ようこそ、愛知県知多市立八幡小学校へ  

3/31 ゆっくり歩く

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 もう既に読まれたと思いますが、今日の中日春秋に興味ある記事がありましたので、長いですが紹介します。

 卒業の季節も終わり、あすはもう四月。門出のときだ。ある小学校では、卒業生一人一人が壇上で、将来の夢や目指す仕事を語り巣立ちの言葉としたが、こういう夢を口にした少年がいたと聞いて、舌を巻いた。

 「僕は、新しいことに興味があるので、将来は、今はない職業につきたいです」。未来を見つめる、わくわくとした目の輝きが見えるような言葉ではないか。

 まだ見えぬものを懸命に見ようとして、人類は知の地平を広げてきた。人工知能の開発者や遺伝子工学者など、かつては想像もしなかった職業も、そうして生まれた。「今はない職業」を見つけるというのは、すばらしい知的冒険だ。

 そんな冒険の旅に出ようという人たちに、読んでほしい一文がある。物理学者で漱石門下の文筆家でもある寺田寅彦の随筆「科学者とあたま」だ。

 科学者には「あたまの悪さ」が大切だと、寺田は説く。頭のいい人は足早な旅人。先へ先へと早く進めるが、道端や脇道にあるものを見落としがちだ。見通しがきくから無難な道を選びたがる。

 だが頭が悪い人はゆっくり歩むので、道端の宝物も目に入りやすい。前途の見通しがきかぬ分、難関も恐れず進める。<科学の歴史はある意味では錯覚と失策の歴史である。偉大なる迂愚者(おろかもの)の頭の悪い能率の悪い仕事の歴史である>とは、科学者でなくとも胸に刻んでおきたい寺田の至言だ。
(引用終わり)

 皆さんはいかがお考えでしょうか。
 つい子どもたちに、「早くやりなさい。」という声を掛けがちです。でも、人はそれぞれです。時には立ち止まって、周りを眺めるときも大切なのではないでしょうか。

3/30 出会いと別れの季節

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 桜の花が咲く春は、出会いと別れの季節でもあります。
 もう既にご存じのように、本日(30日付)の新聞で、教職員の異動が発表されました。本校で退職をされたり、他校に転出する先生方7名の名前が出ていたのではないでしょうか。けれども、期限付き教員、生活指導員、用務員、事務員をすべてひっくるめると、15名の先生方が代わられます。
 いずれの先生方も本校の教育に尽力していただいた方々ばかりですが、一つの学校に在籍できる期間が限られているため、やむおえないことです。きっと、次の学校や職場で、十分な力を発揮してくれると思います。

 代わりに、新任教員や先ほど挙げました方々を含め、16名が八幡小学校で新たに勤められます。本校にとっては大きな異動となります。新しく来られる先生方も早く学校に慣れ、八幡小学校の伝統を引き継いでいってほしいと思います。

 なお、異動につきましては、再度、新年度の「八幡の杜」でお知らせしたいと思います。

3/29 人間の分際 パート2

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 以前紹介した「曽根綾子著 人間の分際」から、もう1カ所紹介したいと思います。

他人をいじめる人の特徴 
 人をいじめるという性格は、一つの特徴を持っている。強いように見えていて、実は、弱いのである。「自分は自分」という姿勢がとれない。
 弱いとは言っても、病弱なのではない。特に容姿が劣っているわけでもない。子供が病気なのでもなく、夫が失業しているのでもない。強いて言うと、当人に、「特徴」がないのである。
 人間は誰でも、何か一つ得意なものを持っていれば、大らかな気分になれるものである。女性の場合、他人は知らなくても、簿記とか栄養士とかの資格を持っていたりすると、仲間の裁縫の上手な人に、「あら、いいわねえ。自分でお寝巻が縫えるなんて。私お裁縫はてんでダメなの」と穏やかに言える。ホメられた相手は気分がいいからいい関係が生まれる。(引用終わり)

 いかがでしょうか。
 「特徴」のある人は、ある部分では、自分に自信を持っている。だから、他人をいじめなくても、自分を保つことができるのですね。含蓄のある話だと思います。

3/28 管楽器春季セミナー

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 今日、午前中、刈谷市立小垣江東小学校で、愛知県小学校管楽器研究会の春季セミナーが行われました。このセミナーは、毎年これくらいの時期に行われているものです。
 小垣江東小学校をモデルバンドとして、来年度のテーマ曲「四季の歌」の指導方法を前会長の齋藤先生より丁寧に指導していただきました。今回の曲は、意外に難しく、なかなか指導のしがいのある曲でした。
 また、小垣江東小学校の子どもたちの演奏も披露してくれました。卒業した6年生も参加し、楽しい雰囲気での演奏でした。
 その後、金管五重奏団アルクスの皆さんの演奏を聴きました。すばらしい演奏で、思わず聞き入ってしまいました。
 午後からは、各パートに分かれて、講習会を行いました。

