最新更新日:2024/07/12
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先生がいない間に…

7月13日(木) くもり

今日は朝から先生達の健康診断がありました。

朝読書の時間に間に合わない担任の先生のクラスには、ほかの先生が行ってくれました。
2年生の教室には、教頭先生が行って絵本の読み聞かせをしてくれました。
子ども達は喜んで、「次はこれ!」と言いながら、結局4冊も読んでもらいました。

そんな中、3年2組は朝の会になっても検診が長引き担任の先生が不在のまま。
子ども達はまだ、なぜ先生が来ないのかを知りません。

「先生来ないね」
「どうしたんだろう」
「あ!昨日風邪っぽいって言っていたかも…お休みかな」
「お休みだったら、自習か−」
「自習いやだなぁ」
「でも、意外と好きなこと出来るかもよ」

そんな会話をしながら、子ども達だけで朝の会を進めることにしたようです。
当番の子が前に出て、いつものように進めていきます。

「歌はどうする?今日歌う?」
「いつも時間がないときは歌わないことが多いよね」
「でも、今日はまだ先生来ないから…歌えるんじゃない?」
歌うことに決めたようで、当番の子が音楽をかけにいきました。
なかなか操作がうまくいかず、数人の子が助け船を出します。

そしてアニメ曲なども含め、すごい数の曲目リストの中から選んだのは「信濃の国」。
(担任の先生に後から聞くと、一番最近歌ったのが「信濃の国」だそうです)

途中、操作が難しく、別の曲がかかりそうに。
「これ、九九じゃん」
「もう、九九でいいかな?」
と諦めそうになりながらも、なんとか「信濃の国」の頭出しに成功。

曲がかかると、椅子に座って待っていた子ども達は立ち上がり、全員で元気に歌い始めました。

「この次はどうする?」
「健康観察しちゃう?」
「え、健康観察は無理でしょ」
「これは先生しか出来ないよ」
「じゃあ、どうする?」
「あ、宿題チェックしよう!」

と、宿題チェックを開始。

そうこうしているうちに担任の先生が戻ってきました。
教室から入れ替わり立ち替わり、先生が来ないか廊下に顔をだして見ていた子ども達。

先生が教室に入ってくると
「せんせいー!おそいよー!」
と言いながら、満面の笑みで嬉しそう。
恨み言は言わず、逆に先生を心配する声があがるほどでした。

子ども達だけで朝の会を進め、出来る事は全部終わらせたことを伝えると、先生が手をたたいて「ありがとう、助かったよ」という言葉をかけてくれました。

“先生が来ない”という事態の中で、たくさんの選択肢があったと思います。

職員室に行き大人の力を借りる、ただその場をやり過ごす、しめしめと遊んでしまう…
そんな中、「自分たちで出来る事を進める」という選択をした子ども達。

途中、ザワザワしてきて遊びそうになる瞬間もありましたが
「今は遊んじゃいけない」
と、軌道修正する姿もありました。

担任の先生との普段からの信頼関係、日頃の生活の積み重ね…子ども達のこの姿の裏には色々な理由があると思いますが、大人がいない時こそしっかりやろうとする姿に、子ども達を信じる気持ちがまた強くなりました。

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