最新更新日:2024/04/18
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梁川バイパス開通式〜橋名板の揮毫者は梁川中学校生〜

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 9月23日(金)に、国道349号梁川バイパスの開通式が行われました。
 梁川バイパスは、伊達市梁川町中心市街地の交通混雑の解消、緊急輸送道路の機能の強化、そしてやながわ工業団地へのアクセス強化などを目的に事業がすすめられてきました。この道路の開通によって、阿武隈川支流の広瀬川に架かる広瀬大橋が通行可能となりました。
 この広瀬大橋は令和元年度に工事が完成していましたが、その当時、梁川小学校、堰本小学校、粟野小学校の3つの小学校に、橋名板(橋梁の名称などを示すために橋の高欄に設置される橋の名札のようなもの)の揮毫をお願いし、それを元に橋名板が製作され、広瀬大橋の高欄に据え付けられました。今回の開通式に合わせて、当時は小学6年生と5年生だった橋名板を揮毫した梁川中学校の4名の生徒に、記念として橋名板のレプリカと広瀬大橋の写真が井出孝利副知事から贈呈されました。揮毫者と揮毫内容は下記のとおりです。(敬称略)
 〇 田中 陽希 〔橋名「広瀬大橋」〕
 〇 船山 明里 〔竣工年月「令和2年3月」〕
 〇 鈴木 芽衣 〔河川の名称「広瀬川」〕
 〇 佐藤  澪 〔橋名「ひろせおおはし」〕
 橋名板は、写真のとおりです。どの橋名板もすばらしい出来栄えで、開通式に参列した皆様からは称賛の声が溢れました。揮毫した生徒たちにとっても一生の宝物になるものと思います。地元の生徒がこのような形で、地域貢献ができる機会をいただいたことにも心から感謝を申し上げます。
 橋名板は鋳物で作られており、橋の起点と終点の両側に計4枚設置されています。橋を訪れた際には、橋名板を揮毫した生徒たちの思いも想像しながらご覧いただければありがたいと思います。


〔9月教育長の部屋〕               教育長 菅野善昌


夏空に力強く響いた太鼓の音 〜霊山太鼓まつり〜

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 去る8月21日(日)、保原総合公園において「第38回だての郷 霊山太鼓まつり」が開催されました。霊山太鼓は、江戸時代の寛文年間が始まりといわれ、信達地方(福島・伊達)で独自の発展を遂げながら約350年にわたって継承されてきた伝統ある太鼓です。
 新型コロナ感染症の影響によって一昨年は中止、昨年は無観客による開催で調整していたものの直前に中止となったため、今年は、主催者をはじめとした関係の皆さんが2年分の思いを込めて練習や準備を進めてこられたそうです。
 この霊山太鼓は、桐の太く短いばちを高く上げ華々しく大太鼓を連打する「曲打ち」や、打ち手の皆さんが一斉に太鼓を打ち鳴らす「同時打ち」などが大きな見所です。当日は打ち手の皆さんの2年間分の熱い思いが込められた勇壮な音が真っ青な夏空に響き渡り、会場は熱気に包まれました。
 今年は、新型コロナ感染症対策の一環として各方部の打ち手の人数や太鼓の数にも制限を加え規模を縮小したために、公園内の旧亀岡家住宅前中央広場での開催でした。旧亀岡家住宅のモダンな洋風の建築物をバックにして並んでいるごつい和太鼓とのコントラストも、何か温かさと懐かしさを感じさせる思い出深いシーンとして私の心の中に刻まれました。
 方部ごとの色とりどりの法被をまとった打ち手の中には、子どもたちの姿も数多く見受けました。ばちを高く振り上げ、力強く振り下ろす大太鼓の打ち手、体全体でリズムをとりながら軽快にばちを操る締太鼓の打ち手、どの子どもたちの顔にも充実感と誇らしさが溢れていました。中には、就学前と思われる幼児の姿もありました。幼児の後ろから大人の打ち手が一緒にばちを握り、太鼓の打ち方を指南している光景はとてもほほえましく、大人から子どもへの力強いエールを感じました。
 少子化とともに、子どもたちと地域との関わりが希薄になり、地域の伝統文化を後世に伝える担い手が減ってきているといわれます。しかし、霊山太鼓のように地域の大人が子どもたちを巻き込みながら地元の伝統文化の継承に熱心に取り組んでいただいていることに感謝します。本市の子どもたちが、このような地域の伝統文化に直接触れる機会は、地元伊達市への自信と誇りを醸成する極めて有意義な場であることを改めて実感した一日でした。
〔8月教育長の部屋〕              教育長 菅野善昌

伊達市軟式野球の振興と発展を祈って!

