最新更新日:2024/06/28
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6年生アート鑑賞文

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1月27日(木) 晴れ

各教室の前には、子供達の作品が飾られています。
どれも素敵なのですが、その中でも特に大好きな作品があるので、今日はそれをご紹介します。

\6−1 アートギャラリー/

アートカードの中から好きな作品を選び、それに対する鑑賞文を書きました。

いくつかピックアップさせてもらったので、長文ですがぜひご覧ください。
(題名も本人がつけたものです)

【1】
『人の心』

夜空に光る色とりどりの球、それはまるでどこでも自由に飛びまわる鳥の群れのようだ。

この球たちの色は何だろう。
青、オレンジ、緑や赤、白まである。
よーく見ると青以外は整列しているね。
球の大きさもいっしょ。
これは、人の心を表現しているとしか思えない。

まず、青をまだ小さい子だと考えてごらん。
身長もバラバラで性格もちがう。それはこの青の球と同じ。
別の色はちょっとずつ大人になっている証拠。
みんなの心も分かっていって、身長もだんだんとっしょになる、ということ。

そしてこの球を180度回転させてごらん。
どうだい、深い海底のようにも感じられると思う。これも人の心といっしょ。
人の心はその人のおく深くにあるから、本当のことは分からない。
それでも、人の心に寄りそっていこう。そんなメッセージをこめてつくられたんじゃないかな。

【2】
『まっくらな心に1つ光る不思議な家』

バンバン。うおー。
はてしなく続くまっくろな世界。なんてざんこくなのだ。空しゅう・ばくだん・そして皆悲しむ。

でも1つだけポツンとてらされるものがあった。それは…
不思議な家だ。じみな色。しかし、木々や花がたくさんある。まるで悲しい時にいっぱい笑わせてくれる人だ。
まか不思議。天井がない。永遠に続いてそうで階段も人生も一歩ずつ。
楽しいこともたまにはやろう。パーティー!お食事・みんなわいわい・でも食事少なく悲しいな。
色にも注目してみよう。単純な色。黒・白。おもしろすぎるえんぴつ使い。

この絵をかいた人はどんなことを伝えたかったのだろう。それは「あきらめるな」だと思った。
人生には悲しいことだってうれしいことだってある。作者はみる人に対して元気を伝えたかった。たとえ1/1000000だったとしても100000/1000000の人が助けたり協力してくれる。
そう君に絵がとびでるくらいのあつい情熱がこの絵につまっているのだ。


【3】
『雨上がりに一粒』

ザァーとサファイアのようなしずくが天から降り注ぐ。今日は、そんな天気だ。
長ぐつをはき、コートを着て、かさをさし近くの広い公園まで散歩をする。これがぼくの日課だ。
公園についた。ちょうどそこにベンチがあったものだからこしをおろした。「よっこらしょ」

おや。
手前に白い花十四輪その周辺には、ツルやら落ち葉やら雑草やらがたくさん。
その中にポツンとたたずむ大きな白い山だとしか思えない。水が入っている。もし山をイメージしたとしたらこの水は溶岩。そしてこの水は、生命をたえさせない溶岩。つまり自然の恵!?

でも、よく見ると白い切りかぶのバケツだ。しかし、だれが置いたのだろうか。なんだか、かわいそうだ。みんなとちがうから?独りだから
作った人は、きっとみんなちがってみんないい、そしてこの水で感情を表現していると考えられるね。
「あっおひさまだ」家に帰ろう。

【4】
『心のパレット』

「心のパレット」それは、この世に生まれし生物なら、誰もが持っている自分だけのもの。
「心のパレット」それは、あなただけが持つ、世界でたった1つのもの。
「心のパレット」それは、あなただけでは使えない、不思議なパレット。

あなたなら、このパレットで何をする?
「絵をかく」「色をぬる」
でも、ただそれをするために、このパレットがあるわけじゃない。
このパレットは、もちろん自分にも。そして、「自分以外の人」にも使うことができる、とても素晴らしい物なんだ。

君のパレットには、どんな色がある?
「色なんて無い」そんな事はないはずさ。
だって君が今「生きている」という事は、誰かに支えてもらったり、時にはしかられたり、色々な人から色をもらったから。
今の自分へ、未来の自分へ筆がつながれていく。
心のパレット、次は君が誰かに使う番。
心のパレット、君はどう使う?

【5】
『1つの人生 1つの迷路』

<第一章 −迷路と人生−>
ピカッ―
2頭のシマウマにまぶしいスポットライトの光が当たる。今はドラマの撮影中。
このシマウマにはある秘密が、それは迷路になっている事。まるで人生のように。
では、迷路をやってごらん。スタートから入りゴールで出ればいい。
しかし迷う事については気を付けて。なんとなく人生と共通点がありそうだ。
―続く―

<第二章 −恋−>
迷いに迷った人生や迷路の先にこの絵があった。
そう、恋だ。
リボンをつけたメス。そのとなりにいるオス。この2匹恋をしているようにしか思えない。
まだスポットライトがシマウマをてらしている、明るく楽しい人生だったのかな。
この作品から「人生を楽しくさせようよ」というメッセージが伝わってくる。
このドラマと人生は完結へと向かう。
―完―


いかがでしたか。
6年生でこのような文章が書けるとは驚きです。
そしてなんといっても、みんなの想像力と世界観が素晴らしく楽しいです。

担任の先生のお話を聞くと、以前、国語の研究授業でこの単元(「鳥獣戯画」を読む)をじっくり取り組んだ事、ステップを踏みながら10時間ほどかけて、ようやくこの作品が完成したことなどを教えてくれました。

丁寧で適切な指導があれば、こうして子供達が能力を発揮できる事を改めて実感。
先生達のすごさと、子供達の持っている力の素晴らしさに感動しました。

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