 年度末の忙しい時期にもかかわらず、50名あまりの先生方に参加していただきました。今後、運動会のドリル演奏や演奏会等にむけて、どのように指導したらよいか、ヒントを得ようと、意欲的に参加していただきました。今日の学びは、先生たちにとって、すばらしい財産となることでしょう。また、明日からの子どもたちの指導に生かしてほしいと思います。
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3/27 ダークマター

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 皆さんはダークマターを知っていますか?
 何か、漫画に出てきそうな名前ですね。

 ダークマターは、ダークという名前のとおり、「暗黒物質」と呼ばれています。ダークマターは、宇宙空間に存在し、質量だけをもち、目に見えない物質のことです。観測可能な光(電磁波)を発しないため直接観測はできません。
 実は、宇宙が何でできているかを調べてみると、われわれが知っている、陽子や中性子など「目に見える」(観測されている)物質は全体の約5パーセントにすぎません。その5〜6倍はダークマターが占めていると考えられます。残りはダークエネルギーと呼ばれている正体不明のものです。
 ちょっと驚きですね。
 では、何故こんな物質があると理論付けられたかですが、このような暗黒物質の存在を示唆する観測が報告されているからです。ちょっと難しい話になりますが、銀河の回転速度、銀河団による背景物体の重力レンズ効果、そして銀河および銀河団を取り巻く熱い気体の温度分布などの観測結果から、このような物質の存在を仮定しないと説明ができないことがでてきたからです。

 今、ダークマターは具体的になんなのか、観測が続けられています。皆さんも聴いたことのある「スーパーカミオカンデ」の中にも、ダークマターを観測する機器が備えられています。
 世界中の科学者がダークマターの正体に迫ろうとしています。きっと、近い将来、この謎も解き明かされることでしょう。そして、そのとき、宇宙はどのような姿を現すのか、楽しみです。

3/26 北海道新幹線 開業

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 1954年(昭和29年)9月26日に来襲した台風15号は、時速80キロというスピードで北上し、北海道に上陸しました。そのとき、青函連絡船「洞爺丸」が被害に遭い、1139名の犠牲者を出しました。それ以来、この台風は洞爺丸台風といわれています。
 この台風で、青森と北海道を結ぶ青函トンネルの必要性が高まり、1961年(昭和36年)3月23日に工事着工、1988年(昭和63年)3月13日に完成をしました。総延長53.85キロは世界最長のトンネルとなっています。
 
 今朝、この青函トンネルを通る北海道新幹線(新青森―新函館北斗、約149キロ)が、開業しました。この新幹線を使えば、東京と新函館北斗の所要時間は最速4時間2分となりました。
 これで、津軽海峡を越え北海道から本州、九州まで初めて新幹線でつながりました。
 東海道新幹線開業から半世紀余り。新たな歴史が刻まれた日です。

 北海道新幹線は整備計画決定から43年。青函トンネルを開通させた方たちや鉄道関係者の方にとっては、まさに感慨無量の日だったと思います。

 これからも安全な新幹線であり続けるよう願っています。
 (写真は中日新聞より)

3/25 人間の分際

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 最近、本屋でよく見かける本で、「人間の分際」という本があります。曽根綾子さんが書き、幻冬舎新書から出版された本です。

 私も、手に取ってみて、「第3章 人間関係の基本はぎくしゃくしたものである」という章が気に入ったので、購入して読んでみました。

 その中の一節に、次の言葉がありました。引用します。

 本当は、人間同士には他人のことなど全く分からないものなのである。親のことも子供のことも、夫のことも妻のことも、知らない部分がたくさんある。ましてや一つ屋根の下にもいない他人のことなど、どうしてわかるのだろう。それなのに、人は平気で他人のことをああだこうだと言う。新聞も週刊誌も、記事の多くはわかるはずのない他人の話である。
 (引用終わり)

 もう少し、話は続いていきますが、これを読まれていかが思うでしょうか。私は、なるほど、と思いました。なかなか含蓄のある話がありますので、もう1カ所、後日紹介します。

3/24 平成27年度

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 平成27年度が終わりました。
 子どもたちにとっては、どんな年だったでしょうか。
 「1年間よくがんばった!」と胸を張って言える年だったでしょうか。

