最新更新日:2024/06/12
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教育目標 向上心をもち、自らを切り拓く活力に富んだ生徒の育成  令和6年度重点努力目標 自分の良さを実感し、粘り強く行動できる生徒

平成25年度 修了式 〜 感謝と希望 〜

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3月20日(金)修了式を行いました。”終わりよければ、全てよし”という言葉がありますが、それを実感させる立派な修了式だったと思います。
 以下に式辞を掲載いたします。

 式 辞

 先日の卒業式は厳粛な中にも感動あるすばらしい卒業式となり本当にうれしく思います。
182名の卒業生の態度、式歌はもちろんのこと、皆さん1・2年生、在校生の態度、全体合唱もすばらしく、心のこもった思い出に残る卒業式になりました。
 また、先日の生徒集会での生徒会長、学年代表2名の決意表明もすばらしく、「いよいよ自分たちの出番だ。」そんな意気込みを感じる発表でした。
 
 2月末に行われた2年生が行った「立志式」で大変感心したことがありました。式そのものやテーブルマナーへの参加態度もよかったのですが、2年生全員が親宛に書いた「決意の手紙」の内容がすばらしいことに感心しました。
 その内容で共通に書かれていたことは、次のようなことです。
 1 立志式が自分の将来や職業を考えるきっかけとなった。
 2 多くの人が、自分の将来の夢やなりたい職業を持っている
 3 自分の夢の実現には「あきらめない心」が大切である
 4 自分の心の支え励ましとする「好きな言葉」を持っている
 5 自分の夢や希望を実現するためには、今の自分は「勉強不足」である
 特に、私は5番目の、自分はまだ「勉強不足」あると思っている人が多いことに感心しました。今の自分に満足するのではなく、自分はまだ足りないと思える人は、努力する人であり、伸びる人だと思います。2年生、すばらしいですね。
 
 こんな計算をしてみました。その勉強不足を補うために、1日あたりテレビやゲームをする時間を1時間削って、勉強時間に充てたとします。1年間で、1時間×30日×12ケ月で360時間多く勉強できることになります。私たちは、学校で1日あたり6時間勉強していますから、360÷6=60日多く勉強できます。1ヶ月は30日ですから、60日÷30日=2ヶ月ということになります。
 つまり、1日あたり1時間多く勉強することにより、1年間で2ヶ月多く勉強することができる計算になるのです。
 卒業式の式辞の中でも、「毎日の生活習慣がその人をつくる。普段の生活が、その人の人生のねっこをつくる」という話をしました。毎日たった1時間の勉強時間の差が、1年後、2年後、3年後、大きな学力の差となって現れるのです。毎日たった1時間、勉強時間を増やし継続することにより、「勉強不足」を解消することができ、自分の夢、希望の実現に近づくことができるのです。
 
 毎日の生活習慣は勉強だけの話ではありません。
 あいさつが元気よくできるか。 服装がきちんとしているか。
 時間が守れているか。    整理整頓がしっかりできているか。 
 「あいさつ」「服装」「時間」整理整頓」。
 毎日の習慣としてこれからも皆さんには期待します。
 
 この1年間で皆さんの心も体も大きく成長しました。それぞれの学年が進級し、2年生は最高学年としての3年生、1年生は中堅学年としての2年生となります。
 皆さん一人一人が先輩として、まもなく入学してくる169名の模範となり、尊敬される先輩になってほしいと思います。
 また、この1年間,皆さんが部活動はじめ様々な活動で活躍できたのも、多くの皆さんの支えがあったお陰であり、感謝の心を忘れないでほしいと思います。
 
 最後になりましたが、春休み,進級に向けて勉強、そして部活にしっかり取り組んでください。気持ちを緩め過ぎて,交通事故にあったり,けがをしないように注意して過ごしてください。
 「自分の命は自分で守る」の気持ちを忘れず、しっかりした生活をしてほしいと思います。
 以上で、式辞といたします。