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 伊達市教育長杯軟式野球大会が、市内5つの軟式野球チームの参加のもと、7月17日(日)と24日(日)の2日間にわたって、開催されました。
 実は、この軟式野球大会は昨年度が第1回の大会でした。昨年度の大会の主催者は、「伊達市軟式野球チーム有志会」でしたが、今年は「伊達市野球協会」となっていたことに、とても大きな喜びを感じました。
 その理由は、昨年度にさかのぼります。昨年5月の下旬ころ、軟式野球チーム有志会の代表M氏から「市内の軟式野球チームが一斉に会することができる野球大会が開催できないものか?」という相談を受けたのです。「まずは、有志会が主催者になる形での大会の立ち上げになるが、大会の開催をきっかけに伊達市の野球振興の基盤づくりに取り組みたい」という話でした。この時のM氏の野球にかける熱い思いと伊達市の将来に思いを馳せる強い決意は、私の胸に強烈に迫るものがあり、第1回の大会の開催に至ったのです。
 そして今年の大会、主催者は「伊達市軟式野球チーム有志会」から「伊達市野球協会」に変わりました。この背景には昨年度の大会を足掛かりとしながら、組織的にしっかりとした土台を作って野球の振興を目指したいという、関係者の並々ならない努力と苦労があったものと拝察しており、新たな大きな一歩を踏み出すことができたものと思います。
 今年の大会で試合を観戦しているときにある大会関係者が、次のような話をしてくれました。「これからは土・日の部活動をはじめとして、学校の部活動が地域部活動に移行していくと聞いている。今回、伊達市野球協会が発足したことによって、子どもたちの部活動の指導に何らかの形で少しでもお手伝いができるようになるとうれしい。」この話を聞いて、地域の方々が本市の子どもたちの健やかでたくましい成長に向けてこのように気にかけてくださっていることを大変心強く思いました。
 今年の大会では、ブラックヤンキーズが優勝、蓮根クラブが準優勝という結果でした。また、いずれの試合でもこのコロナ禍、感染対策に万全を期しながら、ハツラツとした爽やかな好プレーが随所に見られました。この教育長杯軟式野球大会が、これからも回を重ねながら、伊達市の野球の振興と、さらには地域の活性化につながっていくことに、大きな期待を寄せています。
 〔7月教育長の部屋〕             教育長 菅野善昌

聴衆を魅了! 保原高校吹奏楽部として最後の定期演奏会

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 5月の下旬、県立保原高校吹奏楽部の定期演奏会の案内と整理券が届きました。実は、私も保原高校の同窓生であり、かつて吹奏楽部に所属していたこともあって、久しぶりに聴ける母校の吹奏楽部の演奏をとても楽しみにしていました。
 6月5日(日)の演奏会当日、会場のふるさと会館MDDホールに着くと、どうやら入り口付近で人が立ち止まっています。感染症予防対策のために受付が混み合っているのかなと思いましたが、会館に足を踏み入れてすぐに納得しました。なんと、受付前のロビーで生徒がアンサンブル曲を演奏していたのです。コンサート本番前にもかかわらず、コンサートを聴きに来た人をこのような形で優しく迎えてくれていたことに、とても温かい雰囲気を感じました。
 コンサートは、2部構成となっており、第1ステージは「クラシックステージ」で、「校歌」を皮切りに「ストラクチュア2」など3曲を聴きました。第2ステージは「ソロ&ポップスステージ」として、ユーフォニアムそしてマリンバのソロ演奏、さらに、「ルパン三世のテーマ」などお馴染みの曲でした。いずれの曲も素晴らしい演奏で、私は心の中で称賛の声を贈り続けました。これは、まさに日頃の練習のたまものであり、心が震えました。
 特に、驚いたことは部員が13人ということで、ほぼ1楽器1パートの編成ではあるものの、そのことを感じさせない重なり合う音のハーモニーと確かな演奏技術、そして豊かな表現力に満ちていたということです。ソロ曲を演奏した生徒はもちろん素晴らしいですが、どの生徒もしっかりと楽器本来の音を響かせており、感性豊かに曲を表現していて、難曲の「ストラクチュア2」にもチャレンジし、13人の心が一つになった見事な響きを創りあげていました。最後の演奏曲「ジブリ・メドレー」の後は会場の拍手が鳴りやまず、アンコール曲「銀河鉄道999」の迫力ある演奏でコンサートは幕を閉じました。
 保原高校は、本年度末をもって梁川高校と統合され、新たに伊達高校となります。保原高校としての最後の定期演奏会であったわけですが、それにふさわしい素晴らしい締めくくりになったと思います。関係のすべての皆様に心から感謝を申し上げます。これらの取り組みは、新生「伊達高校」の礎として引き継がれ、新たな伝統の力強い布石になると確信しながら会場を後にしました。
〔6月教育長の部屋〕               教育長 菅野善昌

