学 アイコンタクト
アイコンタクトとは,目と目を合わせることです。
小学校外国語活動では,コミュニケーションの素地を培うために,特にアイコンタクトの重要性が求められています。 さて,アイコンタクト重視の活動では,カード(または実物)の相手への示し方の指導が重要です。 【写真左】のようなカードを使ったアクティビティの場合,カードをどの位置で相手に示すのが良いでしょうか? それは,【写真右】のように「目の高さ」です。 目の高さで示すことでアイコンタクトが多くなります。 これは言語活動一般にも言えることです。 「二画」が見える写真は,書写。 題材である「必要」の「必」に着目してみます。 「必」という字を児童に示した時に,児童は「必」の最初の二画に着目することは,難しいのです。 そこで,写真のように,マーカーを入れることで, ◆最初の二画の位置関係 が見えるようになります。つまり一画目の点よりも,二画目がぐっと上方から筆が入って来る,ということです。 二画が見えた! このように,児童が題材教材が見えること,そして,児童生徒が題材教材を見えるようにする支援が重要です。 二画が見える見えないの違いは,児童生徒の筆の運びの違いになります。 シートに付箋を付箋に,意見・アイデアを記入して,貼り付けるという活動は「交流」が深まる活動です。(写真参照) 自分の意見が,深まる・広がるというのは,他の意見に接した時が一番です。 学校の授業だけでなく,ブレーンストーミングでは,ホワイトボードに,貼ったり,貼り直したりすることが効果的です。 このような「交流」が児童生徒にとっては互いの学習を深いものにします。 辞書に付箋を
写真のように,辞書を引いたページに付箋を貼っておくことは,児童生徒の学びを確かなものにします。
実践をしてみるとその効果が分かります。 ◆辞書を引くのが早くなります。 ◆言葉の意味を,あいまいなものでなく確かなものとしてインプットできます。 ◆辞書に示された意味や例文がきわめて簡潔で分かりやすいことに気づきます。 ◆付箋を見るたびに以前に調べた言葉を思い出します。 「辞書に付箋」は良い学習活動のひとつです。 理科 手で見る
写真のように,植物をデジカメで撮影すると良い教材になります。
そのひと工夫は,児童の「手のひら」「指」「腕」などを一緒に撮影することです。 「〜と比べて,大きい」 「〜よりも,長い」 児童は,からだ(の一部)を物差しとして,対象を見るようになります。 「アサガオの種は小指の爪よりも小さいのに,ヒマワリの種は親指の爪よりも大きい」のように,観察記録も具体的になります。 ◆じゃ,定規で測ってみよう。 ◆え〜と,ホウセンカを上から見ると葉が360度の円のように広がっている。 このように発展し,科学的な目をもちます。 教師の写真の撮り方で,その「科学的な目」も育ちます。 「(上の写真の)この葉っぱ,葉のまわりがギザギザ!」 このような発言も飛び出します。 子供の目は指先にある,と言われる所以です。 舞妓は・・・舞妓を夢見る少女の成長の物語,その映画を見ました。 素晴らしいエンターテインメント作品!とまず書かせてください。 さて‘ネタばれ’を回避して「教育」という観点でのコメントです。 ◆平安遷都1220年,京の文化が学べる作品です。(歴史・美術) ◆二重唱など歌の魅力が全編にあふれます。(音楽) ◆少女の成長は感動的です。(道徳) 優れた映画から学ぶこと多しと感じました。 研修:防災気象情報きょう(9/11)は,学校の防災力強化推進事業研修会が実施されました。 水戸気象台から講師の先生をお迎えして,防災気象情報についての講話がありました。 「ナウキャスト」の活用によって,細かな気象情報を得ることができ,防災に役立つことをお聞きしました。 局地的大雨など「これまでに体験したことのない」状況が,近年,多く見られます。 きょう伺った貴重なお話の内容は,市教委から,また,研修会参加者から広げたいと思います。 学 調べ学習でUP
調べ学習は,工夫により,パワーアップします。
