最新更新日:2024/05/17 | |
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着任して一か月 今、改めて考える 〜震災の記憶〜令和6年度は、4月から新型コロナの影響を受けることなく各校の修学旅行や校外学習等の学校行事が予定どおり開催されています。子どもたちの笑顔あふれる活動の様子が学校だよりからも伝わってきます。このまま「令和」の年号に込められた、日本人一人ひとりが希望をもてる良い国になってほしいという願いが確実に実現できることを期待したいと思います。 さて、話は変わりますが、教育委員の皆様との会合でよく話題に上がるのは東日本大震災です。今年は地震が多く、元旦の能登半島地震に限らず日本各地や世界各国で大きな地震被害が報道されていることも関係しています。東日本大震災では主に東北地方各県で甚大な被害を受けましたが、地震被害に加えて東京電力原子力発電所事故による放射線の影響を強く受けた本県の復興は道半ばであり、これからも震災の記憶を風化させることなく伝えていかねばなりません。10年を経過したころから県内では、震災学習を教育課程の中に位置付け、被災地訪問や伝承施設等の見学を実施する学校が増えてきています。 我が渡部家でも、震災時に決して忘れることができない出来事がありました。2011年3月11日、14時46分に起きた大地震は今までに経験したことのない大きな被害を生み、当時、福島市役所に勤務していた私が帰宅したのは夜の9時を過ぎていました。帰宅して最初に聞いたのは、「子犬がいなくなった」と泣きながら話す娘の言葉でした。それから3日3晩、生後約3か月の子犬を捜したが見つからず、生存をあきらめかけていた時奇跡は起こりました。電話が開通した4日目の朝、警察署から犬を保護しているという連絡があったのです。万が一に備えて首輪に電話番号を記していたのが功を奏しました。警察署に行き署員の方に経緯を確認すると、親切な人がいて、自宅の前で震えている犬を見つけ、わざわざ警察署まで届けてくれたそうです。その人は、「困ったときはお互い様だから。」「命の重さは人も動物も同じだから。」と言って名前も言わずに預けていったそうです。この人のおかげで我が家の愛犬は救われ、13歳になった今も写真のように元気で過ごしています。今は耳も遠くなり寝て過ごす時間が増えましたが、震災後は些細な地震でも敏感に反応して大声で吠え、誰よりも地震の怖さを私たちに伝えていたのです。 「10年ひと昔」とも言われるように、時間の経過とともに私たちの記憶は薄れゆくものです。しかしながら、輝かしい未来を創造するため記憶を風化させることなく伝え続けることも学校教育の役目であると考えます。新型コロナの対応が緩和され、学校の子どもたちは5月から部活動の大会等に精一杯取り組むようになります。市民の皆様には、成果を見ていただける機会、応援していただける機会も多くなってきていることをとてもうれしく思います。これからも本市の子どもたちの豊かでたくましい成長に向けて、力強いご支援をいただきますようよろしくお願いします。 5月 教育長の部屋 教育長 渡部 光毅 令和6年4月定例教育委員会会議 会議録について若手教員研修1・学級経営年度初めのこの時期に、先輩の教員から学級経営の具体的な実践発表を聞き、自分の学級経営にすぐに役立てることができる研修となりました。初任者研修該当教員17名、若手教員・常勤講師等22名の合計39名が参加しました。 小学校は佐々木緑教諭(伊達小学校)、中学校は北藍主幹教諭(梁川中学校)、特別支援学級は菅野知美教諭(保原小学校)が実践発表を行いました。優れた学級経営を行っている先輩教員の実践発表は、若い教員にとって大きな刺激となりました。 研修の参加者からは、「先輩の先生方の素晴らしい実践を、これからの自分の学級経営に生かしていきたい。」という感想が多く聞かれ、参加者の意欲の高まりが感じられました。 初任者研修渡部光毅教育長から、「勤務校を愛し、純粋に教員を目指してきた初心を忘れないこと」「組織の一員としての役割を果たすこと」「自分の教育観、教師観を確立すること」などの講話がありました。 また、学校教育課担当指導主事から「学力向上について」「生徒指導の充実について」「特別支援教育の充実について」の講義を行いました。 協議では、「一か月を振り返って」をテーマにグループ協議を行い、教員になって一か月の思いなどを自由に語り合う場を設けました。日々の授業や学級経営などについて互いに情報交換をすることで、初任者にとって実り多い時間になったものと思います。 初任者教諭には、自分を磨きながら伊達市の子どもたちのために、日々努力することを期待しています。 令和6年5月定例伊達市教育委員会会議のお知らせ
日時 5月15日(水)13:30〜
会場 伊達市役所東棟3階 庁議室 ※傍聴希望の方は、13:00までに伊達市役所東棟2階 教育総務課へ お越しください。 令和6年3月臨時教育委員会会議 会議録について令和6年3月定例教育委員会会議 会議録について管理職研修今年度は、伊達市に新しく転入・昇任した管理職を中心に、校長7名、副校長1名、教頭13名、主幹教諭1名の合計22名が参加しました。 渡部光毅教育長から「管理職に期待すること」と題して講話がありました。次に、平野貴浩学校教育課長から「伊達市の学校の現状と求められる4つのこと」、佐々木義通指導主事から「今後の学校経営・運営のために」というテーマで、話がありました。 新年度になり、管理職として各学校の経営・運営に、新たな気持ちで取り組んでいただきたいものです。 令和6年4月定例伊達市教育委員会会議のお知らせ
日時 4月17日(水)13:30〜
会場 伊達市役所東棟3階 庁議室 ※傍聴希望の方は、13:00までに伊達市役所東棟2階 教育総務課へ お越しください。 |
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