今年も指にタコを作りながら、コツコツ版画を作成中の4年生。今年の版画は、花が題材です。「家の庭に咲いているからナデシコにする！」「お母さんも小学生の時にカーネーションを彫ったんだって。ぼくも同じにする！」と、子どもたちそれぞれの想いを乗せて、心のこもった作品作りを丁寧に進めています。小さな花びらも細い葉も本当に細やかに彫ることができ、「すごいよ！」「素敵！」「大好き！」「天才!」と、褒めるばかりの図工の時間。今週は刷り始める子も、色を塗り始める子も出てきました。そのどれもが素晴らしく、どの子も刷り上がった自分の作品を見て、大満足のため息がこぼれます。彫っている子どもたちも、自分の作品の完成に期待しかありません。全員大成功間違いなしです！ご家庭に持ち帰る日を楽しみにして待っていてくださいね。

今週は、4学年で車椅子体験をしています。総合的な学習の福祉体験のひとつです。班ごとに交代で、車椅子に乗ったり友達の乗る車椅子を押したりしながら校内を回りました。コースの途中にはいくつかの難所があります。車椅子に乗ったまま水道をひねること。坂を上ったり下りたりすること。角を曲がること。小さな段差にも引っかかり、どうやったら越えられるか、班のみんなで知恵を絞りました。「坂の所を歩くと普通に歩けるけど、車椅子に乗って坂を上ると、すごく長く感じました。」「坂を下る時に友達に持っていてもらわないとスピードが出て、前に友達がいるときに当たってしまいそうで怖かったです。」「立っているときより、水道が遠く感じました。」「段差の時に前の方を上げて押したら、簡単に行くことができました。」子どもたちの振り返りカードにも、様々な思いが綴られます。乗っている方の気持ちも、支えている方の気持ちも経験できて、とても良い機会となりました。