教師が児童になって作って使ってみるのがイチバン

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写真は「角度」の学習教具です。


「お花紙」「棒」を活用することで、45度でも90度でも、180度でも270度でもつくることができます。



こうしたすぐれた教材はどのように作ると良いのでしょうか?

コツの1つが「教師が児童になって作って、使ってみる」ということです。

教師自らが、使ってみると、「こうしたほうがいい」「こんな失敗をするだろうなあ」「ここは勘違いするかも」などの思いが浮かびます。



まさにそれが「教材・教具の工夫」です。

なすことで学ぶのは子供ばかりではありませんね。





なぜこの問題を考えるのか

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「今日の問題はこれ!」「今日の課題はこれです!」

で,授業をスタートさせていませんか?


教師が「教える」ということは,子供の「なぜ?どうして?」という「問い」がなければ成り立ちません。

算数の問題は,子供の興味・関心を喚起でき,解決の必然性があるものでなければ,子供が主体的に問題に取り組むことはありません。

「ねずみがAからGまで行くのに,一番短い道の長さは,算数の考えを使えば分かるんだよ。」

「ねずみがいろいろな道に行かないように,一番短くて速い道を見つけてあげよう。」

など,解決の必然性を感じさせたり,子供の問いや疑問から引き出してから問題を掲示する等の工夫が大切です。

祝10万アクセス

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のべ10万人の方々に当サイトにアクセスをいただき心よりお礼申し上げます。


昨年度は3月下旬に10万アクセスでしたので、今年度は約3週間早く「目標アクセス数」に到達できました。


「見て役に立った」「自分の実践に生かすことができた」と思ってもらえるようなHP更新を今後も心掛けます。


実感を伴った理解

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「百聞は一見に如かず」

言わずと知れた,何度くり返し聞いても,1度でも実際に見ることには及ばない。何事も自分の目で確かめてみるべきだという教えです。

学習においても,教科書の写真を見るより,デジタルコンテンツを視聴するより,自分で経験した学習内容は忘れません。

写真は理科「ものの形を変えると重さは変わるだろうか」という実験の最中です。
児童は一定量の粘土の形を様々に変え,重さが変化するかを調べています。

自分の考えた形をいろいろ実験してみると・・・
その結果は忘れることなく,学力の定着に結びつくはずです。

文化そしてグローバル

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インバウンド2000万人の時代になりました。


・渋谷ハチ公前スクランブル交差点の歩行

・築地魚市場の活気

・浅草寺のおみくじ

・ラーメン屋さんのカウンター

などは外国からの観光客が興味を持って見つめる「文化」です。


写真は「築地場外市場」ですが、これも同様です。


日本文化を、日本人以外に対して説明できるか、というのは実は大切な国際交流なのです。

外国人にとって魅力的ないわゆるゴールデンルート(成田〜東京〜鎌倉江の島〜富士山〜京都〜大阪)+名古屋〜飛騨高山 などの魅力を語れるようにしたいものです。



子供を狙う「振り込め」サギ?

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ネット上には、子供をねらった「落とし穴」が掘ってあります。

(もちろん子供限定ではありませんが)



1 あるHPサイトの端のほうにクリックボタンがあった。

2 興味があってクリックしてみた。

3 突然画面がぐわ〜んとなってあるものが表示された。

4 あるものとは「登録完了 ご利用料金10000円」の文字だった。

5 驚いた子供は怖くて誰にも相談できず指定口座に振り込んだ。


これは典型的な落とし穴です。

このような落とし穴は、子供が好むようなサイトに仕掛けてあります。


ゲームのサイト、アニメキャラクターのサイト、占いのサイト、ダイエットのサイト、ファッションのサイト、スターに会えるかもといったサイト・・・


もし、偶然、こんな画面になったとしても、振り込む必要はありません。

「無視」して大丈夫です。もともと偽りのサイトです。










全員起立! 〇〇できた人からすわります!

