最新更新日:2024/05/08
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教育理念 『みんなで心通い合う学び舎づくり〜自立と共生をめざして〜』 学校教育目標 「高めあう学び」 「かわしあう挨拶」 「響きあう歌声」 「磨きあう清掃」

第76回 卒業証書授与式

  祝辞“当たりまえ„は‟当たりまえ„ではないこと
 堀金中学校を卒業される卒業生の皆さん、保護者の皆様、ご卒業誠におめでとうございます。
 こうして、子供たちが無事、中学3年間の学業を修め、この堀金中学校で卒業を迎えることができたのも、日々、こどもたちのことを想い、熱心にご指導をしていただきました堀金校長先生を始め、教職員の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。
この3年間はコロナ過ということもあり、これまで以上に環境や衛生面に配慮した学校生活が求められるなか、卒業を迎えることができたことに卒業生の保護者を代表し感謝申し上げます。
 3年前に小学校を卒業し、堀金中学校に入学することとなった皆さん、小学校の卒業式も中学校の入学式もこれまでとは大きく変わった形での開催となりました。しかし今年の卒業式はこれまでと同じ形に近い開催までにこぎつけました。このことは当たり前では無いことを知っていてください。今日の日を迎えるまでの3年間、多くの方々が見えないところで皆さんの学校生活を守るため協力してくれたこと。つまり皆さんは一人では無かったと言うこと。守られながら生きてきたと言うこと。
 時期をずらし開催した修学旅行でも、コロナウイルスの感染を防ぐため細心の注意を払い計画し手配してくれた方々。不測の事態に備え万全の体制で準備してくれた先生方。皆さんの思い出となるよう心配しながらでも笑顔で送り出してくれたお父さん、お母さん。当たり前ではなかったことを。
 そしてこの3年間一緒に泣いたり、笑ったり、喧嘩したりした仲間の存在。皆さんの一生の宝と思いでになる友達です。ここでの3年間の経験をもとに皆さんは少しずつ自分の考えで新たな道を進んでいきます。3年後には大人となる成人を迎えます。時間はありません。お父さん、お母さんと一緒に過ごせる時間も後僅かとなります。
 15年前、皆さんはこの世に生を受け誕生しました。皆さんの誕生とともにもう一つ誕生したものがあります。それは皆さんのお父さん、お母さんです。皆さんが生まれたときに既にお父さん、お母さんは今日の日を知っていました。この日を見据えて生活し頑張ってきました。そして今日で終わりでないことも知っています。
 皆さんが生きている限り一年に一度必ず誕生日がやってきます。皆さんの誕生日はお父さん、お母さんの誕生日でもあります。些細な事ではありますがその日感謝の気持ちを忘れずに過ごしてください。皆さんが元気で頑張っている姿を見ることが最大のプレゼントになります。
 皆さんが当たりまえだと思っていたことは、当たりまえではないことに感謝し、新たな環境での活躍に期待して、今日まで協力いただいた全ての方々に感謝しお礼申し上げます。有難うございました。卒業おめでとうございます。
   令和4年度堀金中学校PTA会長 丸山 守


  送辞
まだ雪の残る常念岳の山頂からも、少しずつ春の気配を感じる暖かな風が、麓の方へと流れてくる季節となりました。
 本日、この堀金中学校卒業式を迎えられた三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
 まだ大きめの制服に身を包み、期待と不安を胸に入学してから早3年の歳月が経とうとしています。コロナの状況下で入学された皆さんは、学校生活において難しいことが沢山あり、一日も早くごく普通の生活を送りたいと願っていたことと思います。様々な制限がある中でも、行うことのできた修学旅行は、きっと皆さんの輝かしい思い出の一ページになったのではないでしょうか。
 生徒会活動では一丸創造〜生徒の生徒による生徒のための生徒会〜というスローガンを掲げ、私達を引っ張って下さいました。一学年しか違わないはずの先輩方の背中は、とても大きくそして頼もしく感じました。委員会活動の中での語り合いでは、他学年との関わりを深めたことによって、より潤滑な生徒会の運営に繋がったと思います。
 そして、今年度も一日開催となってしまった常念祭でしたが、リモートを駆使したクイズ大会や、オープニング,エンディングビデオなど、映像技術の素晴らしさや企画の素晴らしさに感動しました。
 さらに、音楽祭ではマスク着用での歌唱にも関わらず、リモートで観賞している私達はその声量と迫力にとても圧倒され、そこに三年生の底力を感じました。来年度の音楽祭は、先輩方のような素晴らしい歌声を全校に響かせられるよう、引き継いでいきたいと思います。
 また、部活動では、何もわからない私達に一から丁寧に教えてくださり、先輩方は常に私達の目標でした。仲間を信頼すること、最後まであきらめずやり通すことの重要さを示して下さり、活気ある部活動を創り上げてくださいました。どのようなときでも文武両道を貫く先輩方の姿は、私達の見本となり、先輩方のようになりたいと強く思わせてくれる存在でもありました。これまで私達が成長できたのは、苦しいときも、嬉しいときもいつもそばで寄り添いそして、支えてくださった先輩方のおかげです。これからは、先輩方が受け継ぎ、築いてこられた伝統を私達が継承していくために、より一層努力してまいります。
 いよいよお別れの時となりました。本日より先輩方は希望と夢を胸に抱き、それぞれの人生を歩みだされます。新しい環境の変化に厳しさを感じたり、ときには不安になったりすることがあるかと思います。そんな時はこの堀金中学校で学んだ三年間を思い出して下さい。
 かけがえのない仲間や先生方の笑顔がきっと心の支えとなり、前に進む力が湧いてくることと思います。
 そして、時には堀金中学校を訪ね先輩方の元気なお姿をお見せください。その時に後輩たちの頑張っている姿がお見せできるよう、私達も精進して参ります。今まで本当にお世話になり、ありがとうございました。在校生一同感謝申し上げます。
 最後になりましたが、ご卒業されます先輩方のより一層のご健康とご活躍をお祈り申し上げ送辞とさせていただきます。
   在校生代表 鮒井 輝