伊達市総合型地域スポーツクラブの活動開始

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 伊達市総合型地域スポーツクラブの発足に伴い、去る5月7日(土)にオープニングセレモニーと教室体験会を保原小学校で行いました。コロナ感染症の予防対策を講じるなか、約100人を超える子どもたちや保護者の皆様が参加してくださり、体験会では、ダンスをはじめ様々な種目に心地よい汗を流しました。
 伊達市総合型地域スポーツクラブは、令和元年度に基本構想を作成し、設立準備委員会等での協議を重ねながら準備を進めてきました。これまでご協力いただきました関係の皆様、そして、今後の運営及び指導者としてお世話になります皆様に対し、改めて感謝を申し上げます。
 このクラブは、「スポーツ活動を通して、会員の心身の健康増進をめざすこと」そして「スポーツ・文化活動を通して、元気で明るい地域づくりに貢献すること」を基本理念として設立しました。まずは第1段階として「ジュニアスポーツの環境整備とスポーツ機会の提供」を目的とした事業を開始し、順次、対象世代を拡大しながら事業を展開してまいります。
 今後は、多くの市民の皆様に参加をいただきながら、スポーツによる健康増進、さらには明るい地域づくりに貢献できる、まさに地域が一体となったクラブづくりを進めていきたいと考えておりますので、皆様のご協力をよろしくお願いします。
 なお、教室への参加申し込みなどの問い合わせは、下記までお願いします。
【各種問い合わせ先:伊達市スポーツ振興公社 電話024−597−6603】

〔5月教育長の部屋〕              教育長 菅野善昌

感染対策の徹底とコロナを言い訳にしない教育活動

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 4月6日、市内のすべての小・中学校、そして小中一貫校の18校において滞りなく入学式が行われ、823名の新入学児童・生徒が希望に満ちた新たなスタートを切りました。心からお祝いを申し上げます。
 コロナ禍における学校の教育活動もまる2年が過ぎましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。そのような中、令和4年度の教育活動を無事にスタートさせることができたのは、各学校の教職員をはじめ保護者、地域の皆様のご協力とご支援のおかげと心より感謝申し上げます。
 さて、このコロナ禍が長期化する中で特に懸念していることがあります。それは、このコロナ禍で、子どもたちは様々な制約を受けたり、常に感染への不安を抱いたりするなど、これまで経験したことのない日常にさらされ続けています。そのことによって、自身はもちろんのこと、周りの様々な事象に対しても否定的・消極的な見方や考え方が染みついてしまいはしないかということです。小中学生の時代は、毎日出くわす新たな体験や発見が次の学びの土台となり、心も身体も飛躍的に成長するときです。その大切な時期にコロナ禍は子どもたちの豊かでたくましい成長に大きな影響をもたらすと考えています。ですので、今、教育現場ではこの子どもたちへの影響を少しでも減らしていくための取組を、これまで以上に意図的・計画的・継続的に進めていかなければなりません。
 学校における最優先事項は、子どもたちの命や健康、安全を守ること、つまり、新型コロナ感染症に対する感染防止対策を徹底することです。その上に立って、私が常日頃から各学校にお願いしていることは、「コロナを言い訳にしない教育活動の推進」そして、「コロナを言い訳にしない子どもたちの育成」です。具体的に言えば、コロナ禍というネガティブな状況を理由として、「だから〇〇ができない(〇〇をしない)」というように、消極的・否定的な対応や「コロナのせいで!」という安直な受け止め方に終始しないということです。各学校においては、諸活動における教育的な意義や価値をしっかりと見直しながら、感染防止対策とのバランスをとって教育活動の質をよりよいものにしていくこと。さらに、創意工夫に基づいた諸教育活動をとおして子どもたちに未来志向的な考え方を培い、様々な困難を克服していく強靭な心と精神力の育成にもつなげていきたいと思っています。
 現在の子どもたちが、数十年経った社会の中で、周りの人から負のイメージを持って「やっぱり、コロナ世代だから〇〇〇だ。(否定的な言葉)」などとつぶやかれないようにと願ってやみません。
 〔4月教育長の部屋〕            教育長 菅野善昌

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