                    2014.3.20
                  伊達市立梁川中学校長 鈴木 昭夫

 

感動、そして涙! 第67回卒業証書授与式

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 3月13日(木)、本校アリーナにおいて、第67回卒業証書授与式が挙行され、卒業生182名が本校を巣立ちました。
 今年は、3年前、小学校の卒業式ができなかった生徒への思いも込め、在校生合唱「明日の空へ」にも取り組みました。
 卒業生、在校生ともに、態度、式歌ともに立派であり、厳粛な中にも、感動ある卒業式になったと思います。私としては、特に、卒業証書授与の際、一人一人の生徒が、私と目を合わせ証書を受け取ってくれたことに大変感動し、うれしく思いました。
 卒業生の前途に幸多かれと改めて祈念いたします。

式 辞
(前半 省略) 
 さて、みなさんのこの中学校生活三年間は、東日本大震災と正に重なる三年間でした。
 三年前、小学校卒業を目前にひかえた今頃、どんな気持ちで小学校最後の日々を過ごしていたのでしょうか。卒業式もままならない状況の中、大きな不安を抱えながら過ごしていたことを思うと、本日、立派に成長した姿を見るにつけ、誠に感慨深いものがあります。
 
 震災直後の当時、気仙沼市のある中学校の生徒会長の卒業式での答辞が全国的に反響を呼びました。『苦境にあっても「天を恨まず」運命に耐え、助け合って生きていくことがこれからの私たちの使命です』と言いきった十五才。この言葉を聞いたとき、身が震える程感動したことを覚えています。
 この大震災で、私たちは、「命の大切さ」や「絆」の大切さ、そして、人として、「どう生きていかなければならないか」など、多くのことを感じ、考え、学びました。そのことを、生涯忘れることなく、皆さんの人生の糧にしてほしいと思います。 また、この「絆」という言葉が繰り返し使われる中、「絆」とはいったい何かと考えたとき、実は、特別の時や緊急の時にだけ求められるのではなく、むしろ、何気ない日々、日常生活の中にこそ「思いやり」、「やさしさ」、「助け合い」がなければならないと強く感じさせられました。
 毎日、何気なく送っている生活こそが、その人をつくる。普段の生活が、その人の人生の「ねっこ」になると思います。
 あいさつを元気よくしているか。
 早寝早起きができているか。
 食事をしっかり食べているか。
 時間を守って行動しているか。
 整理整頓を心がけているか。
私生活がめちゃくちゃで勉強が、スポーツが、仕事ができるはずがありません。
 震災当時、話題となった岩手県陸前高田の「奇跡の一本松」を覚えていますか。正に、しっかりした根を張っていたからこそ、大きな津波にも負けず、立ち続けることができたのです。根は、土の中にあり、普段は目に触れることはありません。しかし、根を育てることを怠れば、太い幹も、枝葉を広げることも、花を咲かせることができません。
卒業生の皆さんの将来は明るい、しかし、楽しいことばかりではありません。むしろ、苦しいことの方が多いかもしれません。「思いやりとやさしい心」をもって、毎日の生活を大切にし、自分の人生の「ねっこ」を広く、深く育ててほしいと思います。
 そして、将来、その育て上げた大樹に人生の大輪を咲かせ、社会に貢献できる立派な大人になってほしいと願っています。
 豊かな人生を切りひらく力は、人間のねっこを育てる過程で培われ、日々の生活の中で育てられるものであることをみなさんには忘れないでほしいと思います。 
 本校、校歌最後の歌詞「前途は、花と咲き匂う」のごとく、卒業生百八十二名の皆さん一人一人が、どんな花をどのように咲かせるかを楽しみに、幸多き人生となることを心より祈念いたします。
(後半省略)

 
 平成26年 3月13日 

                      伊達市立梁川中学校長 鈴木昭夫

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