 明日から春休みになります。
 春休みは短いですが、三つのことをしてほしいと思います。

 まず一つ目は、家の手伝いをすることです。何でもいいので、お父さん、お母さんと相談して、やることを決めてほしいと思います。手伝いをすることで、家族の一員としての自覚も出てきます。ぜひ、努力してほしいと思います。

 二つ目は、本を読むことです。活字を読むことは、脳の活性化にもつながります。また、心も豊かになります。ぜひ、たくさん読んでほしいと思います。

 三つ目は、1年間の復習をすることです。今日、プリントが渡された学年もありますね。この1年で学習したことは、春休みの間にしっかり復習しておきましょう。そして、毎日学習する習慣もつけるようにしましょう。

 この三つのことに取り組み、充実した春休みにしてほしいと思います。

3/24 修了式

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 修了式の話

 4月の始業式の時から、3つのことを言い続けてきました。覚えている子は手を挙げてください。しっかり覚えている子もいますね。
 1 授業に真剣に取り組む
 2 あいさつをしっかりする
 3 みんなが集まったときは静かにする
 この3つです。
 覚えているだけではいけません。実行できるようにしましょう。また、4月の始業式に新1年生も来ますので、同じ話をします。しっかりと頭に入れておきましょう。

 もう一つ、卒業式の式辞で話をした、「伸びる子の条件」の話をします。「伸びる子の条件は、素直であること」です。1年間で、いろいろなことを注意されましたね。注意されるのは良くない行いをするからです。素直な子は、注意されて行動をあらためますね。それは、行動をあらためることによって、良い方向に進むことができるからです。良い方向に進むということは、自分の才能が伸びていくということです。
 明日から、13日間の春休みになります。お父さん、お母さんの言葉を素直に聞いて、充実した春休みにしてほしいと思います。

3/23 明日は修了式

 明日は修了式。
 1年間のまとめの式です。
 1学期、2学期と違って、「終業式」ではなく、「修了式」といっていますね。1年間のまとめなので、「終」ではなく、「修」を使っています。
 この1年間で、心や体、そして、頭がどれだけ成長したかをしっかり考えてほしいと思います。1年間で、すべてが成長したはずです。そうでなければ、「修」めることはできませんね。
 そんなことを考えて、明日は式に臨んでほしいと思います。
(写真は、昨年度の修了式です。)
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3/22 教室は、何を思う

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 主のいなくなった教室。
 今、この教室は何を思っているのでしょうか。

 子どもたちの歓声。
 子どもたちの悲しみ。
 子どもたちの喜び。
 子どもたちの驚き。

 そして、立派に卒業していった子どもたち。
 この教室は、子どもや担任の
 様々な思いが今でもこもっています。

 黒板に書かれた言葉は
 今も新鮮に心に響きます。

 この教室は、
 今も、子どもたちの未来を見ています。
 子どもたちの夢も見ています。

 この教室で過ごした日々を、
 これからも忘れないでほしい。

 それが、
 この教室の思いだと思うからです。
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3/21 明日は学校

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 3連休はどのように過ごしたでしょうか。
 天気がよかったので、元気に過ごしたのではないでしょうか。

 明日は学校です。
 修了式まで後3日です。
 今の学級で過ごすのも後わずかになりました。
 残り少ない学級での生活を充実したものにしてほしいと思います。

 明日の登校の時、もう6年生はいません。
 5年生を中心にして、安全に登校しましょう。
 先生たちも待っています。 

3/21 夢

 6年生の子どもたちは、卒業前の図工の時間で、12年後の自分をつくりました。作品には、それぞれの夢が形づくられていました。
 式辞でも話しましたが、夢に向かって努力してほしい。
 ただ、夢は歳を重ねるにつれ変化してもいきます。
 それぞれの場で、一生懸命に努力する。
 そして、ぜひ幸せな夢をつかんでほしいと思います。
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3/20 第88回選抜高校野球大会 開幕

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 第88回選抜高校野球大会が甲子園球場で開幕しました。
 開会式で選手宣誓をしたのは、21世紀枠で出場の小豆島高校の樋本尚也主将でした。

 宣誓文は以下の通りです。

 今から92年前、第1回全国選抜中等学校野球大会が開催されました。その翌年に創部された僕の野球部は来年の春、高校の統合にともない新しく生まれ変わります。
 当たり前にあった景色がなくなる。その重みを僕たちは忘れたくありません。当たり前にある日常のありがたさを胸に僕たちはグラウンドに立ちます。
 そして支えてくださる方々を笑顔にできるよう気迫を前面に出し、全身全霊でプレーすることを誓います。

