月食

きょう(10/8)は皆既月食でした。
 【写真上】南東の空の月が少しずつ欠け始めました。
 【写真中】月食が進みました。
 【写真下】月は赤っぽく見えました。(月の写真は撮影が難しい・・・)
我々の住む地球の影が月に映る・・・天体の動きに想像を膨らませました。
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UD 述べる時

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述べる時のUDです。

次のAさん,Bさんの述べ方のどちらがより良いかは音読してみると明らかです。



問題 サンマが9ひき,イワシが5ひきいます。どちらがどれだけ多いですか?



Aさん「答は,9ひく5は4,サンマが4ひき多い,です。いいですか。」



Bさん「はじめに,『どれだけ多いですか』なので,ひきざんです。

つぎに,ひきざんの式は,9−5 (9ひく5) です。

9−5の答は4です。

なので,サンマが4ひき多い です。」



述べる時に,

◆はじめに〜  つぎに〜

◆〜は,〜なので,〜です

◆一文が簡潔(短い)

という「型」が,論理的な説明として効果的です。


「型」を身につけるのは早いほど良いです。「型で述べる,伝える」ができる児童生徒は‘相手への理解させやすさ’も同時に身につけます。


「型」は適切な指導があれば,短期間で定着します。



そのための初期の指導時には,

◆「はい」と返事をする指導

◆「はい,   です。」の指導


のようにスモールステップが効果的です。


「はい」が「はいっ」になればワンランクアップです。


UD 言葉での指示

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「よ〜く見てみよう」

という言葉で,児童生徒に指示をする,そんな場面がよくあります。



UD授業では,よ〜く見せたい時に,次のようにすると効果が高まります。



例:上の写真で大切なのは,


◆左手に持つガラス棒は少し傾けること

◆ビーカーの壁にろうとの脚を付けていること


です。棒を傾ける意味は液体を的確に伝わらせて落とすことです。壁に脚を付けるのは壁伝いに流下させてはねかえりを防止するためです。



よって,言葉での指示は,


「ガラス棒は,まっすぐかな?」

「ビーカーの壁にろうとの脚が付いているかな?」


になります。



UD まとまった文節

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児童生徒に示す文の良い例


◆写真上のようにまとまった文節で示す


文は文字情報ですので,目でとらえる時に,意味のまとまりがあるほうが,情報としてよりとらえやすくなります。


よって文節重視による改行が良。適切でないところで改行をしてしまうと,写真下のようになってしまいます。


黒板等に提示する課題文,提示する資料などは特にそうです。




UD 立ち位置

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教師には,授業でのより良い立ち位置があります。

写真は,好例のひとつです。

教室の前方で,説明(プレゼン)をしている場面です。

ここで教師は,あえて最後方に立っています。


この立ち位置は,

◆説明している生徒の様子,声量,資料の視認性が見えること

◆説明している生徒を見ている生徒の様子が見えること

が,そのよさです。


そして授業の中でキーポイントを説明するなどの重要場面では,中央で生徒の視線を見て話すことが良いので黒板前中央が立ち位置となります。


授業をUDしていく視点のひとつが教師の立ち位置です。




UD 見え消し

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見えるようにしたままで消すこと,見え消しと呼ぶこととしますが,この学習作業は次の点で有効です。


◆もとが何で,どう,直したのか,その跡が残ること

◆間違い(誤解,ケアレスミス)を残すことで,同じ間違いをしなくなること

◆直す過程で,思考力・表現力がつくこと


消しゴムという「便利な」文具は,跡形もなく消してしまうという点で,「子供に使用させるには留意すべき」文具なのです。



さて,上記の写真で示したように,


◆文の推敲=より効果的な表現へ

◆計算の誤り=位取りなどの基礎基本の確認へ


これらは児童生徒には大切な学習です。


「間違い」「不十分」を踏まえるからこそ「習熟」「効果」あるからです。


「消してしまうこと」で「もとが何だったのか分からなくなる」のが子供ですので,見え消しを取り入れた授業は成果が出ます。



市学力向上研修会

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きょう(10/1)は,市学力向上研修会が開催されました。


実践発表があり,学力向上を図るためのUD視点に立った授業づくりの紹介はとても参考になりました。


分科会での意見交換ののち,県の指導主事の先生から指導助言をいただきました。



UD

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UD(ユニバーサルデザイン)についてです。

写真のように「曲がるストロー」を多く見かけます。

この「曲がること」によって,「使いやすさ」を感じる場面があります。



コップを斜めにするとこぼれてしまいますが,斜めにしなくても,ストローが曲がることによって,例えば,寝たままでも使用できます。

「使いにくさ」の解消を,具体的にデザインしたものです。もちろん,まっすぐのままでも使うことができるデザインです。



このような「より使いやすいデザインであるもの」を,ユニバーサルデザイン(UD)と呼びます。


(ちなみに,この「曲がるストロー」は,日本人の発明です。ケガで起きられない方に水を飲ませたい,と発明されました!)



次回から,UD授業,つまり「より学びやすい授業づくり」について記します。





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