  答辞
 朝日に輝く常念岳が、堀金を暖かく見守り、春の訪れを感じる季節になりました。
 本日は、全校で集まることができる素晴らしい卒業式を開いていただき、卒業生一同心より感謝いたします。
 三年前、コロナウイルスの流行により小学校の卒業式はクラスごとになり、不安とともに入学してきました。入学後すぐに緊急事態宣言による休校や分散登校で新しい生活に慣れていくことが大変で、思い描いていた中学校生活をスタートすることはできませんでした。しかし、そんな環境の中でも先輩方の部活や勉強、そして生徒会を頑張っている姿を見て強いあこがれを抱きました。私は部活の先輩から挨拶や礼儀といった、人として大切なことを多く学ぶことができました。また、縮小された常念祭を全校生徒が最大限楽しむ事ができるよう頑張っている姿は、例えることのできないかっこよさがありました。
 中学校生活にも慣れ、二年生となった私達は「先輩」と呼ばれるようになりました。三年生に代わって物事を引っ張ることが多くなっていき、最初こそ戸惑いもありましたが、経験を重ねていきながら成長することができました。宿泊学習は、中学校生活初めての泊を伴った行事で、仲間と過ごした時間はかけがえのないものになったと思います。
 そして三年生。延期にはなりましたが、修学旅行で京都、奈良に行くことができました。これまでコロナにより制限されてきたものが爆発し、この仲間と全力で楽しむことができました。残念ながら行くことのできなかった仲間もいましたが、お土産を買ったり、思い出を話したりすることで結果的に全員で楽しむことができた修学旅行だったと思います。その後はすぐに常念祭の準備に取り掛かりました。悔しくも最後の常念祭も一日開催になりましたが、これまでの先輩方のように全校生徒が楽しめる企画を考え準備してきました。迎えた当日、沢山の人の笑顔は今も心に残っています。体育祭では八の字跳びや全員リレーを通してクラスが団結することができました。
 さらに合唱発表会では歌声を一つにし、それぞれの喜びや悲しみを分かち合い、深く大きな絆が生まれました。
 不安とともに入学してきたあの日からの三年間。勉強に、部活に、生徒会に、毎日が濃厚であっという間でした。苦しかったこと、悲しかったこと、逃げ出したくなってしまったこともあります。しかし、時に厳しく、時に優しく指導してくださった先生方、私達の憧れだった先輩方、長い間をともにしてきた友、そして一番近くで私達を見守っていてくれた家族など、数え切れないほどの方々の支えがあって、私達は今ここに立つことができ、これまでの思い出が楽しかったと言うことができます。ありがとうございました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 私達は今日、堀金中学校を卒業します。今までは沢山の人に支えられて自分たちの道を歩んできました。これからは、それぞれが、それぞれの場所で自分自身の未来のために道を切り開いていきます。ただ、その時に道が見えなくなったり、大きく曲がってしまうこともあるかもしれません。その時は、また支えてもらうかもしれませんし、これからも迷惑を掛けるかもしれません。そんな私達ですが、暖かく見守っていただけたら嬉しいです。
 最後になりますが、堀金中学校の益々の発展と、皆様のご健勝をお祈りし、卒業生代表の言葉とさせていただきます。
   卒業生代表 猿田 創汰


  保護者謝辞
 木々に芽吹く若葉の色、頬にあたる風のにおいに春の兆しを感じる季節となりました。今日のこの佳き日に98名は晴れて卒業の日を迎えることができました。
 僭越ながら卒業生保護者を代表して、校長先生、教職員の皆様、またご臨席いただきましたご来賓の方々をはじめ、子供たち温かく見守り導いてくださったすべての皆様に、感謝とお礼を申し上げたいと思います。
 入学式でまだ幼さの残る顔立ちから、しっかりとした頼もしい表情に成長した子供たち。身長も伸び、体格が大きくなるとともに心もめざましい発達を遂げた3年間でした。
堀金中の学び舎で過ごした何気ない日々、それぞれがやり遂げた部活動、そして宿泊学習、年々活動範囲を広げていった校外学習においては、修学旅行先の京都の街を散策するという貴重な経験もさせて頂きました。
 昨年度までは先輩たちについて参加した様々な全体行事も後輩をリードして進められるようになり、その集大成ともいえる合唱コンクールでの全員合唱は、言葉を大切にした透明感あふれる歌声に心を揺さぶられました。
この成長ぶりを頼もしく感じる反面、保護者に対する会話の減少に寂しい思いもしましたが、一人ひとりが悩みつまずきながらも充実した学校生活を送る事が出来たのは、先生方地域の皆様、そして子供たちに携わってくださった全ての方々のおかげです。
小学校区中学校区とこの堀金の地で育った仲間たち。春からはそれぞれが、また一段と広く新しい世界へと羽ばたいていきます。
 何気ない毎日と出会いに感謝し、自分自身の心と体を慈しみ、隣人を、地球上のすべての自然を愛する人に成長していけるよう、これからも暖かく見守って下さいますようお願い申し上げます。
 結びに、堀金中学校の益々のご発展と、校長先生をはじめ諸先生方、地域の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。
   卒業生保護者代表 石谷 綾

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