最新更新日:2024/05/07
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新たな決意を胸に! 〜 伊達市立志式 〜

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 令和5年度立志式が、去る1月30日(火)に保原体育館で行われました。「立志」とは、字のとおり「志を立てる」ということで、昔の「元服」にあたります。「元服」とは、平安時代から江戸時代にかけて、子どもが大人に成長したことを祝った社会的に重要な儀式です。本市では数え年で15歳となる中学2年生を対象として、立春を迎えるこの時期、中学3年生への進級を前に将来の決意や目標を明らかにし、大人になることへの自覚を深める儀式として毎年行われています。本年度は、市内の全中学校とだて支援学校の該当生徒409名が一堂に会して実施されました。
 式では、各学校の生徒代表(伊達中:小野 将さん、梁川中:菊池鳳聖さん、松陽中:菅野蓮翔さん、桃陵中:小宮山夏瑠愛さん、霊山中:菅野禾純さん、月舘学園中:菅野もかさん、県立だて支援学校:大友海翔さん)に伊達市青少年育成市民会議会長の須田博行伊達市長から立志証書が手渡されました。続いて生徒代表(松陽中:比金暖さん)に記念品が授与され、会長が式辞を述べました。その後、伊達市小中学校校長会中学校部長の梁川中学校二瓶匡弘校長先生から生徒への励ましの言葉が贈られました。最後に生徒を代表して、霊山中の引地ほの香さんが、「周囲への感謝の心を大切にして、未来を担う一人として力強く前進していきたい」と誓いの言葉を述べ、式は閉じられました。
 この立志式では、どの学校の生徒たちも式の意義をしっかりと理解し、人間としての成長の節目にふさわしい厳粛な儀式として行われていました。生徒たちは、それぞれに新たな決意を胸に刻んだことと思います。私も、生徒たちの健やかでたくましい成長を心から祈りました。
 立志式終了後は、山形交響楽団による「スクールコンサート」を鑑賞しました。今回の鑑賞のテーマは「タイムトラベル」で、時代とともに変化してきた「音楽の形」を日本と西洋の歴史を重ね合わせながら、その時々の代表的な名曲を聴いて理解するというものでした。演奏された曲は1700年ころの「小フーガト短調」(バッハ)や、1808年の『交響曲第5番ハ短調「運命」から第1楽章(ベートーヴェン)』、1900年ころの『組曲「カルメン」より前奏曲、アラゴネーズ、闘牛士の歌』(ビゼー)など、いずれも馴染みのある作品ということで、生徒たちも楽団員が織りなす豊かで繊細な演奏にジッと聴きいっていました。また、今回のプログラムの中には、「指揮者って何だろう」を学ぶコーナーも設けられ、生徒の代表3人が実際のオーケストラの指揮を体験するなど、一生忘れられない思い出になったものと思います。
 プロのオーケストラは、東北では2団体しかない中の一つが山形交響楽団です。今回、私たちの身近なところで演奏活動をしている山形交響楽団の素晴らしい演奏に触れることができたことは、生徒たちにとっても記憶に残る芸術鑑賞会になったものと思います。
〔1月教育長の部屋〕             教育長 菅野 善昌

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