 小豆島は、21世紀枠で出場した学校です。
 21世紀枠は、秋季都道府県大会において参加校数が128校を上回る都道府県はベスト16、それ以外の県ではベスト8以上の学校の中から、恵まれない環境、他校や地域に良い影響を与えているなどの理由で認められた高校が3校選出されます。

 今年は、21世紀枠の出場校が、3校です。
 この3校の中に、東日本大震災の影響を受けた、岩手県の釜石高校があります。
 この釜石高校は、創立100年超の伝統校で、被災した生徒が全体の3分の1を超え、そのほとんどが現在も仮設住宅で生活しています。親が亡くなったか行方不明という部員も3人います。21世紀枠特別選考委は「甲子園出場は被災地にとっても大きな喜びになる」と満場一致で選ばれました。

 愛知県からも、東邦高校が出場しています。
 地元の高校の活躍も見逃せんが、21世紀枠で出場した学校の活躍も期待したいと思います。
 (写真は、中日新聞より)

3/20 春分の日

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 今日は、「春分の日」では、日本の国民の祝日の一つです。趣旨は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」です。

 この日は、「昼と夜の長さが同じになる。」といわれています。けれども、実際は昼の方が長くなっています。また、「暑さ寒さも彼岸まで」ともいわれ、春分の日で寒さも一段落と考えられています。同様に、秋分の日が暑さが一段落する時です。

 春分の3日前から3日後までを「春の彼岸」といいます。だから、「春分」は「彼岸の中日」です。今日、お墓参りをするところもあります。

 名古屋や福岡では、サクラが開花しました。これから生命の息吹を感じる季節になりますね。

3/19 ずっと 忘れない

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 卒業式の歌で、卒業生が作詞・作曲した歌を歌いました。
 これも、八幡小学校の伝統です。
 今回の歌は、「ずっと 忘れない」
 すばらしい歌でしたので、紹介します。

ずっと 忘れない

星のように一人一人輝き
希望胸に 歩み続けて
未来への階段一歩ふみしめて
夢に向かって進もう きっと叶う
   いつもの道 いつもの教室が
明日からは ちがう景色
ずっと 忘れない

時には つらいこともあったけれど
友達が 助けてくれた
きみとの友情が あったから
乗りこえられた
たくさんの仲間がいてくれた
今まで支えてくれた 家族 先生
そして この八幡小学校
ぜったい 忘れない
千百九十日の思い出と
今 伝えたい 感謝の気持ち
六年間 ありがとう

 八幡小学校を巣立った卒業生。
 「ありがとう」
 この気持ちをもって、中学校でもがんばってください。

3/18 感動

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 今日の卒業式はすばらしかったです。
 時ならぬインフルエンザの流行などで、心配しましたが、137名全員が出席できたことが大変よかったと思います。

 卒業生は本当に立派でした。
 返事の声も大きく、卒業証書を受け取るときの態度もよかったです。
 そして、何より呼びかけと歌声。
 練習の時よりもさらに上手になっていました。
 「やればできる」ことを、しっかり示してくれました。