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一斉授業では,たいへん効果的な指示である。

子供が集中する。

体を動かすと脳が活性化する。

全体の進度が分かる。

全体の理解度が分かる。

ときどき,できていないのにすわる子供がいるので,あとで指名して聞いてあげることも大切な支援である。

どうしてもできなくてすわれない子供には優しく「すわっていいよ」と声をかけ,別の時間に補充指導を行うことができる。



本物に触れる

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子どもたちの今の学習が何に役立つのか。
将来の職業観と結びつけておくことが必要です。

現在と将来をつなげる方法はいくつかありますが,その1つに「本物に触れる」という方法があります。

写真は製薬会社の研究職の方に来校していただき,「薬作り」を「ものの溶け方」の理科の授業と結びつけた体験授業です。

実際に薬作りを体験し,現在の理科の学習が将来につながっているということを体感することで学習意欲の向上に結びつけることができます。

LINEグループは(2)

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Aさんが「空グループ」「風グループ」の2つに入っているとします。


Aさんは「空」のみんなに伝えようとして、誤って「風」のみんなに送ってしまった、ということが起こります。


Aさんの送信内容が、本来は「風」のみんなに知らせるべき内容ではなかった、ということもあり得ます。


さらに「風」の中で「これは意図的にAさんが『風』に送り付けて来たんだ」と曲解、邪推されることもあります。


そうすると難しい問題が発生するかもしれません。特に、成長途上の子供たちでは、こうしたことが起きる可能性が大です。



この他に、言葉の使用も

「やばくね?」

は「すごくいけない」と「とても良い」の2つの意味がある現代です。


(サラ川 「部下の言う『課長やばい』は褒め言葉 今年の入選句)



使用しているスタンプでも

「これさぁ笑える」

に付けたスタンプの表情が「明るい笑顔」なのか「ばかにした笑い顔」なのかでも、「これさぁ笑える」の内容は違って来ます。


スマホを使う、その前に持ちたいのは、判断力と思いやりですね。







LINEグループは(1)

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LINEは「グループ」をつくることができます。

複数の人がグループ内でメールをやりとりできる便利な仕組みです。

よくつくられるグループ例が写真に示したようなものです。



例「文化祭実行委員グループ」をつくったとしますとLINEの画面上では7人が次のようにどんどん送受信できます。


Aさん「アトラクションの件、先方と確認できたYOー」

Bさん「さんきゅ」

Cさん「うちは整理券コピーしてきた」

Dさん「どーも」

Eさん「アトラクション、ガチですげえ」

Fさん「だよね」


さらに各メールに「既読6」と付けば「全員が読んだ」と確認ができます。

このように「画面上で報告・連絡・相談・確認」ができます。会えない時でも「ほうれんそうかく」ができ効率的です。


このように「上手にLINEグループ」を作って、使っている人は大勢おり、それは大人も子供も同じです。



さて、では「上手に使っているとは言えない・・・」とは何でしょうか?


(続く)





より実践的な避難訓練

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写真は取手市内の小学生と中学生が同時刻に行った訓練です。

より実践的な避難引き渡し訓練ができました。




「釜石の奇跡」が起きた釜石市では「3.11」の時、中学生による自発的避難が多くの市民や小学生の避難も促しました。

「3.11」で釜石の小中学生の津波犠牲者はゼロでした。

これは「KAMAISHI MIRACLE」として世界で驚嘆されています。




上記の写真の訓練は中学生の自発的避難行動を目的としたものではありませんが、災害の時には「安心」「安全」が求めらます。

「安全」は状況により異なるものの、きょうだいが一緒の避難は「安心」です。

より実践的な避難訓練の例です。






見えないものを見えるようにする工夫

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溶けたロウと芯の関係はどうなっているのだろう?
溶けたロウはどのようにしてなくなっていくのだろう?

実験でろうそくを燃やして,じーっと観察しているだけでは分かりません。
溶けたロウの動きを見えるようにすることが必要です。

そこでひと工夫。
ろうそくの上に赤チョークの粉を乗せます。
その赤チョークの動きを観察すると・・・

溶けたロウと一緒に芯を上がっていく様子が観察できます。
溶けたロウは芯を上がっていき,燃えるのです。

透明なロウの動きをチョークで見えるようにすると,実感の伴う理解ができます。

「〜から考えると」

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写真のように、指をさして話すことは、われわれ大人が考える以上に、子供にとって大切な活動です。

なぜでしょうか?

