋に入って,袋の隅に「爪楊枝入り・開封時注意」等の印字がありました。 しかし,つまようじが入っていることに気づかず,特に高齢者では,不用意な開封でケガをした例が増えたそうです。 そこで,より見えやすい透明袋に変えました。【写真下】 現在,日本では65歳以上が,人口の25%を越しています。高齢福祉という観点は,商品開発はもちろん福祉教育に不可欠です。 保体 若田さんの骨
「スパシーバ(ロシア語,ありがとう)」と言って,カザフスタンの草原に,無事,宇宙から帰還した日本人宇宙飛行士 若田光一さん。
地球を3000周!という,地球に住む我々にとっては,すごいというか,うらやましいというか,偉業です! 若田光一さんは,皆に抱きかかえられるように船外に出ました。 この時の若田さんの骨は? 私たちの骨は,骨細胞の活動で日々生まれ変わっています。 破骨細胞と骨芽細胞の絶妙な連携活動によるものですが,とても不思議なことに「重力を感じる時に」細胞は働き,重力を感じないと働かないのです! 宇宙空間は無重量または微小重力状態のため細胞が働かないのです。 細胞が働かない → 骨密度の低下(骨がすかすか) → 歩行は危険 です。 骨ときょうだいと言われる筋力も同時に低下しますからなおさらです。 宇宙ステーション構想では「骨密度の低下した人体」は地球でどのように回復をするのかも研究内容なので帰還後も重要です。 昔,宇宙から帰還した飛行士が,花束を受け取った時に「なんて重い花なんだ?」と言ったのがこの研究につながっています。 しかし,いずれにしても,若田光一さんの活躍は誇らしいことです。 しかも船長としてリーダーシップを発揮しての活躍は‘骨の折れる仕事’だったことと思います。快挙! |
取手市教育委員会
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