◆子供がネット検索する時,「とは」,「っていう」を付けて検索させると 例えば地球温暖化を [地球温暖化] で検索すると,児童生徒にとって難解なハイレベルなサイトが多く表示されます。 そこでひと工夫。 [地球温暖化 っていう] にすると,小中学生でも理解できるサイトが多く表示されるようになります。 小さな工夫ですが,調べ学習をする児童生徒にはUP!です。 ◆辞書を併用させると 上の写真でも,辞書が見られます。 「分かっていると思っていた言葉」なのに誤解だったことは大人もあります。 「書物にある難しい記述」を「噛み砕いて易しく表記」充実した学習です。 これもUP!です。 ◆写真を重ねて貼ると 上の写真のように,複数の写真を貼る時は,資料の上部だけ糊付けして,めくれるようにすると見やすくなりこれもUP!です。 調べ学習は,授業者が工夫を加えないと ‘写し学習’ になりがちなものです。ひと工夫してみると児童生徒の学ぶ力は確実にUP!です。 学 第1第2の発問
発問(授業者が児童生徒へ質問すること)にはいくつかの目的があります。
「答をきく」「答の理由をきく」ことは,発問の目的として特に重要です。 ◆例「道路沿いにあるコンビニ」 教師第1発問「このコンビニには,どんなお客さんが来るでしょうか?」 児童生徒「歩きや自転車もいますが,自動車で来る人が多いです。」 教師第2発問「なるほど,それは写真のどこを見てですか?」 児童生徒「駐車場です。(停めてある車です。道路から入り易くなったところです。)」 第1発問で答を引き出す。 第2発問で理由を引き出す。 すると答と理由の整合性がわかります。 「答」と「理由」の整合性は重要です。第1発問だけで次へ展開すると思考があいまいになります。 ◆例『ごんぎつね』(4年生国語) 教師第1発問「兵十は,ごんをどう思っていたのかな?」 児童A「悪いことをするきつねだと前々から思ってた。」 教師第2発問「Aさんは,どこを読んで,そう考えたのかな?」 児童A「『ぬすとぎつねめ』と『め』をつけてどなっているところです。」 第1発問,第2発問で,児童の読みは叙述に即したもの,理由との整合性を考えたものになります。 必勝〜必笑 の教え
1918年と言えば大正7年。
以来96年ぶりの,全米テニス4強入りの錦織選手。 準々決勝のバックハンドの1本は,対戦相手も手を叩く高等テクニックでした。 さて筆者が驚いているのは,若い力のある選手たち(最近では錦織選手,ハイブリッド6戦術で決勝まで上がった女子バレー選手)の笑顔。 笑顔が,ピンチでも出るのがすごい。 実は,これに関して,甲子園大会で,球児の笑顔のすごさ,ということを新聞で書いていたライターの方がおりました。 「必勝」は「必笑」から。強いチームは笑顔があるというのです。 児童生徒の育て方に関連していました。近年のコーチ(監督・指導者)は, ◆よさを見つける〜伸ばす ◆教える〜褒める これが基本ということです。 強豪高校野球のある監督も「最近は対戦校の適切な分析に基づいて,攻守を教え,伸ばし褒めることが大切。昔の‘根性’ではスポーツにならない」と。 強い選手のいい笑顔。 育つ育てるということの秘訣がそこにあるように思いました。 学 学びの跡のある
ノートに児童生徒の学びの跡があること,これは,学んだ力となり,学んで行く力となります。
ノート指導は,それぞれの先生が,授業の中で工夫をしているところですが,写真のノートはその一例です。 このノートではキーワードを発見して記入させていること,短い文で簡潔に書くようにさせていることなどが分かります。 これは小5のノートですが,行数も少なめなものを使用し,ゆったり書くことができていることも分かります。 書き出しの「文頭の揃え」を意識しているため,整っています。 さて,子供にノートを書かせるときに,大人は言い方にひと工夫。 「ていねいに」「きちんと」などの言い方は子供には理解しにくいと言われます。 「見出しを付けて」「・を書き短い文で」などの言葉であるほうが,子供は理解しやすいです。 学 2人とも発言
学(まなび)シリーズです。
児童生徒の発言が多くなり,交流が多くなることは言語活動の活発化です。 写真は,2人で話し合って,その後,2人とも発言する学習活動です。 この活動のよさは,互いに話し合ったことを教室全体に2人とも発言するので, ◆自信をもって発言できる ◆相手の発言をカバーする,フォローするように発言できる (相手の言い足りないところを発言する) ことになります。 1人での発言よりも,内容が豊かになります。 発言内容の豊かさは,その前に行う2人の交流の豊かさに支えられるものです。 2学期スタート2学期は,季候も良く期間も長く,学習に運動に適した学期です。 2学期は,小学校も中学校も,学校行事がたくさん実施されます。 さあ,2学期のスタートです。 【写真】雨模様となったけさの登校風景 |
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