 また、在校生もすばらしかったです。
 卒業生同様、呼びかけと歌には感動しました。

 そして、校歌。
 体育館中にすばらしい歌声が響きました。
 感動しました。

 すばらしい卒業式をありがとう。
 中学校でも、授業に部活動にがんばってほしいと思います。

3/18 式辞

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     式 辞
 暖冬と言われながらも、寒暖の差が激しかった今年の冬。そんな寒さも峠を越し、今週から暖かくなり、校庭のパンジーも満開となりました。
 このような早春の良き日に平成27年度八幡小学校卒業証書授与式を挙行しましたところ、知多市教育委員会代表様、校区市議会議員の皆様、そして地域関係諸団体の皆様にご臨席を賜りました。高い所からではありますが、教職員、児童を代表し、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございます。
 また、保護者の皆様、お子様のご卒業誠におめでとうございます。高学年に手を引かれながら、小学校の校門をくぐってから6年がたちました。本日の子どもたちの晴れ姿をご覧になり、八幡小学校で過ごした6年間での成長した姿に、感慨もひとしおかと思います。お喜び申し上げます。
 さて、137名の卒業生の皆さん。卒業おめでとうございます。皆さんとは、2年間、学校生活を共にしました。この二年間、ほぼ毎日授業を見に行きましたが、授業に対する集中力、そしてけじめある態度は大変立派でした。先生の話や友達の発表をよく聞く、自分で考えるときはしっかり考える、相談するときはきちんと相談する等、すばらしい雰囲気がありました。そのため、学級のまとまりもよく、学校行事でも大活躍をしました。とくに、本校の伝統行事である、すもう大会の団体戦では、みんな必死になって学級の応援をしていました。また、修学旅行の班行動では、自分勝手なことをせず、最後まで班として行動していました。この2年で、皆さんのすばらしい姿をたくさん見ることができました。
 さて、本日の卒業証書授与式に当たり、皆さんに、二つのことをお話ししたいと思います。
 まず一つ目ですが、ある方が、著書の中で、伸びる子の条件として「素直」であることをあげ、次のように述べています。
 「何かの行動をして先輩や親から注意される。この注意は、よくない行動だから注意されている。そのとき、素直な人は、そうかあ、これはよくないことなんだと反省して改めようとする。ところが素直でない人は、これを改めようとしない。よくない行動というのは、信号で言えば、黄色の信号である。この次に進むと、赤色に突入してしまう。それが分かっているから注意するのである。一度ないし二度の注意で聞かないのであれば、周りはもう注意しない。それは、もともと素直でないからである。自己責任はまだいいのだが、一番いけないのは、周りに迷惑をかけてしまうことである。」
 皆さんは、これから大きく成長していきます。その中には、多くの成功がある反面、様々な失敗もあることでしょう。大切なことは、失敗をしたときにしっかり反省し、行動をあらためる素直さをもつことです。言い訳ばかりしたり、責任を人になすりつけたりしていては伸びることはできません。「素直」であること。これが伸びるための条件であることを覚えておいてほしいと思います。
 もう一つは、先日聞いた講演の内容です。皆さんは、日本初の国産ジェット旅客機MRJは知っていますね。昨年秋に近くの名古屋空港からはじめてテスト飛行をしたニュースは新聞、テレビでも報道され、ホームページでも紹介しました。このMRJをつくった方が小学生に「MRJをつくるには何が必要ですか。」と聞いたそうです。小学生の返事として、「技術者(人)」「お金」「材料」と答えたそうです。けれども、この人は、「夢」という答えを用意していたそうです。少しの困難があっても「夢」に向かって挫けず、何とかできないかを常に考えて前を向いて進んでいく。MRJをつくるにあたり、何があっても「夢」を追いかけて、何とか実現させていこうという思いが大切だった、と教えていただきました。
 今、皆さんは、様々な「夢」をもって、中学校に飛び立とうとしています。その「夢」をぜひ叶えてほしい。そのためには、「夢は必ず叶う」と思う信念と、夢に向かって「こつこつ努力する」我慢強さが必要だと思います。世界的な指揮者の佐渡裕さんは、中学校の文集に、「ベルリン・フィルの指揮台にたつ。」夢を書きました。そしてこの夢の実現のために、努力を続け、とうとう、その夢を実現させました。確かに、こういう人は一部の人かもしれません。しかし、夢に向かって努力しない限りは、永遠に夢をつかむことはできません。夢をつかむための努力を惜しまないようにしてほしいと思います。
 さて、なごりはつきませんが、皆さんの進む中学校生活が楽しく、有意義であることを祈念して式辞といたします。

平成28年3月18日 
知多市立八幡小学校長  山田純一郎

3/17 明日は卒業式

 準備は整いました。
 明日は卒業式です。きっと、感動的な卒業式になることでしょう。
 
 明日の予定は次のようです。

 卒業生登校8 : 3 0 〜 8 : 4 5
   (3階廊下で胸花を付けてもらい教室へ)
 保護者受付8 : 5 0 〜 9 : 0 5
   (体育館内… 下駄箱は運動場側を使用)
 卒業生入場9 : 2 5
 卒業式開始9 : 3 0
 卒業生退場1 0 : 5 5
 
 この後、教室で最後の学級活動を行います。保護者の皆様は、南館3階で思い出のアルバムを上映しますので、ご覧ください。
 その後、見送りがあります。
 すばらしい卒業式にするために、ご協力よろしくお願いします。
 (写真は、昨年度の卒業式の様子です。)
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3/17 子どもホームページ

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 10月から行ってきました、「子どもホームページ」も、本日アップした「六年生からのメッセージ」で終了です。10月から今日まで、時間がないなか、本当に一生懸命行ってくれました。ご苦労様でした。
 ホームページで子どもの生の声がアップされてくるのも、大変良かったと思います。また、平成28年度は新メンバーで行っていきたいと思います。お楽しみにしていてください。
 
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