本日、令和３年度卒業証書授与式が挙行されました。新型コロナウイルス感染防止のため、式歌は歌わずにＣＤのみ、恒例の別れのことばもありませんでしたが、卒業証書を授与された卒業生一人ひとりが壇上で、将来の夢や今後の抱負を発表しました。静かに時間が流れる厳粛なムードに満ちた卒業式でした。
　卒業式後、教室では担任のＳ先生と最後のお別れの時間。Ｓ先生から卒業生の成長を願うはなむけの言葉の後、子どもたちと保護者様からのサプライズとして、粟野小よさこいソーランの演舞、花束、プレゼントが贈られました。このサプライズに、ずっと涙をこらえていたＳ先生でしたが、涙が止まらなくなってしまいました・・・・
　卒業生の皆さん、保護者の皆様、本当に素敵なサプライズをありがとうごさいました。７名の卒業を心から祝福し、明るい未来、希望に満ちた前途をお祈り申し上げます。

　明日の卒業式に先立ち、１年生から５年生までの修了式を行いました。３学期は２週間の臨時休業や大きな地震がありましたが、予定していた学習を終え、４８名が無事に修了を迎えることができました。
　修了生を代表して５年生のＨさんに、校長先生から修了証書が授与されました。校長先生の式辞では、３つの学校目標についてのお話があり、その目標を全部達成できたことをたくさん褒めていただきました。

　３時間目に６年生だけの卒業式予行を実施しました。いつもの制服に身を包んだ６年生ですが、静かで厳粛な雰囲気のためなのか、緊張しているのか、ぐっと大人びて見えます。臨時休校があり、十分な練習時間をとれていなくても、実に見事な立ち居振る舞いでした。２３日の卒業式は、きっとみんなの心に残る式になることと思います。

　間もなく卒業を迎える６年生からの熱望で、昼休みに校舎屋上に行きました。屋上は鉄柵もないため、安全面を考慮して普段は絶対に子どもたちが立ち入れない禁断の場所です。
　「卒業前に一度は登ってみたい！」
　そんなリクエストに応えての夢のひとときでした。屋上からは半田山や粟野地区が一望でき、初めての体験に６年生は笑顔いっぱいでした。またひとつ、小学校の思い出ができたことと思います。

　今日の昼の放送で、粟野小よさこいソーランの引き継ぎを行いました。本来であれば、全校児童が一堂に会し、演舞をして引き継ぐ予定でしたが、コロナ禍にある現状を考慮しての放送による引き継ぎとなりました。
　これまでよさこいの初代代表を務めた６年Ｋくんから、後輩に向けてあいさつがありました。そして、それに対して、二代目代表の５年Ｏくんが、新しい伝統を受け継いでいく決意のあいさつで応えました。粟野小の新しい伝統のバトンがしっかり渡ったことをとても嬉しく思います！

　東日本大震災から１１年目を迎える今日、学校では震災を迎える会を開催しました。本来であれば、一堂に会しての集会ですが、コロナウィルス感染拡大防止のため、校内放送による開催としました。
　震災を知らない子どもたちに向けて、校長先生から地震、津波、原子力発電所の爆発、県外への避難・・・・など、震災の概要についてお話をいただいた後、犠牲となった多くの方々のために、黙祷を捧げました。
　子どもたちは、震災を知りませんが、その傷跡を理解し、これからの福島県を創造できる大人になってほしいと願っています。

　朝、６年生にアドバイスをもらいながら、旗揚げ、玄関そうじ、校長室そうじをする５年生の姿がありました。朝のボランティア活動は、粟野小の６年生が代々続けてきた伝統の活動です。こうして次の世代へと伝統が継承されていくのです。朝から清々しい気分になりました！

　臨時休業期間を終え、昨日から学校が再開しました。ホームページも再始動します。
今日は、５年生の授業の様子を紹介します。
　２、３校時に子どもたちが大好きな図工の授業がありました。今回は木版画の学習です。自分で好きな下絵を描き、版木に転写して彫刻刀で彫り進めてきましたが、今日はいよいよ絵の具で彩色しました。多色刷りなので一色ずつ絵の具で版木を塗っては刷るを繰り返します。とても時間がかかる作業ですが、子どもたちは久しぶりの図工を楽しんでいました。来週中には仕上がりそうです！