最新更新日:2024/05/17
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3年生校外学習の日

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9月20日(火) 雨のちくもり

今日、校外学習を予定していた3年生。
台風の影響であいにくの天気となってしまいました。

長峰山の山頂で行う予定だった学習は、教室で行うことになりました。
安曇野市教育委員会の職員で三郷昆虫クラブの世話人でもある那須野さんが、講師として来てくださいました。

まずは、“最近の明科のホットな虫の話題”から。

●ナナフシモドキの大量発生
5年前に、これまで安曇野市にいなかった「ナナフシモドキ」が大量発生。
(エダナナフシは昔から生息)
潮沢で大量発生したナナフシモドキは、その後4年間で15km離れた三郷にまで生息地を拡大。
飛べないこの虫が、なぜこれほど早いスピードで生息地を拡大しているのか。
鳥がナナフシモドキを食べ、糞に混じった卵がふ化するという研究結果があるそう。
昆虫は、天敵である鳥に食べられないよう進化してきた中、食べられることで生息地を広げるというナナフシモドキ。夏には、長峰山の東屋などで見られるそうです。

●ジャコウアゲハ
安曇野市では絶滅危惧種となっているジャコウアゲハ。
ウマノスズクサという植物にしか卵を産まず、現在生息しているのは、田沢橋付近と水産試験場の裏の2カ所だけだそうです。
この後、水産試験場見学の際に生息地を見る予定です。

●アカホシゴマダラ
中国原産で、去年から入ってきた蝶。ちょうど今の時期に飛んでいるそうです。
綺麗な見た目ですが外来種。爆発的に増えるのではと言われています。

その後は、擬態する昆虫をたくさん紹介してもらいました。
鳥に見つからないよう木の幹や枝葉、鳥が嫌がる目玉や蜂に擬態する虫たち。
写真の中に潜む、擬態した虫を探そうとする子供たちですが、なかなか見つかりませんでした。

そして、目玉の模様の虫を見て、「きゃーーー」「怖い」と悲鳴をあげ、目をつむる子供たち。
ある児童が那須野さんに、
「先生、気持ち悪くないの?」
と聞くと、
「かわいいよ」とのお返事。

「昆虫たちは、命を守るため擬態して一生懸命生きている。
一見見えなかったとしても、いないことにしていいわけではない」
「昆虫が(食物連鎖の)底辺となり食べられて、私たちの口に入っている。
食べられる側にたって知ることも大切」

昆虫の話を通して、食物連鎖や生き物の命、環境問題など、色々なことを考えるきっかけをいただきました。

授業の終わりには、
「楽しかったーーー!」と何人もの子供たちが声を上げました。

「メモはとりましたか?」という担任の先生の問いに
「忘れてたっ!」
メモをとることを忘れるほど、大人も子供も夢中になる授業で、興味深いお話がたくさんありました。お子さんにぜひ聞いてみてください。
那須野さん、ありがとうございました。

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