それは「根拠を相手に示す」ことだからです。



話がかみ合わない、ということは大人でもたびたび起きることですが、その原因は、根拠が示されていないために起きる誤解です。

つまり、話す時に大切なのは、根拠を示す、根拠の確認ということです。



上の写真では、

A「ここに『また一方では』とあるから違うことを例に上げていると思うよ。」


B「『また一方では』とあるから、〜の点では同じだけど〜の点では違うということを、読者に伝えたい文章だと思うよ。」


のように『また一方では』に目を付けて考えた、という根拠(着目した言葉)を指さしています。

どの言葉から、どう考えたかという述べ方は教科を問わず大切です。




ひなまつり

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取手市では「取手ひなまつり」が開催中です。(写真参照)


ひなまつりは、1000年以上の歴史があると言われています。

平安時代に子の健康と成長を願う行事と貴族女性の間で紙人形に衣装を着せる遊び(これを『ひいなあそび』と言う)が合わさったものとされています。(諸説あり)

この時期にひな人形を飾る祭りは成長を願う心が形になった日本的な季節の行事ですね。



現在、取手市内ではつるし雛をはじめ数々の人形が飾られています。



卒業式 礼の美しさ

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「おじぎは、時計の針の、6時5分を思い浮かべてください!」


日本を代表するあるホテルの研修担当の方が、こう言って研修生に礼の深さのイメージを持たせていたのには驚きました。


30度くらいのおじぎと言ってもピンと来ませんからね。


これを学んで以来、卒業生への指導に活用しています。


確かに美しい礼が、児童生徒に身につきます。



ようこそ取手へ!

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昨日(8日),取手市姉妹都市:カリフォルニア州ユーバ市からの国際交流訪問団の皆様が取手市に到着しました。


本日は訪問団の皆様が,市内の中学校において,毛筆習字の体験を行いました。


書いた文字は,漢字の「夢」。

難しい形の漢字でしたが,生徒たちから筆の運びやとめ,はね,はらい等のポイントを教わりながら,一人一人が作品を完成させました。


「夢」が両市の友好の架け橋となることを願います。


国際交流訪問団の皆様は,15日まで取手市に滞在します。





河津桜 取手市で開花

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取手市で河津桜が開花するのは、ちょうど「立春」の頃です。

写真は2月7日撮影の河津桜です。


「春を探す」のは、児童生徒だけでなくおとなも楽しみなものです。

取手の河津桜はひと足早い春の訪れを告げます。


河津桜の場所:取手市寺田 市役所わき



算数が好きになるのスパイラル

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子供たちに算数の力をつけるには,なんといっても算数を「好き」にさせることです。


算数が好きになる

  ↓

好きだからもっとできるようになりたいと思う

  ↓

前よりも努力する

  ↓

努力するから,さらにできるようになる

  ↓

できたことを認められる

  ↓

ますます好きになる

  ↓

このスパイラルがよい方向に向かって繰り返される


このようなプラスのスパイラルになっていくのです。


いかにして算数を好きにさせるか。常にアイディアと工夫が必要です。

自分で考えてごらん

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「まずは自分で考えましょう」
授業担当者がよく使う言葉です。

児童生徒の思考力・発想力を育てるためには大切な過程です。
しかし,「知らないこと」は考えられません。

必要な知識があるからこそ考えられるのです。
考えさせるためには,考えるための材料を児童生徒に与えなければなりません。

考えるための材料は少なすぎず,多すぎず提示することが大切です。
これはどの教科にもいえることで,児童生徒が完成させたときの達成感の大きさに影響します。

まちがいを残す

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「まちがい」は「消してしまわないで残す」


「ひっさんの横線」は「定規で引く」


「そんなのあたりまえ」「指導しようと思ったがやってない」「最初(4月)に指導すればそのくらいすぐに定着する」「言わなくてもできている児童もいる」・・・


現場の先生からは上記のような声が聞こえて来そうです。



◆どこを間違えたのかがあとになって自分で分からない


◆定規で引かないために位取りがずれる


このような経験はないでしょうか?



1年間指導して来た結果はこうしたノートに表れるものです。「教えたこと」でなく「身についたこと」で自分の指導力を判断すべきです。


指導力のある先生の授業は「細部がていねい」なのです。



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