最新更新日:2024/05/20
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確かな一歩を踏み出す 〜コロナ禍を乗り越えて〜

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 長い夏休みが終わり、学校には元気な子供たちの声が戻ってきました。
 さて、この夏休み中も様々な大会やコンクール、発表会などが開催されましたが、本市の子供たちの活躍が光りました。中でも、県吹奏楽コンクールにおける伊達小、伊達中の県知事賞の獲得をはじめ多数の上位入賞、交通安全子供自転車大会での上保原小の全国大会出場、東北中学水泳競技大会での伊達中の遠藤舞羽さんの女子100M・200M平泳ぎの2冠達成等々・・・。子供たちの努力はもちろんのこと、ご指導いただいた先生方、そして陰で児童生徒を温かく支えてくださった保護者の皆様に心より敬意と感謝を申し上げます。  
 ところで、8月17日(木)には、伊達地区小中学校音楽祭(第一部合唱)が伊達市ふるさと会館(MDDホール)で行われました。保原小学校と桃陵中学校、月舘学園中学校の3校が出場しました。ここ数年はコロナ禍の影響により本来のコンクールとしての開催が見送られてきましたが、今年は、久しぶりにコンクールとして位置づけられた音楽祭となり、桃陵中学校(写真)が伊達地区の代表として県大会に出場することになりました。結果は、以下のとおりでした。
 〇 小学校の部 奨励賞;保原小学校 
 〇 中学校の部 金賞(代表):桃陵中学校、 金賞:月舘学園中学校
 この音楽祭では、改めて興味深かったことがあります。それは、各学校の出場に至る動機や背景です。
 保原小学校は、この度、合唱サークルとして3・4年生から希望者を募ったところ30名の児童が集まったそうです。歌を自ら楽しみたいと自発的に申し出た児童が、限られた時間の中で熱心に練習に取り組んだ成果を、笑顔一杯に披露しました。
 桃陵中学校は、合唱部としては決して多くはない9名の生徒による演奏でした。とは言え、この9名の生徒は歌詞に込められた作詞者の想いをしっかりと受け止め、豊かなハーモニーに乗せて美しく表現していました。
 月舘学園中学校は、3年生による出場でした。いわゆる学級あげてのチャレンジです。学級としての出場ですから、県吹奏楽コンクールや駅伝大会、英語弁論大会などいろいろな役割の掛け持ちは当たり前です。そのような境遇にもかかわらず、様々な工夫を講じながら練習を重ねてきたものと思います。ステージでは、学級の全員が心を一つにそろえ、お互いのパートの響きを大切にしながら丁寧に歌いきりました。これは、クラスメイトとともに取り組んだ中学時代の貴重な体験、そして今後の自信につながっていくものと思います。
 コロナ禍は、合唱や吹奏楽などの文化的な活動にも大きな影響をもたらしてきました。今紹介したように、3つの学校の音楽祭への出場の動機や背景は、それぞれ違います。しかし、このような取り組みが本市における「音楽活動」(私は極めて大事な「情操教育」と思っています)の確かな歩みを踏み出す大きな一歩になるものと期待しています。
 また、当日は、保護者やご家族の皆様も多数会場に足を運んで、児童生徒の演奏に耳を傾けてくださいました。心より感謝申し上げます。
(8月 教育長の部屋)            教育長 菅野 善昌

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